「チームメディカル レディ・ダ・ヴィンチの診断」最終回

フジテレビのドラマ「チームメディカル レディ・ダ・ヴィンチの診断」の最終回(第10話)を見ました。

天才ピアノ少女の藤原ひかり(根岸姫奈さん)のもやもや病の手術の日の朝、自宅で倒れていたところを発見されて東光大学病院に搬送されたらしい解析診断部の脳神経外科医の橘志帆(吉田羊さん)は、脳動脈瘤を患っているという診断を受けました。橘さんの代わりにひかりさんの手術を行うことになった外科医の新田雪野(相武紗季さん)は、急場しのぎとして間接バイパス手術を行って終えたようでした。

病院長の北畠昌幸(高橋克典さん)は、解析診断部のメンバーに、橘さんが2年前の公園での爆弾事件に巻き込まれていたこと、その事件でその日に10歳の誕生日を迎えた娘を亡くしたことを話しました。娘を亡くしてから医師の仕事を辞めて引きこもっていた橘さんは、半年ほどして医師として復帰したそうで、その理由までは北畠院長は知りませんでした。

娘の真央(藤澤遥さん)のことを思いながら病室で目を覚ました橘さんは、ひかりさんの手術をするために退院の準備を始めていたのですが、解析診断部の部長の岩倉葉子(伊藤蘭さん)に止められました。岩倉さんは、私にも子供がいるから分かる、2度も子供を喪うなんて辛過ぎると、橘さん自身の選択を尊重していました。

ひかりさんは、虚血性発作で左肩の麻痺が起きていたのですが、別の受け入れ先の病院がなかなか見つかりませんでした。橘さんは、ひかりさんの手術をするために脳動脈瘤を取るか、真央さんの幻覚を見続けるために脳動脈瘤を取らないことにするかで迷っていました。

橘さんは、真央さんを事故で亡くして部屋に引きこもっていたある日、生前の真央さんが図書館から借りたままになっていた本を見つけて返却しに行きました。そこで、胸を抑えて苦しみ出した男性に遭遇した、医者を辞めた自分が助けるべきなのかどうかを迷っていた橘さんは、幻覚として現れた真央さんに、苦しんでいる人を助けてあげて、と頼まれたのでした。

集中治療室で眠っているひかりさんを見ていた橘さんに、真央さんは、苦しんでいるのは生きているからだ、ひかりさんが幻覚の私と違って存在していると言いました。そして、私がいるのは脳動脈瘤の中じゃない、私はいつもここにいる、と真央さんは橘さんの胸に手を当てて、苦しんでいる人を助けてあげて、と頼んでいました。橘さんは、脳動脈瘤を取ると決意し、ママ大好きだよ、と言う真央さんに、ママも真央が大好きだよと伝えました。

再び麻痺が起こり、ひかりさんは予断を許さない状況になっていました。解析診断部に向かった橘さんは、岩倉部長に、脳動脈瘤を摘出しますと話し、雪野さんに執刀を頼みました。雪野さんは、研修医時代に橘さんの手術を見たことがあり、それ以来橘さんを目標にしていたようでした。橘先生がもう一度メスを握ることができるように私が最高のオペをします、と言った雪野さんたちに、橘さんは、この病院に来て良かったと応えました。

橘さんの手術は成功したようで、一週間後、橘さんはひかりさんの手術をすることになりました。橘先生は、2年前の事故現場に娘といたことをひかりさんに話し、それを聞いたひかりさんから、真央さんは元気ですかと訊かれると、元気よ、だからあなたも頑張りましょうと手術を受けるひかりさんを励ましていました。

ひかりさんの脳の手術を成功させた橘さんは、目を覚ましたひかりさんから、2年前の夢を見ていたと、その時の真央さんのことを教えられました。事故の直後、真央さんは、私のママは医者なの、だから私のママがきっと助けるからと、意識を失いかけているひかりさんに声をかけ続けていたようでした。その話を聞いた橘さんは、真央はいつも誰かを励ましているのねと涙を流していました。

その後、北畠院長に遭遇した岩倉さんは、院長を辞めようと思うという北畠さんから、院長の座を譲られそうになり、はっきりと断っていました。私は解析診断部の部長として注目されたいの、と言った岩倉さんは、院長を続けなさいよと北畠さんを励ましていました。

最後は、橘さんが解析診断部で他の医師たちと患者さんの病因を探る場面でした。その時、橘さんは、中に見つからないなら原因は外にあるのかもしれないという真央さんの助言の声を聞いてはっとしていました。そして、研修医の田丸綾香(吉岡里帆さん)にいつものように“探偵”の役を頼もうとしていました。

脚本は田中眞一さん、演出は星野和成さんでした。

最終回は、橘さんが真央さんの幻に説得されて娘の死を乗り越え、脳神経外科医として復活する話でした。

具体的な手術の描写はなかったのですが、このドラマは手術を見せるタイプの医療ドラマではないので、それも良かったのだと思います。

生前の真央さんや幻覚の真央さんの存在が医師としての橘さんのことも支えているということが丁寧に描かれていて、とても良かったです。真央さんの幻覚はもう一人の橘さんということでもあったのだろうと思いますし、真央さんの説明の理屈に筋が通っているところも良かったです。脳動脈瘤を取ったら真央の姿が見えなくなるのではないか、というところから、脳動脈瘤を取っても真央はいなくならない、という風に橘さんが納得していく過程にも、優しさがあったような気がします。

最後、橘さんが田丸さんに調査を頼むところで終わっていたのも、いつもの橘さんに戻ったのだなということが描かれていたように思えて良かったです。真央さんが言ったとおりに、手術を受けた後の橘さんに真央さんの存在が感じられているというところも良かったです。

ひかりさんが真央さんのことを憶えていて、手術の成功した後に橘さんが生前の娘のことをひかりさんから聞いて知るという展開も良かったですし、良い最終回でした。

北畠院長と岩倉部長が良き理解者という感じの人になっていたところも良かったのですが、そう思うと、第1話のバタバタとした感じが、少しもったいなかったようにも思います。不思議な真央さんの存在感の演出も良かったですし、回を重ねるごとに良くなっていくドラマという印象でもあり、NHKの「総合診療医 ドクターG」のようだった部分も含めて、最後まで楽しく見ることができました。
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