「鬼平犯科帳 THE FINAL」前編と後編

フジテレビのスペシャルドラマ「鬼平犯科帳 THE FINAL」の前編と後編を見ました。

2夜連続で放送された、それぞれ約2時間の時代劇でした。原作は、私は未読なのですが、池波正太郎さんの小説『鬼平犯科帳』です。ドラマは、1989年に放送が始まってから、連続と単発を合わせて合計149作品あるそうです。私は近年のスペシャルを何度か見たことがあるくらいでほとんど知らないのですが、「ファイナル」ということもあって今回も見てみることにしました。

主人公は火付盗賊改方の長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門さん)で、その他の主な登場人物は、妻の長谷川久栄(多岐川裕美さん)、同心の酒井祐助(勝野洋さん)、木村忠吾(尾美としのりさん)、密偵のおまさ(梶芽衣子さん)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦さん)、京極備前守(橋爪功さん)です。

前編の「五年目の客」は、盗賊・羽佐間の文蔵(吉澤健さん)の手下の江口の音吉(谷原章介さん)の姿を見かけ、見張ることにした平蔵さんが、音吉が狙っていた「丹波屋」の主人の源兵衛(平泉成さん)に5年前に見受けをされて女将となっていた元遊女のお吉(若村麻由美さん)がかつての客の音吉の影に脅かされていることを知り、病弱だった弟の庄次(渡辺大さん)を養うために遊女となっていたお吉さんを過去の苦しみから解き放つ話でした。

後編の「雲竜剣」は、妖気の漂う殺気をまとう謎の剣豪・石動虎太郎(尾上菊之助さん)に命を狙われていた平蔵さんが、貧しい人や年老いた人や行き場のない人を受け入れる「報謝宿」を営んでいた元武家で医師の堀本伯道(田中泯さん)と再会し、人格者の伯道の息子として雲竜剣を受け継ぎ、父親に捨てられたと思い込んで殺人鬼となっていた虎之助と対決する話でした。

前編の脚本は金子成人さん、後編の脚本は田村惠さんでした。監督は山下智彦さんでした。エンディングに流れていたテーマ曲は、ジプシー・キングスの「インスピレイション」という曲でした。

私としては、前編は人間関係が複雑で難しい物語のように思え、後編のほうがシンプルで少し社会派でもあって見やすい物語になっていて良かったように思えました。そして、その後編の、「雲竜剣」を使う剣豪の田中泯さんの演じる堀本伯道と尾上菊之助さんの演じる石動虎之助の迫力のある雰囲気がかっこいいなと思いました。私は実際の剣豪を見たことはないのですが、伯道さんも虎之助さんも、本当の剣豪のように見えました。

平蔵さんが立ち寄った道端の白玉売りがさだまさしさんだったのも何だか面白かったです。平蔵さんは、「報謝宿」のために、鍵師の助治郎(中村嘉葎雄さん)を逮捕せずに江戸から追放することにしたようだったのですが、助治郎さんがもう食べられなくなると言われていた「一本うどん」という極太のうどんは、主に江戸の名物料理だったということなのでしょうか。

今回で「鬼平犯科帳」の時代劇は「ファイナル」ということですが、虎之助さんを上回る剣豪だった平蔵さんは無事でしたし、最後も日常の穏やかな場面で終わっていたので、またいつか何か別の形で放送されることもあるのかもしれないなと思いました。
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