第45代アメリカ大統領就任式典のこと

昨日の深夜というか、日本時間の今日の未明(現地時間の午前11時半頃)、アメリカのワシントンの連邦議会議事堂ではドナルド・J・トランプさんの大統領就任式典が開かれ、トランプさんが正式に第45代アメリカ大統領に就任しました。

NHKの総合テレビやBS1、TBSやフジテレビが式典の中継を放送していました。BS1の放送は、アメリカのABCテレビの中継を軸にしたもののようでした。私は赤いネクタイの共和党のトランプさん夫妻が前大統領となった民主党の青いネクタイのオバマさん夫妻の乗ったヘリコプターを見送る辺りまで生中継を見ていたのですが、「アメリカを再び偉大な国にする」ための「アメリカ・ファースト(第一主義)」や「テロ組織との戦い」などのトランプさんの約15分ほどの演説は、オバマさんの演説のような理知的な雰囲気の演説ではなく、当然のことなのかもしれないのですが、今までのトランプさんの言っていた内容に沿ったものでした。

日本政府は、自由貿易を良いものと考え、トランプさんの進めるような保護主義貿易を悪いものと考えているようなのですが、保護主義には良い部分もあるだろうと思いますし、近年進められてきたグローバル化には悪い部分もあるのだろうと思います。私には貿易のことはよく分からないのですが、でも、トランプ新大統領が本気で「アメリカ・ファースト」を目指し、これまで以上にアメリカの利益を最優先にする条件を日本に突き付けてくるようなことがあるとするなら、アメリカの利益優先にこれまで従ってきた日本の政治家は、「日本・ファースト」の気持ちで闘わないと、より酷い負け方をしてしまうというか、アメリカと対等な条件で契約?をすることはできないのかもしれないというような気もします。

日本を含む諸外国は、トランプ新大統領の導くアメリカが良いアメリカになるか悪いアメリカになるかというよりは、新しいアメリカが日本や諸外国にとって良いアメリカになるのかどうかを気にしているのだろうと思います。そうして自分の国の利益(国益)のことを気にしているのなら、それはすでにその国の「ファースト」なのではないかと思いますし、トランプさんが分かりやすい言葉で大々的に言うから気になるのかもしれませんが、それ自体は以前からあったことで、どこの国も本当には初めからきっとそうなのだろうと思います。日本では保守政党とされる自民党が「与党」になる期間が長いこともあり、“保守”に麻痺している部分もあるのかもしれません。

オバマさんが最後の記者会見で述べていた、民主主義の存続のためにも報道機関には強い権力の監視を続けてほしいというような訴えは、アメリカのメディアだけではなく、日本のメディアにも通じることだと思います。しばらくは、アメリカの新大統領のトランプさんのことが様々なメディアで特集されるのだろうと思いますし、始まったばかりでどのような大統領になるのかよく分からないトランプさんの政策の心配をするのも別に良いとは思いますが、「戦後レジームからの脱却」などと言って過去の約70年間に区切りを付けて『日本国憲法』を変えようとしたり、日本に軍需産業を増やそうとしたり、東日本大震災の時の大事故があってもまだ原発の再稼働を重視している今の政権が、今と未来の天皇皇后両陛下のために、日本の国民のために、日本に暮らしている外国の人のために、何をしようとしているのかということも、厳しく見て報道してほしいように思います。

あと、今回の大統領就任式典の様子を少し見ていて、アメリカの政治が宗教と密接につながっているということも、改めて思いました。「政教分離」とは一応そのように言っているだけのことで、日本もそうなのかもしれないとは思いますが、「愛国」とか「(アメリカは)神に守られている」というような言葉が繰り返されているのを聞いて、生活に浸透している宗教と政治とを切り離すということは、21世紀の現代社会でも、とても難しいことなのかもしれないなと思いました。
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Author:カンナ
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