阪神・淡路大震災から22年と、昨夜の「橋下×羽鳥の番組」のこと

今日は、阪神・淡路大震災から22年の日です。朝、阪神・淡路大震災の報道を見た時の衝撃は今でも憶えています。その大震災に関するドラマなどは、発生から20年の頃まではよく放送されていて、私は、阪神・淡路大震災から何年、と聞くと、NHKで2010年の頃に放送されていたドラマ「その街のこども」のことを思い出します。時間は経過しても、被災した方の心に受けた傷はそう簡単には癒えないのだろうと思います。今でも被災の状況は続いているそうですし、東日本大震災や熊本と大分の大震災のこともですが、そのような震災の起きたこと、これからも起きるかもしれないことを、私も忘れないようにしようと思います。


ところで、テレビ朝日では、昨年の春頃から「橋下×羽鳥の番組」という、元大阪市長で日本維新の会の法律政策顧問を務める弁護士の橋下徹さんを司会とする討論形式風の社会派バラエティー番組が放送されています。羽鳥慎一アナウンサーは、司会というよりは、補佐的な進行役を務めているという印象です。

私はこの番組が始まった当初は、どうしてテレビ朝日は「維新の会」の関係者の橋下徹さんの冠番組を作ることにしたのだろうと、少し不思議に思えていました。でも、政治関連の討論の話になるのなら面白いかもしれないですし、そのような番組ができること自体は悪くないようにも思えていました。

そうして何となく(テーマによって)私も見てはいるのですが、一視聴者の私には、橋下さんが自分の意見を少し強めの口調で無理矢理押し通そうとしている感じが、少しずつ苦手に思えるようにもなってきました。もしかしたらなのですが、橋下さんは、現実的で合理的なのかもしれないとしても、あまり論理的なほうではないのかもしれません。

昨夜の放送は、20日に正式に大統領に就任するらしいトランプ次期大統領と天皇陛下の退位(譲位)の法整備の問題を討論するということだったので、私もまた見てみました。ゲストの一人には、憲法学者の木村草太さんも来ていました(木村草太さんが橋下さんのことを「徹さん」と名字ではなく下の名前で呼んでいたのも何だか面白かったです。仲が良いのでしょうか。それとも、もともと話す相手を下の名前で呼ぶことの多い方なのでしょうか)。

討論の内容は、普通のものでした。トランプさんが大統領に就任したら日本は変わるだろうか、それとも変わらないだろうか、変わるとしたら良くなるだろうか、それとも悪くなるだろうか、ということと、天皇陛下が退位なされる際には『皇室典範』の改正をして未来の天皇にも対応できる恒久的な制度とすることが望ましいか、今上天皇陛下一代限りの「特例法」を作って対応することが望ましいか、ということが話し合われていたのですが、橋下さんの意見は、トランプさんに関しては、トランプ次期大統領と安倍首相とロシアのプーチン大統領は波長が合う(好き嫌いが一致するというような意味だそうです)からトランプさんが大統領に就任したら日本は世界のリーダーになれる(日本の意見を諸外国へ向けて言うことができるようになるという意味だそうです)というもので、天皇陛下の退位の法整備の問題に関しては(憲法学者の木村草太さんは皇室典範の改正が望ましいと言っていたのですが)、「皇室典範改正」にはどうしても計り知れない時間がかかるから“適当”でもいいので「特例法」で対応するべきだというようなものでした。

橋下さんと現首相の安倍さんと次期アメリカ大統領のトランプさんの波長が一致するというような話はともかくとしても、そのような方たちは本当に考え方がよく似ているのかもしれないなと思いました。昨夜の番組では、橋下さんは、権力を持つ立場の人間が人種差別や宗教差別の発言をすることを、そのくらいの一つや二つ、という風に考えているようでしたし、トランプさんの差別的な発言とは具体的には何を言ったのかと、「保育園落ちた日本死ね」の記事について、昨年の安倍首相たちが、誰が書いたのか、匿名である以上実際本当に起こっているのか確認しようがないと話していたのと似たような言い方をしているのを見て、残念に思いました。大統領としてはまだよく分からないトランプさんのことを、橋下さんが今から絶賛しているのも少し謎に思えました。

天皇陛下の退位の法整備の問題についても、橋下さんは、官邸や官邸が呼んだ有識者たちと同じような結論を出していました。「皇室典範改正」に反対をする方は、その理由として「皇室典範改正」には膨大な時間がかかるからだと言いますが、私には、それはおそらく“やる気”の問題であるような気がします。今の与党は、通したい法案や改正したい法律を半ば強引にでも変えることができているので、与党が「皇室典範」の改正を本気で目指すのなら、野党の民進党もそれを提案しているのですし、憲法や皇室について長く研究なさっている方もたくさんいるようですし、すぐにできるのではないかと思います。天皇陛下の昨年のビデオメッセージのお言葉の中で、天皇陛下は、未来の天皇のことや未来の皇室のこともご心配なさっています。首相や「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」に呼ばれた官邸側の人たちが、時間がないからできないとするのは、特に「皇室典範」の改正をしたくないからなのではないかなと思います。

何というか、橋下さんとは別の考えを持つ方が何かを言おうとしても、答えや質問は途中で遮られて少しずらした別の話に置き換えられて、橋下さんがもっともそうな強い口調で押し通して話を終わらせてしまうので(番組の構成かもしれませんが)、そのような点で、番組を見ていて少し疲れてしまいました。橋下さんが話していたことによると、以前に一度天皇陛下に謁見する機会があったそうなのですが、それが天皇陛下の在位何周年の時の記念の式典だったのかということは憶えていないようでした。

「橋下×羽鳥の番組」ということなのですし、橋下さんの意見が最終的には正しいような感じで伝えられる番組になっても別に良いのだとは思いますが、橋下さんの話し方や考え方が好きな方(同調できる方)ならもう少し気軽な気持ちで見ることができる番組なのかなという感じもしました。あと、昨夜のこの番組にはウーマンラッシュアワーの村本大輔さんも出演していたのですが、意外と(と言っては失礼なのかもしれませんが)良かったです。収録の時間はもっと長いのかもしれませんが、討論形式の番組の場合は、出演者の方全員の意見がバランス良く伝えられると良いのではないかなと思います。
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