「君に捧げるエンブレム」

3日の夜9時からフジテレビで放送されていた新春大型ドラマ「君に捧げるエンブレム」を見ました。

近年恒例になっているお正月のフジテレビの嵐の「アラおめ!」の一環の、約2時間半のスペシャルドラマでした(昨年は二宮和也さん主演の「坊っちゃん」でした)。

サッカー日本代表に選出された直後、交通事故で背骨を骨折して脊髄を損傷し、腰から下の神経が麻痺するという事態に陥った元天才的Jリーガーの鷹匠和也(櫻井翔さん)が、仲川家の両親(小林薫さん、倍賞美津子さん)の反対を押し切って籍を入れた妻の未希(長澤まさみさん)の存在に支えられてリハビリ生活を送っていたある日、市役所の福祉課の鶴田仁志(田中哲司さん)が主催する車椅子バスケットボールチーム「Wings」に出会い、鶴田さんや、チームの得点王でありながら肺癌とも闘っている向井大隼(市原隼人さん)や、車椅子バスケ界のエースの神村錬(安藤政信さん)の生き方に触れながら、パラリンピックの車椅子バスケの日本代表を目指していく、というような話でした。

元サッカー選手の車椅子バスケットボール選手で、今はサッカーと車椅子バスケのコーチをしているという京谷和幸さんの実話を原案にしたドラマだそうです。ドラマの脚本は安達奈緒子さん、演出は西浦正記さんでした。

和也さんをずっと追いかけていたスポーツ新聞の記者の福本廉太郎(香川照之さん)は、サッカーから車椅子バスケに転身した和也さんのことも応援して、記事にしていました。

何というか、日本テレビの「24時間テレビ」の中のドラマのようでした。「障害」を描くという点でそのように思えたのかもしれないのですが、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、これからはスポーツを扱うドラマが増えるのかもしれないなということも、何となく思いました。

車椅子バスケットボールの場面としては、田中哲司さんの演じる鶴田さんも、市原隼人さんの演じる向井さんも、安藤政信さんの演じる神村さんも、とても良かったです。私は車椅子を使わないバスケットボールの場合と同じく車椅子バスケットボールのこともほとんど知らないのですが、車椅子をぶつけたりそうして突き倒したりする動作には迫力がありましたし、特に市原隼人さんと安藤政信さんは、何か、本当の選手のようにも見えました。

車椅子バスケの話であり、元プロサッカー選手の転身復活劇でもあるのだと思うのですが、ドラマを見た印象では、自信過剰で傲慢でふてくされ屋のところのある和也さんの性格が周囲の人たちの影響によって良い方向へ直されていくというような物語でもあったように思えました。

外側から見てすごいと思えるような人は、実はたくさんの人に支えられたり見守られたりしている人でもあるということなのかもしれません。

ドラマでは時間の経過がはっきりとは描かれていなかったので、突然鷹匠家に子供がいたりもしていたのですが、もしかしたら解説の字幕などが出ていたのを私が見逃してしまっただけなのかもしれません。また、和也さんが車椅子に乗る様子や、車椅子から一人で車に乗り換えるような場面、車椅子で街を移動する時のバリアフリーの問題などは、特に描かれていませんでした。和也さんが電車の車両から車掌さんの協力を得て駅のホームに降りる場面はありましたが、駅へ向かうところや、駅のホームにたどり着くまでの場面はありませんでした。

このドラマの、車椅子バスケの仲間たちと新たな夢を掴もうとする元Jリーガーの和也さんの復活劇には、直接的には関係のないことなのかもしれないのですが、私としては、このドラマの中にもそのようなところがもう少しあっても良かったような気がしました。
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