「山女日記~女たちは頂きを目指して~」第4回

NHKの「プレミアムドラマ」の「山女日記~女たちは頂きを目指して~」の第4回を見ました。

第4回は、登山ガイドの立花柚月(工藤夕貴さん)と元同僚の商社勤務の梅本舞子(佐藤藍子さん)とその年下の恋人で劇団員の小野大輔(武田航平さん)が唐松岳の山頂を目指す話の後編でした。

崖から落ちそうになって右足首を痛めた舞子さんの助けを要請するために大輔さんが一人で山頂の山荘へ向かっている間、柚月さんは、梅本さんから「ミッション」の続きを聞いていました。一人での外食ができるようになった舞子さんが、餃子店でアルバイトをしていた大輔さんに出会った後に決めた「ミッション6」は、「演劇を見る」でした。下北沢の小劇場で偶然大輔さんの出演する演劇を見た舞子さんは、大輔さんのことが気になるようになり、「ミッション7」を課して餃子店の大輔さんにサインをもらい、「ミッション8」として告白をすることにしました。

大輔さんからもらったチケットでその演劇を見に行った舞子さんは、花束と手紙を渡そうと、舞台の後のロビーで大輔さんを待っていたのですが、ファンの若い女性たちに囲まれている大輔さんを見て気後れし、花束と手紙を近くのスタッフに預けて帰ってしまいました。しかし、舞子さんが部屋で落ち込んでいた時、手紙の封筒に(真面目に?)住所を書いていた舞子さんの部屋を、大輔さんが訪ねて来ました。そうして舞子さんと大輔さんは付き合うことになったようでした。

足を怪我していた舞子さんは、柚月さんの年下の先輩の山岳ガイドの木嶋岳志(黄川田将也さん)に背負われて、山頂の山荘へ向かうことになりました。柚月さんは、自分には舞子さんを背負うことができないと思っていたようなのですが、木嶋さんによると、知り合いの女性ガイドの中には登山客を背負って登った人もいるということでした。

大輔さんは、舞子さんが木嶋さんに背負われてきたのを見て少しショックを受けていたようだったのですが、それには大輔さんの過去の出来事も関わっていました。

舞子さんと大輔さんが付き合うようになるまでの話を柚月さんは舞子さんから山荘で聞いていたのですが、少女漫画風の二人の出来事に感激する柚月さんも面白かったです。

それから舞子さんが自分に課した「ミッション9」は、「登山をする」でした。“日本一”の富士山に登るという目標でした。しかし、大輔さんは、舞子さんのその目標を、舞子さんが数字に囚われているだけだということに気付いていました。数字に踊らされるほどバカバカしいことはないよ、と大輔さんは、自分が山梨出身で、家の窓から毎日富士山を見て育ったということを舞子さんに話し、事あるごとに富士山を引き合いに出されて一番を目指すようにと言われて育ち、大手の証券会社に就職したが、数字漬けの毎日を過ごしていたある日数字が読めなくなり、仕事で失敗して依願退職させられたと打ち明けました。

その頃、大輔さんは仕事に行く時のスーツ姿のまま、電車やバスを乗り継いでロープウェイにも乗って、唐松岳に登ろうとして、通報を受けた木嶋さんに叱られたということでした。

舞子さんの足首の怪我も、バレーボール部の練習や試合の中で怪我をしたものではなく、このままバレーボールを続けていてもいいのかと悩んで就職活動を始めた時に、慣れないヒールの靴で転んでしまって靭帯に怪我をしたというものでした。

舞子さんは、唐松岳の山頂に行くことができない舞子さんと一緒に山を下りると言っていた大輔さんを残して、早朝、一人で唐松岳を登り始めました。目を覚まして舞子さんがいないことに気付いた大輔さんは、柚月さんに連絡し、木嶋さんと3人で舞子さんを探しに行き、一人で山を登る舞子さんの姿を見つけました。携帯電話がつながった舞子さんと会社員だった過去の話をしながら大輔さんは山を登り、再会した舞子さんと4人で山頂に到達すると、舞子さんに見せたいものがあるとある方向を指しました。

その先にあったのは、遠くに小さく見える富士山でした。富士山の前には他にもたくさんの山々があり、ここから見える富士山は主役ではないのだということを、大輔さんは以前に来た時に感じてほっとして、その景色を舞子さんにも見せたいと思っていたようでした。

大輔さんとの唐松岳の登山に感動していた舞子さんは、最初は大輔さんと二人で登る予定だったけれど柚月さんたちと登ることができて良かったとも話していました。会社員を続けている舞子さんを尊敬していた柚月さんは、本当に大切なことは“なりたい自分”を思い描くことなのだと気付いたと、舞子さんに感謝していました。それから舞子さんと大輔さんの二人は、「舞ちゃん好きだー!」、「大ちゃん大好きー!」と山頂から叫んでいました。「ミッション10」として、結婚をすることになるのかもしれません。

唐松岳を下り、舞子さんと大輔さんのガイドを終えた柚月さんは、柚月さんの手作りの帽子をかぶって登山に出掛けたらしい西山美津子(南野陽子さん)からのお礼のメールを読んでいました。舞子さんからのメールには、“森のくまさん”とのことは今度会った時に聞かせてとあって、それを読んだ柚月さんは、元恋人の吉田真守(萩原聖人さん)と山頂の山荘で出会った時のことを思い出していました。

夏山の山荘の「最後の生ビール」を柚月さんに譲った吉田さんは、少し強引なところのありそうな感じの人でしたが、何か大きな夢を持っている人でもあったようでした。

脚本は吉川次郎さん、演出は金澤友也さんでした。

主人公の柚月さんの物語というよりは、柚月さんの元同僚の舞子さんの物語が中心で、登山の場面と思い出の場面とは、半分ずつくらいだったように思うのですが、舞子さんや大輔さんがどのような思いを抱えて山を登っているのかということが丁寧に描かれているように思えましたし、どちらも良かったように思います。

強いて言えばなのですが、唐松岳の山荘辺りからの夕景や星空や明け方の山々などの映像がもう少しドラマの中にあると、山のドラマとして、もっと良かったような気がします。きれいそうだったので、もう少し見たく思えたのです。

でも、ともかく、第4話も楽しく見ることができました。本当に大切なことは“なりたい自分”を思い描くこと、という柚月さんの台詞を聞いて、私はどのような自分になりたいと思っているのだろうと、少しはっとしました。次回からはまた別の物語になりますが、柚月さんが白馬岳のガイドをする話も楽しみにしていようと思います。
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