「相棒season15」第4話

テレビ朝日のドラマ「相棒season15」の第4話「出来心」を見ました。

NPO法人「青空らくだの会」という謎の宗教施設に相談に来た会社員の山田隆(武子太郎さん)は、牧師風の平井貞男(風間杜夫さん)とその妻を装う尾形留美子(内田慈さん)の「美人局」の詐欺に引っかかり、悪い行いを清めるために“寄付金”を支払うように言われて、コンビニエンスストアのATMへお金を下ろしに行くことになりました。詐欺師の平井さんは、山田さんに付き添って施設の外へ出たのですが、その途中で、ひったくり犯に鞄を盗られた女性に遭遇しました。平井さんは、犯人を捕まえるのは警察の仕事だと、助けるつもりはなかったのですが、その女性の叫び声を聞いて、咄嗟に自転車に乗って逃げようとする犯人を突き飛ばし、その間に“カモ”の山田さんに逃げられてしまいました。

偶然現場に居合わせた警視庁特命係の杉下右京(水谷豊さん)は女性を保護し、右京さんと一緒にいたサイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官の青木年男(浅利陽介さん)は、そのひったくり犯が捕まるまでの様子を動画で撮影して「消えたヒーロー」としてインターネット上に公開しました。

右京さんと冠城亘(反町隆史さん)は、お礼を言いたいという被害者に頼まれて「消えたヒーロー」を捜すことになり、事件の付近を歩いている時、「青空らくだの会」の事務所前の庭で花に水をあげていた平井さんと出会いました。

一方、捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)は、一人暮らしの女性が部屋で絞殺されるという連続殺人事件の捜査を行う中で、被害者の女性たちが立ち寄っていたコンビニエンスストアの防犯カメラから、ある会社員男性を特定し、その男性の周辺を調べていました。

そのようなある夜、平井さんは、事務所に侵入してきた男性に襲われて額に傷を負いました。怪我をしている平井さんがその経緯を隠そうとしているのを見た右京さんは、「青空らくだの会」の真相を掴むため、夫婦を装う平井さんと留美子さんの詐欺師のもとに、青木さんを送り込むのでした。

脚本は山本むつみさん、監督は藤岡浩二郎さんでした。

今回は、右京さんと冠城さん、伊丹さんと芹沢さんはそれぞれ別々に捜査をしていたのですが、その二組よりも、風間杜夫さんの演じる平井さんと内田慈さんの演じる留美子さんの詐欺師の二人の個性が面白かったように思います。

「相棒」は刑事ドラマなので殺人事件が絡むのは仕方がないことなのかもしれないのですが、コンビニエンスストアで見かけた女性を一方的に好きになって家に押しかけてネックレスをプレゼントしようとするという、女性との距離感の取り方が分からない会社員の「ストーカー殺人」が絡んでいなかったとしても、「相棒」としては成立した物語でもあったような気がします。

青木さんが普通に詐欺に引っかかっていたらしかったのは少し意外でしたが、でも、ますます「警察嫌い」(特命係嫌い?)になったようでもありました。

右京さんが平井さんを詐欺師かもしれないと違和感を持ったきっかけは「山形弁」だったのですが、組織犯罪対策第5課の角田六郎課長(山西惇さん)の妻は山形出身の人だそうです。

平井さんは、高齢者を電話一本で狙う「振り込め詐欺」などとは違う、対象者と直接会って駆け引きをしてお金を巻き上げることを重んじるプロの?詐欺師のようだったのですが、右京さんに捕まって取り調べを受けることになった平井さんが、山形の母親との思い出を右京さんたちに語る場面が描かれていたのも良かったように思います。

牧師風の詐欺師の平井さんがひったくり犯を捕まえるきっかけは、山形弁で叫ぶ女性の声を聞いて、昔の自分が悲しませた母親を思い出したからだったのですが、それを自分の出来心だった、魔が差したのだと、神様を利用した詐欺を行った自分を笑う平井さんに、右京さんが、それは神様の出来心だったのかもしれないという風に話していたのが、何だかかわいらしくて、全体的には全くさわやかな展開の話ではなかったのですが(初期の2時間ドラマの頃の「相棒」のようでもありました)、最後は意外とすっきりとした気持ちで見終えることができたような気がします。
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