「家政夫のミタゾノ」第7話

テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」の「家政夫のミタゾノ」の第7話を見ました。

第7話は、創業100周年を迎えた老舗干物店「松丸商店」の六代目社長の松丸保志(温水洋一さん)の依頼で、ぎっくり腰になった妻の聖子(濱田マリさん)の代わりに3日後の法事の日まで住み込みで家事をすることになった「結家政婦紹介所」の三田園薫(松岡昌宏さん)と花田えみり(清水富美加さん)が、一人娘のりん(新井美羽さん)が先祖の霊がいると認めるお屋敷の幽霊の存在に怯えながら、黒猫のさんまちゃんでもネズミでもない何かの気配を察し、家政婦がすぐに辞めてしまうという怪しい松丸家に潜む“幽霊”を炙り出していく、という話でした。

脚本は西荻弓絵さん、演出は片山修さんでした。

第7話も、とても面白かったです。

今回にはホラーの要素が多かったのですが、実はお化けが苦手だった三田園さんと花田さんが一緒にお屋敷内に響く物音や鏡の写る人の顔などに怖がり続けていたのも面白かったですし、コメディーでもあり意外とシリアスな良い話でもある物語の展開のテンポも良くて、最後まで楽しく見ることができました。

花田さんとりんさんが遊んでいたからくり人形の茶坊主がテーブルの上から落ちそうになったところで、三田園さんが時間を止めて、家事情報をまとめていました。塩素系漂白剤でカビを取るというのは知っていたのですが、片栗粉に混ぜて塗ると汚れに密着して良いというのは知らなかったので、今度試してみようと思いました。しばらくラップをかぶせておいて、洗い流す時には、お湯で流すと片栗粉が固まってしまうということで、水で流すと良いのだそうです。

松丸家の屋根裏部屋に潜んでいたのは、借金を抱えて失踪し、その後亡くなったと言われていた先代の五代目社長(温水洋一さん)でした。先祖の幽霊に見守られていると思っていた孫のりんさんは、本当に祖父に見守られていたのでした。松丸夫妻は、失踪してからすぐに自宅に戻ってきた五代目と相談して7年間自宅に五代目を隠しておくことにしたようでした。六代目は、父親である五代目のアイデアを活かして新しい干物の商品を開発し、柔らかい高級干物「六代目の底力」は大ヒットして会社を立て直し、失踪から7年後、死んだことになっている五代目の死亡保険金が下りると、そのお金で設備投資もしたということでした。

明るい陽の光を浴びて自然と笑顔になれない人はすでに腐っているのかもしれないと、松丸夫妻と五代目に話した三田園さんは、五代目の社長の法事の日、りんさんといとこの少年を「開けるな」と書かれたシールで誘導して、集まった親戚に五代目の居場所を発見させました。

五代目の社長は、孫のりんさんの顔を真っ直ぐ見ることができなかったのですが、りんさんは、写真でしか見たことがなかった祖父に生きて会うことができたことを嬉しく思ったようでした。目の前にいる写真によく似た人がおじいちゃんだと分かった時のりんさんの明るい「イエーイ!」がとても良かったです。

200万円を貸したと主張していた親族の男性に、三田園さんが、松丸夫妻が箪笥から封筒ごと出していた150万円をそのまま返していた場面も良かったです。男性が貸していたのは200万円ではなく150万円で、それは松丸夫妻がその人に返そうと思って準備していたものだったのかもしれません。

その後、警察官が迎えに来ていたりんさんの両親と祖父は、干物会社やお屋敷は失ったようなのですが、りんさんと家族4人で暮らすことができるようになったようでした。何も知らずに明るく素直に育ったりんさんが家族を自然に救う存在になっていたところが良かったです。

お屋敷を出ていく家族を、窓から先代の幽霊が見ていた時、茶坊主が「結家政婦紹介所」からの請求書を運んできたのですが、その顔はなぜか三田園さんでした。普通に茶坊主の人形のままでも良かったのではないかなとも思えたのですが、ともかく、いろいろ面白かった第7話でした。

予告によると、次回が最終回なのだそうです。松丸家のりんさんが「おじさんおばさん?」と不思議そうにしていた女装の家政夫の三田園さんの謎というか、男時代のことが描かれるようでした。次回で終わってしまうというのが少し残念にも思えるのですが、最後に三田園さんが何を大掃除するのか、最終回もまた楽しみにしていようと思います。


ところで、このドラマの三田園さんの大掃除とは少し違うかもしれないのですが、昨日の報道番組では、定例会見を行っていた東京都知事の小池百合子さんが、東京オリンピック・パラリンピックの会場見直し問題について、結局“大山鳴動して鼠一匹”のようではないか、と記者に言われて、ネズミどころか大きな「黒い頭のネズミ」がいっぱいいるということがこれで分かったのではないか、これから「黒い頭のネズミ」をどんどん探していきたいと思う、と反論していたという時の映像が流れていました。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森会長たちの思惑通りに「海の森水上競技場」に決まってしまったことなどは確かに残念に思えるのですが、私には、小池百合子都知事の行っていることがそれほど無駄なことだとは思えません(小池都知事を批判している報道番組のコメンテーターの方などは、その前の舛添要一都知事やその前の石原慎太郎都知事のほうが良かったと思っているのでしょうか)。税金の使われ方や入札のされ方などを見直して予算を削減することも大事なことだと思います。フジテレビの夜の報道番組「ユアタイム」(遅い時間ですが、少しだけ見ました)では、「大山鳴動して鼠一匹」の諺に対する上手い意趣返しだと感心していたのですが、「頭の黒い鼠(ネズミ)」というのは、お金や物を盗む身近な人間をネズミに例えて暗に指す言葉なのだそうです。「鼠」の諺を使った質問に咄嗟に「鼠」で答えることができるというのは、頭の回転が速いというか、何だかすごいなと思いました。「頭の黒いネズミ」という言葉を私はよく知らなかったのですが、昨夜の報道で聞いて、もしかしたら、水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』の「ねずみ男」もその言葉に関係しているのかなと、何となく思いました。

あと、その昨夜の「ユアタイム」では、先月から公開されているアニメ映画「この世界の片隅に」のことが紹介されていました(私も見に行ったのですが、本当にとても良い映画でした)。キャスターを務める市川紗椰さんがこの映画を好きだそうで、監督の片渕須直さんに会いに行き、制作スタジオ?の一角で対談をしていました。片渕須直監督は、どのような映画であるかを見る人それぞれに委ねるような映画を作りたかったのだそうです。

映画「この世界の片隅に」のことがテレビで紹介されることはなぜか少ないように思うのですが、何気なく点けた深夜の「ユアタイム」で「この世界の片隅に」の特集を見ることができて少し嬉しく思いました。
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