「相棒season15」第3話

テレビ朝日のドラマ「相棒season15」の第3話「人生のお会計」を見ました。

医師から末期の癌を宣告され残りの人生をどう生きるか考え始めた営業成績が最下位の保険外交員の谷中さん(石井正則さん)は、通りかかった家に飛び込みの営業をすることにしたのですが、部屋の中から男性の呻き声が聞こえたので空いていたドアから慌てて中へ入り、首を吊って自殺をしようとしている山本さん(十貫寺梅軒さん)を思わず助け、警備の仕事をしながら一人で暮らしている山本さんが10年前に一人娘を殺した男に復讐をしたいと願っていることを知り、高齢の山本さんに代わってその男に復讐をすると約束しました。

その数日後、山本さんが後頭部から血を流して倒れているのを同僚が発見して通報しました。サイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官の青木年男(浅利陽介さん)から事件のことを教えられて知った特命係の杉下右京(水谷豊さん)と冠城亘(反町隆史さん)は、仏壇の娘の遺影の前に皺になった名刺が置かれていた、山本さんの保険金の受取人ともなっていた保険外交員の谷中さんに山本さんの死を伝え、自殺をしたのかと動揺する谷中さんの行動を追って、会社のお金を横領した末の自殺だった山本さんの娘を間接的に死に追いやった当時の交際相手で、今は別の会社の社長令嬢と結婚している田島(渋江譲二さん)を狙う谷中さんの犯行を阻止しようとするのでした。

脚本は櫻井智也さん、監督は兼﨑涼介さんでした。

ドラマの初めのほうの、谷中さんと山本さんの場面が何だか面白くて、「相棒」らしい感じもして、物語に引き込まれました。「相棒」なのですが、特命係の右京さんや冠城さんよりも、今回は石井正則さんの演じる“特に何もない平凡な会社員”の谷中さんが主人公として生き生きと描かれていたように思います。

「人生のお会計」というサブタイトルの意味が私にはいまいちよく分からなかったのですが、拳銃を買うために背中に刺青を彫ったり、田島の居場所を聞き出すためにホストクラブで大金を使ったり、山本さんとの「復讐」の約束を山本さんと自分自身のために果たそうとしていく谷中さんの執念が、怖く描こうと思えばいくらでも怖くなりそうなところを、コミカルに表現されていて、どうなるのだろうと気になりながら、最後までそれなりに楽しく見ることができました。

ただ、右京さんの推理力のすごさを見せるために?右京さんの台詞で谷中さんの行動の謎を説明してしまうというところは、少しもったいなかったようにも思えました。また、サイバーセキュリティー対策本部の青木さんが特命係の部屋に来てサイバーとは何の関係もないこの事件のことを右京さんに話して捜査を依頼するというのも、少し不自然に思えました(山西惇さんの演じる組織犯罪対策部組織犯罪対策五課の角田課長が「暇か?」と特命係に遊びに来るのは、部屋が隣ということもあってまだ分かるのですが、サイバーセキュリティー対策本部も暇という設定になっているのでしょうか)。

最後、生きるために何をしたいかを考え続けていた谷中さんの病状は少し良くなっていたということでした。最初の診断が間違っていたというほどではないのかもしれませんが、余命が短いことを知った谷中さんが拳銃のために大きな刺青まで入れてしまったことについては、これからまだしばらく生きるのだとしたら(数年は刑務所に入るのかもしれませんが)、いつか後悔することもあるのかもしれないなと思いました。

“内輪受け”のような要素が増えてしまっているのが私にはどうしても少し気になってしまうのですが、ともかく、次回の「相棒15」もそれなりに楽しみにしていようと思います。
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