「探偵少女アリサの事件簿」

先日のテレビ朝日で放送されたスペシャルドラマ「探偵少女アリサの事件簿」を見ました。女優でフィギュアスケーターの本田望結さん主演の、オスカープロモーション制作のドラマです。

原作は、私は未読なのですが、東川篤哉さんの小説『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』です。東川篤哉さんは、フジテレビでドラマ化されていた「謎解きはディナーのあとで」の原作者の方でもありました。

私は「謎解きはディナーのあとで」のドラマをあまり面白く思うことができなかったので、今回のドラマもどうなのかなとは思いつつ、一応録画をしておくことにしました。

「探偵少女アリサの事件簿」は、世界的に活躍している名探偵・綾羅木孝三郎(岩城滉一さん)の一人娘でシャーロック・ホームズ好きの少女・有紗(本田望結さん)が、叔母の瑤子(大河内奈々子さん)と一緒に出掛けた絶海の孤島の須崎家の屋敷で謎の連続殺人事件に巻き込まれ、それが「不思議の国のアリス」に見立てた殺人だと気付き、お屋敷の家政婦の奥野智美(名取裕子さん)や怪しい市議会議員の神木章介(田中圭さん)に助けられながら、脱獄した元芸術家の殺人犯・相良恭司(宮川一朗太さん)が関わる連続殺人の真相を解き明かしていく、というような話でした。

脚本は谷口純一郎さん、監督は星田良子さんでした。

電波の届かない絶海の孤島のお屋敷、家主によって集められた一見すると共通点のなさそうな複数の人間、有名な文学作品になぞらえた連続殺人、刃物で切られた電話線、警察と連絡が取れず嵐で船も出せない“密室”の状況など、(昔のドラマ「金田一少年の事件簿」風の設定というか)いろいろ既視感が強い設定の2時間ミステリーだったようにも思うのですが、主人公の有紗さんの服装も含めて、あえて「ベタ」な要素を取り入れていたということなのかもしれません。

夫婦間のドメスティックバイオレンス(DV)とか、お金のための臓器移植とか、20年前の娘の死とか、政治家による隠蔽とか、事件の背景にあったものは意外と暗くて重かったのですが、その部分は台詞の中で説明されていただけで、映像での描写があったというわけではありませんでした。

有紗さんに怪しまれていた市議会議員の神木さんは、その神木さんに頼まれて成り済ましていた橘良太という便利屋さんだったのですが、ドラマの後半というか、中盤は、田中圭さんの演じる橘さんが有紗さんの代わりに事件を探っていて、最終的には、“ホームズ”の有紗さんの相棒の“ワトソン”になっていました。

「名探偵コナン」の小学生のコナン君の探偵活動にも一応大人の協力があるのですし、探偵少女の有紗さんの活動にも大人が必要ということなのかもしれません。

溝の口の綾羅木家を突然訪ねてきた橘さんが、探偵の両親が留守にしている自宅に一人でいた有紗さんをラーメン屋さんに連れ出す、という展開には、ラーメン店の店主が善良な市民だったならとりあえず警察に一報を入れるのではないかと私には何となく思えてしまう感じもあったのですが、本田望結さんの有紗さんと田中圭さんの橘さんは良かったように思いますし(ドラマの内容が面白かったというのとは少し異なるのですが)、スタッフの方が続編を作ろうと思えば作ることができるような探偵少女ドラマであるようにも思えました。
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