「おんな城主 直虎」第2回

NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第2回を見ました。

第2回は、許婚の井伊亀之丞(藤本哉汰さん)に成り済まし、今川の家臣に捉えられた井伊家の姫のおとわ(後の直虎、新井美羽さん)が、村の少年たちの顔を確認させられていた父親の井伊直盛(杉本哲太さん)たちの前に連れて来られるという場面から始まっていました。おとわは、「竜宮小僧」を探していたのだと今川の家臣に言って、その場を切り抜けました。

おとわは、山奥で亀之丞に追いつき、亀之丞が亡き父の井伊直満(宇梶剛士さん)からもらったという大切な笛を渡して、井伊谷に戻ってくるまで亀之丞を待っていると約束しました。おとわが亀之丞の着物を着ていたのは、亀之丞に無事に逃げてもらうために、自分の着物と亀之丞の着物を交換したからでした。

謀反人の息子を逃がした井伊家に対し、今川家は、新野左馬助(苅谷俊介さん)に代わる新しいお目付け役に井伊家筆頭家老の小野和泉守政直(吹越満さん)を任命し、さらに、小野和泉守の嫡男の鶴丸(小林颯さん)をおとわの新しい婚約者にするよう命じました。

直満からの鼓のプレゼントを受け取り、練習を始めていたおとわは、父親と母親の千賀(財前直見さん)から、井伊家存続のために鶴丸と結婚してほしいと頼まれたのですが、自分には亀之丞がいると断り、一方、父親からおとわとの結婚を伝えられた鶴丸も、亀之丞を待っているおとわのことを考えて、自分には井伊家の当主になる器はないと断っていました。

井戸のそばで鶴丸に会ったおとわは、鶴丸と結婚するようにという命令を反故にする方法はないかと相談し、一緒に考えていたのですが、その夜、乳母のたけ(梅沢昌代さん)はおとわの寝室を見て絶叫しました。おとわがいなくなっていたのです。誘拐されたと考えた井伊家は、村中を捜索し始めました。

その頃、おとわは荷物を持って山を歩いていました。家出をしたようでした。小屋を見つけ、藁の中で眠ろうとしたおとわは、その藁の中で先に休んでいた謎の男(ムロツヨシさん)に驚くのですが、何かをくれたら食事を出すというその男にきれいな櫛を渡してお粥をもらうことができました。その男は、で、村同士が争って相手の村に人がいなくなった場合に人手として差し出される用の人として村で養われているという流浪人だということでした。おとわが藁の上で眠ると、その男はおとわの荷物を開けて見ていたのですが、井伊家の捜索隊を目撃し、少女が井伊家の姫だと知ると、翌朝、袋詰めにしたおとわを井伊家のお屋敷に差し出しました。

小屋の男が誘拐犯と間違われて処刑されそうになったのを止めたおとわは、家出をした理由を両親に打ち明けました。龍潭寺の南渓和尚(小林薫さん)から言われた、正解は一つではない、という言葉を思っていたおとわは、井伊家からの小野家の鶴丸との結婚の命令に従うしかないと考えていた母親を「アホ」呼ばわりし、親に向かって悪い言葉を使ったことを怒った母親に部屋に閉じ込められてしまったのですが、泣き疲れたらしいおとわは、しばらくして鼓を打ちながら考え始め、鶴丸との結婚話を反故にするためのある秘策を思い付いたようでした。

乳母のたけの絶叫を聞いて駆け付けた直盛が見たのは、長い髪を根元からざくざく切り落として短髪にしている楽しそうなおとわの姿でした。

作(脚本)は森下佳子さん、演出は渡辺一貴さんでした。

第2話も、とても面白かったです。

亀之丞に待っていると約束し、亀之丞がいつか井伊家に戻ってきた時に自分が別の人と結婚していたら亀之丞がかわいそうだと両親の前で泣いて鶴丸との結婚を拒否するおとわと、亀之丞の父親の直満を陥れた父親を疑い、亀之丞を待つおとわのために今川家からの結婚の命令を拒否しようとする鶴丸との距離感も良い感じがします。

おとわの優しい母親の千賀さんの真っ当な厳しさも良かったですし、おとわにインスピレーションを与える「竜宮小僧」と猫好きの南渓和尚の存在感も良いです。

最後のおとわの断髪が「おかっぱ」ではなかったところも良かったです。龍潭寺にはおかっぱの髪形の尼僧はいないようですし、おとわがもしも「出家」を思い付いて、そのお寺の僧侶のことを思い出したのだとしたなら、坊主頭にするほうがごく普通であるように思えるからです。

おとわを守るために頑張っている乳母のたけさんの絶叫の場面も、何だか面白く思いました。何と言っても、新井美羽さんの演じるおとわのすっきりと突き抜けた感じがすばらしいです。おとわの性格も良いのですが、おとわと亀之丞と鶴丸の幼なじみ3人の理知的というか、論理的な考え方のできるところも、とても良いです。

3人が別々の道に進みつつある今回では、お付きの者と二人で逃げている亀之丞は、もともと病弱ということもあってか、小屋の軒先で熱を出していました。

また、今回は、ムロツヨシさんの演じるボロボロの服を着て小屋にいた謎の男の場面も(少し異質でしたが)面白かったです。おとわを井伊家に連れて行き、処刑されそうになるのを免れたその人は、井伊家からお金を受け取って嬉しそうに帰って行ったのですが、またいつかこの物語の中に登場することもあるのでしょうか。


ところで、先日のNHKのBSプレミアムの「英雄たちの選択」は、「“おんな城主”の賭け~次郎法師の生き残り戦略~」ということで、「おんな城主 直虎」の主人公の井伊直虎の特集だったのですが、その番組では、あえて「おんな城主 井伊次郎法師」として伝えていました。この大河ドラマの放送が始まる少し前、直虎に関するの新資料が見つかり、「おんな城主・直虎は実は男だったのか」という説がメディアの見出しにも出ていましたが、司会の歴史学者の磯田道史さんによると、「井伊直虎は男だったのではないか」ではなく、「井伊次郎法師は直虎を名乗らなかったのではないか」と考える方が正しいのだそうです。

井伊家には「井伊次郎法師」という女性の城主が実在するものの、その人が「直虎」を名乗ったかということについてははっきりとした証拠がない、ということのようでした。書類の署名(花押)の筆跡の比較なども、専門家が検証をしないとよく分からないのだそうです。大河ドラマのタイトルが「おんな城主 次郎法師」だったら正しいようなので、それならそうすればいいのにとも思えたのですが、ともかく、「おんな城主 直虎」のドラマは今のところとても面白いですし、「英雄たちの選択」の「おんな城主 次郎法師」の特集も、良かったです。番組を見た印象では、井伊次郎法師は、地道に粘り強く井伊家を守った方だったようでした。
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