「しあわせの記憶」

TBSの夜9時から放送されていた「MBS開局65周年記念 新春ドラマ特別企画」の「しあわせの記憶」を見ました。

昨夜の9時には、フジテレビの新ドラマ「大貧乏」の初回も重なっていたので少し迷ったのですが、そちらのドラマは一応録画をしておくことにして、放送時間には2時間と少しの長さのこちらのドラマを見てみることにしました。

妻の津島純子(麻生祐未さん)とお弁当屋さんを経営し、一時は事業を拡大していたものの、ライバル店に負けて全店舗閉店に追い込まれ、借金や家のローンを残したまま失踪し、後に長女の夏波(北川景子さん)から母親と離婚をするよう迫られて応じた三浦太郎(渡辺謙さん)が、5年後、清掃会社をリストラされアパートを追い出されて、喫茶店でパートをしながら時々コーヒー豆店の尾方正志(菅原大吉さん)元妻と同級生と会社を経営している長女と近所のコンビニエンスストアでアルバイトをしている次女の冬花(二階堂ふみさん)の3人が暮らしている家に戻ってくる、というところから始まる家族の再生の物語でした。

脚本は大石静さん、演出は竹園元さんでした。

今が大変だとしても家族との幸せな記憶を持つ人は新しくまた幸せな家族の記憶を作ることができる、というような話だったのかなと思います。

決して悪くはなかったと思うのですが、ただ、この物語をどのような気持ちで見ていたら良いのかが私には少し分かり難く思えてしまう部分もありました。

5年ぶりに家族の前に現れた気さくな性格?の父親が、コーヒー豆店の男性従業員と親しくしている母親と、共同経営者である大学の同級生の吉岡幸起(三浦貴大さん)と会社の将来に関して意見がすれ違っている長女と、毎日アルバイト先の先輩の田島佑(千葉雄大さん)に怒られながら自分には何もないしやりたいこともないと悩む次女を、自分が一家の主でいた頃の家族の形から家族を解放する話でもあったと思うのですが、元妻と長女と次女に身近にいる好きな男性との結婚(あるいは結婚に似た新しい家族を持つための共同生活)を勧める話でもありました。

例えば、脚本家の山田太一さんのドラマとは少し違うかもしれないのですが、長女の夏波さんの「~かしら」や「~わよ」という女子力の高い?語尾の話し方や、青森出身のコミュニケーション能力の高い世話好きの父親の太郎さんの雰囲気にも、何となく、昭和時代のホームドラマの印象がありました。

あと、番組表の解説には「平成の寅さん」と書かれていたと思うのですが、太郎さんは、映画「男はつらいよ」の寅さん風の人ではなかったように思います。寅さんとは違いましたが、人当たりが良いというか、人と人とをつなぐ人ではありました。

ローンの残っていた自宅は、結局売却することにしたのでしょうか。「家」を離れた太郎さんはこれからどこへ行くのだろうということも、はっきりとはしない終わり方でしたが、何か新しいことを始めたい人に送る、というような、新春の2時間のホームドラマらしい感じはあったような気がします。
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Author:カンナ
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