「真昼の悪魔」第3話

フジテレビの「オトナの土ドラ」のドラマ「真昼の悪魔」の第3話「命日」を見ました。

第3話は、教会の懺悔室で神父(伊武雅刀さん)に父親殺しを予告した、関東女子医大付属第三病院の外科医の大河内葉子(田中麗奈さん)が、8歳の頃に病死した母親の命日に、長い間一緒に暮らしてきた年老いた父親を毒殺しようとする話でした。

葉子さんには、8歳の頃、自分をいじめていた同級生の梓さんに復讐をしようと、歩道橋の下の道を歩いてくる梓さんの頭上にレンガを落とそうと待っていた時、梓さんがワゴン車の男性に連れ去られるのを目撃したのですが、後日聴取のために自宅に来た警察には見ていませんと答え、それから数日後の新聞の記事で梓さんが遺体となって発見されたことを知った、という過去がありました。

ホテルの御曹司の大塚光(大倉孝二さん)にしつこく交際を迫られて迷惑そうにしていた葉子さんは、大塚さんが葉子さんのために病院を買うと言うのを聞いて、態度を軟化させました。ホテルを経営している実業家の宮島浩介(原田龍二さん)が大塚さんのライバルだと知った葉子さんは、大塚さんにわざと殴られてその映像を流すようなことをした宮島さんに近付いていったのですが、葉子さんが自分に気を許したと勘違いした宮島さんは宮島さんへの復讐心に駆られた大塚さんに酷い姿の動画を撮られることとなりました。葉子さんは、仕返しをすることができてすっきりとしたらしい大塚さんに、病院を買ってくれるんですよねと念を押し、それから、自分の父親と会わせる約束もしました。

父親の徳広(村井國夫さん)は、訪ねて来た大塚さんに、8歳で母親を病気で亡くした娘が人を助ける医者の道に進んだことを誇らしいように話していたのですが、その話を聞いていた葉子さんは、母親のお見舞いのために病院へ行った時、病院が助からない患者が死ぬ場所だと知り、ここが自分の居場所だと思ったのだと、父親の話を訂正するように言いました。

命日の夜、葉子さんは、母親の遺したレシピノートを見ながらカレーを作り、そこに小瓶の薬物を少し入れました。葉子さんは、以前に父親が死ぬならお母さんの命日がいいと言ったためにその日に殺そうとしたようだったのですが、改めてそのことを訊かれた父親は、好きなお笑い芸人が出る番組を見たいから明日までは生きていたいと答えました。それを聞いた葉子さんは、小瓶の薬を全部お鍋の中に入れたのですが、その直後、父親が苦しみ出し、葉子さんは救急車を呼んだようでした。

葉子さんは、意識が薄くなっている病室の父親に、同級生の誘拐事件のことを訊かれ、お母さんは娘が事件を見たのに見ていないと答えたのではないかと心配していたと言われると、本当は見たということを打ち明けました。そして、良心の呵責とは何なのか、心の痛みを感じるとはどのようなことなのかを尋ね、どうして私はこのような人間なのか、父親なら答えてほしいと訴えたのですが、静かに聞いていた元教師の父親は、無理だと答え、分かったら教えてほしい、お前はそのままで良いとまで言いました。その言葉を聞いた葉子さんは、父親のベッドの上の機械に手を伸ばし、そうして、それから医局で待っていた医師たちに、父親が亡くなったことを告げました。

一方、入院中の小説家志望の難波聖人(中村蒼さん)は、ステージ1の癌だと宣告された後、自分の手術を担当する葉子さんをできる限り信用しようと努めていたため、清掃員の芳賀明善(篠原篤さん)に小児病棟での事件のことを訊かれても考えないようにしていたのですが、土曜日の深夜に芳賀さんに病室の外に呼ばれ、その後、ベッドの中で震えていました。聖人さんが葉子さんの父親殺しを目撃したのかどうかはまだ分かりません。

脚本は香坂隆史さん、演出は千葉行利さんでした。

第3話も面白かったです。葉子さんの中で大塚さんは、鬱陶しいだけの人から、病院を買ってくれる人、ということに少し変わっていましたが、今回は主に、葉子さんの家族と過去の話でした。

両親は、葉子さんが少し変わっている子だということには気付いていたということでしたが、良心の呵責を感じるとはどういうことなのか、心の痛みを感じるとはどういうことなのか、という質問に正確に答えるのは、誰にも難しいことなのだろうなと思いました。良心の呵責や心の痛みというものを感じることができる人の中にも、レベルのようなものがあって、ある状況に接して辛く思う人が、別のある状況に接した時には何とも思わないということもあるのだろうと思います。

葉子さんを演じる田中麗奈さんが良いということもあると思うのですが、何というか、現実離れをしているようでしていないというか、今のところ自然な気持ちでこのサスペンスドラマを見ることができています。サスペンスでもミステリーでも、台詞や演出が過剰だと怖さよりも笑いの要素が出てしまうということが時々あると思うのですが、このドラマには今のところそのようなところはないように思います。

今回では、病院の清掃員の芳賀さんの怪しい感じも増していました。葉子さんの父殺しの現場を聖人さんに教えたらしい芳賀さんは、最後、ステーキ店で、『旧約聖書』の出エジプト記の21章15節の「自分の父または母を打つ者は、必ず殺されなければならない(必ず死刑に処せられる)。」という箇所を読んでいました。

次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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