「下剋上受験」第3話

TBSの金曜ドラマ「下剋上受験」の第3話を見ました。

不動産会社に勤務する桜井信一(阿部サダヲさん)は、内覧の仕事を後輩の楢崎哲也(風間俊介さん)に任せて、中学受験を決めた小学5年生の娘の桜井佳織(山田美紅羽さん)のために、羽柴進学塾に通って私立中学に合格した児童の親を探し、塾の教科書を譲ってもらいました。

自宅の「俺塾」で父親と一緒に「つるかめ算」の勉強などを夜遅くまで頑張る佳織さんは、授業中に居眠りをしたり遅刻をしたりするようになってしまいました。

佳織さんの日常生活を心配し、桜井家の家庭訪問を決めた担任の小山みどり(小芝風花さん)は、父親の信一さんと母親の香夏子(深田恭子さん)に、娘に中学受験をさせるのは親の見栄だ、子供には中卒で苦労した自分のようにはなってほしくないという気持ちは分かるが、私立中学へ行ったからといって子供が幸せになるとは限らないのではないかと訴えていました。小山先生は、父親に言われて中学受験をしたものの、自分よりも頭の良い人たちの通うレベルの高い進学校で辛い思いをした人だったようでした。

小山先生と両親の話をそばで聞いていた佳織さんは、追い詰められていく父親を見て、お父さんをいじめないで、お父さんの代わりに高校へ行くと泣き出してしまいました。

小山先生に言われたことを考えながら、塾の教科書を開いた信一さんは、そこに細かい親の書き込みを見つけ、中学受験には見栄だけでは続かない親の愛情が込められていることを知りました。信一さんは、自分と佳織さんの日常生活の時間割表を作り、受験勉強の時間を決めて、学校や仕事へ行く時間や睡眠時間に支障が出ないようにしました。香夏子さんも、「テレビを見る時間」を「家族の時間」にしたり、お風呂場で漢字の勉強ができるようにしたりという工夫をしていました。

佳織さんの隣の席の、建設会社トクガワ開発の社長の徳川直康(要潤さん)の娘の徳川麻里亜(篠川桃音さん)は、小学校の漢字のテストが80点だったことにショックを受けていました。麻里亜さんが父親と仲良くできない理由はまだよく分からないのですが、学校に自分を特別扱いさせようとする父親に反発して登校途中で車を降りて歩いていた麻里亜さんは、遅刻をした同じクラスの佳織さんと大森健太郎(藤村真優さん)に連れられて、正門の閉まっている学校の裏庭の金網の隙間を通って校舎に入りました。麻里亜さんにとっては、とても珍しい体験だったようでした。

教室の前の廊下で小山先生に会ってしまった佳織さんでしたが、小山先生にお父さんは好きかと訊かれて、元気良く返事をしていました。小山先生は、佳織さんに父親を嫌いだったのかと訊かれて、今となってはよく分からないと答えていました。

佳織さんの中学受験を応援することにしたらしい小山先生は、中学受験をしなくても知っていて無駄にはならないからと、「つるかめ算」を児童たちに教え、黒板で計算をして正解を出すことができた佳織さんを褒めていました。みんなも佳織さんに拍手を送っていました。

一方で、仕事を楢崎さんに任せきりにして久しぶりに?会社へ行った父親の信一さんは、組んでいた後輩の楢崎さんから、今回の家は自分が売ったものだと主張されていました。

脚本は両沢和幸さん、演出は吉田秋生さんでした。

第3話も、面白かったです。「つるかめ算」を佳織さんに教えたい信一さんが居酒屋「ちゅうぼう」で鶴と亀の折り紙を折る場面も良かったですし、その折り紙を使って教わった佳織さんが「つるかめ算」を理解していくところも、ほのぼのとしていて良かったです。

文字だけでは問題が分かり辛い場合に、絵を描いたり、折り紙のような立体的なものを使ったりして問題を理解することは、とても良いことだと思います。塾の卒業生に教科書を譲ってもらうというアイデアも、良いかもしれないなと思いました。

中学受験には家族の協力が大事だということが温かい雰囲気で描かれています。登場人物たちもバランス良く描かれているように思えますし、通っていないのに関わっている進学塾の場面も面白いですし、佳織さんの祖父で信一さんの父親の大工の仕事に復帰した一夫(小林薫さん)が、嫁の香夏子さんの料理が得意なことを褒めながら、大工の仕事も知り合いの寿司屋の仕事も続かなかった息子のことを話していた場面も良かったです。

今回は、中学受験経験者だった担任の小山先生のことも描かれていたのですが、小山先生は、どちらかというと麻里亜さんのような子供だったのかもしれません。

信一さんが次第に仕事をしなくなっていたのには少し驚きましたが、穏やかな性格の楢崎さんにも見限られて、次回には会社を辞めることになるようでした。本当に辞めるのかどうかはまだ分かりませんが、次回の物語も楽しみにしていようと思います。


ところで、このドラマの放送時間、日本テレビの「金曜ロードSHOW!」の枠では、スタジオジブリの宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」と「千と千尋の神隠し」に続き、近藤喜文監督の映画「耳をすませば」が放送されていました。とても好きな作品なので、私ももう何度も見たように思うのですが、今回もまた見ました。この「耳をすませば」に描かれている東京の生活も、現実の世界では少しずつ失われている日常なのだと思いますし、そのようなところもこの作品の繊細な要素なのだろうと思います。良い映画です。

あと、晴れていて風の強かった昨日には、初場所で優勝を飾り第72代横綱となった稀勢の里の推挙状授与式と雲竜型での奉納土俵入りが明治神宮で行われていました。奉納土俵入りは、午後4時の少し前でした。明治神宮で推挙式と奉納土俵入りが行われるようになったのは、戦後の第41代横綱千代の山からなのだそうです。私は中継で見ていたのですが、1万8千人のお客さんが横綱のお祝いに来ていたそうで、すごい人気だなと思いました。横綱に出身地は関係ないように思うのですが、19年ぶりの日本出身の横綱ということは、今19歳の人は生まれてから一度も日本人の横綱のいる世界に生きたことがなかったということを思うと、やはり長いのかなという気もします。これからは4人の横綱の時代になるので、大相撲がより面白くなるといいなと思いました。
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