「カインとアベル」第8話

フジテレビの「月9」のドラマ「カインとアベル」の第8話を見ました。

第8話は、高田総合地所株式会社の取締役に就任した弟の優(山田涼介さん)の急伸に焦りを感じていた副社長の隆一(桐谷健太さん)が、叔母の桃子(南果歩さん)の再婚相手であるIT企業の社長の黒沢幸助(竹中直人さん)から、社長で父親の高田貴行(高嶋政伸さん)と弟の間に割って入らなければ外されるようになると言われて追い詰められ、父親や弟の動向を探るためについに盗聴器を設置するまでになってしまい、それに気付いた弟から役員会議で副社長の解任を提案されてしまう、というような話でした。

脚本は山崎宇子さん、演出は武内英樹さんでした。

父親は長男を跡取りとして育てている間は次男を相手にせず、ビジネスマンとして成果を出した次男が後継者に向いていると思うと今度は次男ばかり取り立てて長男をあまり相手にしないようになっていて、性格の異なる兄弟の二人ともを同じくらい大事にしたほうが家庭のためにも会社のためにも良いと思うのですが、その極端な父親による「贔屓」の偏りが兄弟間に悲劇を生んでいるという感じの展開になってきています。

ショスタコーヴィチの「交響曲第5番第4楽章」の曲の流れるオープニングは相変わらず仰々しく思えるのですが、劇画的?な「昼ドラマ」風の雰囲気はそれなりに面白いようにも思えてきました。

先週の「VS嵐」の対戦相手は「カインとアベル」の出演者チームで、山田涼介さんの綱渡りの往復はすごかったのですが、その番組を見た印象では、ドラマの原作について櫻井さんに訊かれて、原案は『旧約聖書』の「創世記」の「カインとアベル」だと答えていた山田涼介さんなど出演者の方たちは、ドラマの原案が『旧約聖書』だということについては深く掘り下げないでほしい様子でした。実際に、兄弟間の格差や葛藤の話自体は珍しくはないのですし、“原案『旧約聖書』”ではなくても良かったような気がします。ドラマを見た人が、『旧約聖書』の「カインとアベル」の話のようだなと思うくらいのほうが良かったのではないかなと思います。

それでも一応、毎回の感想を書くことはできていないのですが、何となく物語の続きが気になって見ています。平幹二朗さんが演じていた会長の高田宗一郎さんを寺尾聰さんが演じているのを最後まで見てみようという気持ちで見ている部分もあります。

また、今回を見ていて、寺尾聰さんが演じている高田総合地所の会長の宗一郎さんは高田家の全体を見守る人物で、竹中直人さんの演じる黒沢さんは高田家の兄弟を誘惑する悪魔的?な人物なのかなとも思いました。

隆一さんの婚約者の矢作梓(倉科カナさん)に、仕事には魔力があると話していた宗一郎さんは、「家族」を思い出してそれに取り込まれずに済んだということなのですが、その場面を見ていて、確かに「仕事の鬼」とか「出世の鬼」という言葉が使われているのを聞いたことはあっても、「遊びの鬼」とか「さぼりの鬼」というような言葉は(どこかでは使われているのかもしれませんが)あまり聞いたことがないなと思いました。

今回の第8話では、出世して役職に就いて権力を持つようになった弟は傲慢になり(梓さんからは「どこにでもいるただの優秀なビジネスマン」と言われていました)、弟に副社長の座を追われて自分の存在意義を見失いかけている兄はノイローゼになりかけていました。兄に失踪癖のようなものがあるのは、副社長としてはあまり良くないのかもしれませんが、兄の繊細さを表しているようにも思えます。

私にはすごく面白いドラマというのとは少し違うのですが、結末が『旧約聖書』の「カインとアベル」のようになるのかどうかということも含めて、あと数話となった物語の続きを私ももう少し見ていこうと思います。


ところで、昨夜のこのドラマの前の時間には、TBSで「第49回 日本有線大賞(2016)」が生放送されていました。テレビ東京の「THEカラオケバトル」で連続で100点を取っていた林部智史さんが「あいたい」で新人賞を受賞して歌っているのを見て、一視聴者として少し嬉しく思いました。
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