「カインとアベル」最終回

フジテレビの「月9」のドラマ「カインとアベル」の最終回(第10話)を見ました。

代議士への贈収賄容疑がかけられた高田総合地所株式会社の取締役の高田優(山田涼介さん)は、証拠不十分で東京拘置所を出たのですが、高田総合地所の株は大暴落してしまいました。失脚した優さんは、自分が会社から追い出した元副社長の隆一(桐谷健太さん)とその婚約者の矢作梓(倉科カナさん)の家を訪ねて兄に謝りました。

そして、隆一さんと話し、代議士が自分を利用し、株価の下がった高田総合地所を乗っ取ろうとしているのではないかと気付いた優さんは、叔母の高田桃子(南果歩さん)の再婚相手であるIT企業の社長の黒沢幸助(竹中直人さん)に会いに行きました。それは黒沢さんと代議士がつながっているのではないかと考えたからでした。しかし、桃子さんは、黒沢さんを信じ切っていました。叔母が黒沢さんを信じているということを考えていた優さんは、社長で父親の高田貴行(高嶋政伸さん)を説得し、叔母を重役にして、叔母の婚約者の黒沢さんに、会社を守るためのお金を出してほしいと協力を頼みました。

黒沢さんを叔母の婚約者と認め、家族として迎えた高田家は、高田総合地所の上場廃止を決め、会社の倒産を防ぎ、社員たちを守ることができたということでした。そうして(記者会見なども行っていないですし、詳しい流れはよく分からないのですが)、会社の株も安定したということでした。梓さんが独自に調べていたことによると、黒沢さんは、“悪人”ではなく、たくさんのお金を慈善事業に寄付していた“善人”でした。

兄の隆一さんと弟の優さんは、昔からお互いに相手のことを羨ましがっていたということを認めて仲直りをしていました。その後、梓さんと結婚式を挙げた兄は高田総合地所の営業部長として会社に戻り、弟はしばらく外国のリゾート開発会社に勤めるということでした。最後、トランクを持って会社を出た優さんは、兄の隆一さんに見送られながら、新しい人生を歩き出していました。

脚本は阿相クミコさん、演出は武内英樹さんでした。

会長の宗一郎さんを第2話まで演じていた平幹二朗さんが急逝し、第4話からは寺尾聰さんに交代したという出来事もあり、その点でも私はこのドラマを最後まで見てみようと思っていました。

前回の第9話は、兄を追い出した優さんが贈収賄疑惑で逮捕されるという急展開で終わっていたのですが、最終回は大団円でした。

黒沢さんと籍を入れた桃子さんは新婚旅行に出かけ、優さんは小料理屋の女将の広瀬早希(大塚寧々さん)の勧めで同僚の柴田(山崎紘菜さん)と付き合うことにしたようでした。

高田総合地所の会長の高田宗一郎(寺尾聰さん)は、子供たちを失ったと嘆いていた貴行さんに、家族だから大丈夫だというようなことを話して励ましていたのですが、このドラマのテーマは、家族を信じる、というようなことだったのかなと、何となく思いました。善い人のようでもあり悪い人のようでもあった黒沢さんも、高田家の家族として認められて頼られたことが嬉しかったようでした。

このドラマは『旧約聖書』の「創世記」の第4章の「カインとアベル」の物語を原案としたということですが、このドラマとしては、やはりタイトルが壮大過ぎたのではないかなと思います。兄弟間の確執や争いの物語はよくあるのですし、「カインとアベル」は分かりやすいとしても、別のタイトルのほうが良かったような気がします。「カインとアベル」というタイトルに振り回されてしまった部分もあったのかなとも思います。

最終回では、最後のほうの、海の見える場所で優さんと話していた梓さんの、私たちは最初から違う船に乗っていた、同じ景色を見ていたから同じ船に乗っていると勘違いして、それを恋だと思うこともあったけれど、あの時に戻っても優君はあれ以上私に近付かなかったと思う、あなたはお兄さんを愛しているから、というような台詞の場面が良かったです。

父親である会長に愛される自由な姉を持っていた父親の育て方に偏りがあったのも問題だったような気はするのですが、後継ぎとして育てられた兄の隆一さんと放任されて育った弟の優さんを成長させたのは、兄の婚約者の梓さんだったのではないかなと思いました。

私にはすごく面白いドラマだったというわけではなかったのですが、それでも、最終回まで見ることができたということは、それなりに楽しく見ることができたということだったような気もします。「カインとアベル」というタイトルと、『旧約聖書』が原案のドラマだということを、私が少しも気にしないでいることができたなら良かったのかもしれません。


ところで、このドラマを見た後、「SMAP×SMAP」の最後の「ビストロスマップ」の放送を見ました。最後のビストロのお客さんは、タモリさんでした。草なぎさん(なぎの文字は弓偏に剪)の友達でもあるタモリさんがゲストということもあって、最近の回の中ではスマップのメンバーの5人が楽しそうで、気軽に会話ができているような感じに見えて、一視聴者の私も楽しくいつもよりもう少し安心してこの番組を見ることができました。

SMAPとタモリさんが過去に共演した時の思い出のVTRも良かったです。SAMPのメンバーも若かったのですが、タモリさんが若かったのが何だか面白かったです。

松坂ポークを使った料理や、タモリさんの好きなサバを使った料理を食べたタモリさんは、中居さんの「判定は?」に、どちらもおいしかったからと、判定を拒否していました。中居さんによると、判定を拒否したのは女優の真野響子さん以来なのだそうです。最後、タモリさんは、5人にそれぞれの名前入りのバカラの星型の透明なガラスのペーパーウェイト?を贈っていました。かわいいガラスの星が赤い箱に入っていました。

歌のゲストは椎名林檎さんでした。最後の東日本大震災の募金のお知らせの場面を見るといつも、この番組は偉いなと思います。5年前の東日本大震災や今年の熊本地震などのことを毎週忘れずに言う番組があることは、重要なことだと思います。でも、「SMAP×SMAP」は次回が最終回だそうです。本当に終わりになってしまうのでしょうか。何だか不思議な感じがします。

タモリさん司会のお昼の帯の長寿番組だった「笑っていいとも!」が終わったのは、昨夜の「SMAP×SMAP」によると、2014年ということでした。もっと前だったような気もしていたので、2年前なのかと少し驚いたのですが、この頃にはすでに始まっていたフジテレビの低迷は今も続いているのだなということを改めて思いました。
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