「IQ246~華麗なる事件簿~」第9話

TBSの「日曜劇場」のドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」の第9話を見ました。

第9話は、和藤奏子(土屋太鳳さん)と執事の賢正(ディーン・フジオカさん)の活躍によって殺人容疑を晴らすことができた法門寺沙羅駆(織田裕二さん)は、北鎌倉の自宅へ戻った直後、服毒自殺をしたというマリア・T(中谷美紀さん)がそう見せかけて牢獄を脱走したのだと気付き、交通事故に遭って大怪我をして搬送された賢丈(寺島進さん)の手術中の病院をハッキングして患者たちの命を人質に取ったマリア・Tの居場所を探るため、棚田警視総監(篠井英介さん)からの御前様(井上真樹夫さん)が入院した病院に来てほしいとの連絡を断り、すでに来ていたその病院内にいると思われるマリア・Tの協力者を見つけ出していく、という話でした。

脚本は泉澤陽子さん、演出は坪井敏雄さんでした。

予告によると次回が最終回ということなので、今回は最終回の一つ前の話ということになるのですが、何というか、私には、一体何なのだろうと思えてしまうようなところの多い話でもあったように思います。

マリア・Tの件と同時に、マリア・Tがハッキングした病院の元外科医の院長(菅原大吉さん)と、医者に扮装して病院内に潜入していた男性(矢柴俊博さん)の件も描かれていたのですが、その事件は第9話の物語の中では「おまけ」のような印象でした。

マリア・Tは、犯罪者予備軍を見つけ出してその人を自分の協力者にして目的を達成する人のようでしたし、そのようなところは良いと思うのですが、最初のほうに描かれていた「午前様」なる人物の件はよく分からないままになっていましたし、賢正が昔のグレて?いた頃にマリア・Tに利用されていたらしい部分も、中途半端のままになっていたような気がします(賢正が過去に荒れていたのだとするなら、沙羅駆さんは賢正さんの幼馴染みというだけではなく、一種の保護監察官ということでもあったのでしょうか)。そのような要素が混ざっていたために、「一話完結」の部分の院長の医療ミスによる被害者の犯行の部分が小さい印象になっていたのかなと思います。

IQが高過ぎる天才的な人(それがどのような人物なのかはよく分かりませんが)の悲しみが描かれていたのは、良かったような気がします。考え過ぎて世界の未来を悲観的に見てしまうということも、分かるような気がしました。でも、どうして自殺はいけないのか、どうして殺人はいけないのか、というような素朴な問いは、比較的「普通」のことなのだと思いますし、IQ300とかIQ246とかの、特別なIQの高さを表現するものとしては、物足りないような気がしました。しかも、それについて沙羅駆さんやマリア・Tは答えていませんでした。

そのような場面を見ていて、「天才」や「変わり者」に見える登場人物を作るのは難しいのだろうということも改めて思いました。

賢正さんがマリア・Tを殺したいほど憎んでいる理由もはっきりとは描かれていなかったのですが、ともかく、賢正さんは憎きマリア・Tに発砲し、賢正さんの殺人行為を止めようとマリア・Tを庇った沙羅駆さんの肩の辺りを誤って撃ってしまいました。沙羅駆さんの怪我の程度は一応軽かったようなのですが、その隙にマリア・Tに再び逃げられ、最後はマリア・Tの策略によって、警察官たちに沙羅駆さんの射殺命令が出ていました。

何というか、法門寺沙羅駆さんが「シャーロック・ホームズ」でマリア・Tが「モリアーティ教授」なのだとするなら、最初のほうから、沙羅駆さん(と賢正さんと和藤さん)とマリア・Tの対決の構図になっていたほうが良かったのではないかと思います。最終回の一つ前の第9話で急展開になるというのは、すごく悪いということではないのですが、もったいなかったような気もしてしまいました。

ともかく、来週の最終回も楽しみにしていようと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム