「精霊の守り人II 悲しき破壊神」第7回

NHKの大河ファンタジー「精霊の守り人II 悲しき破壊神」の第7回を見ました。

ロタ王国の南北統一を図る呪術師のシハナ(真木よう子さん)はアスラ(鈴木梨央さん)を兄のチキサ(福山康平さん)に会わせ、その夜、王弟のイーハン(ディーン・フジオカさん)をアスラに会わせました。王宮では、南部の大領主のスーアン(品川徹さん)が目の前に現れた猿から「ヨーサム王はすでに死せり」との文書を受け取り、王の死がイーハンによって隠されていることを知りました。

翌日、シハナはアスラとチキサを建国ノ儀が行われる森の奥のロタ祭儀場へ連れて行きました。アスラには、そこに泉と木が見えたようでした。アスラたちは茅の輪を潜り、ミイラ化した首のないサーダ・タルハマヤのそばを通って、サーダ・タルハマヤを倒した初代ロタ王の石像の下の空間に隠れ、その隙間から儀式の様子を見守っていました。

用心棒のバルサ(綾瀬はるかさん)と薬草師のタンダ(東出昌大さん)はロタ人の服装をして呪術師のスファル(柄本明さん)と共に祭儀場へ入り、門のそばで儀式の様子を見守ることにしました。呪術師であるタンダにも、祭儀場の泉と木を見ることができたようでした。

建国ノ儀が始まり、タル人の女性の代わりの羊が生贄として捧げられるという場面が訪れ、タルハマヤの赤い血のような液を塗られた羊の首に王弟のイーハンが剣を振り下ろそうとした時、南部領主のスーアンが異議を唱え、ヨーサム王の死を隠していたイーハンの王位継承の不正を疑いました。南部の者がイーハンに矢を放ち、イーハンを守ろうとする北部の者との間に争いが起こりました。

その混乱の中、タルの民のイアヌ(玄理さん)が生贄を乗せる台に上がり、タルハマヤは魔物ではなく神であると、サーダ・タルハマヤの復活を告げました。タルの民たちが祭儀場になだれ込み、ロタ人よってイアヌは殺されそうになったのですが、王位継承者のイーハンがタル人を守ろうとしたことで祭儀場はさらに混乱し、その最中、石像の下にいたアスラを母親のトリーシア(壇蜜さん)の幻が外へ誘い出しました。

トリーシアに導かれて祭儀場へ出たアスラは、タル人たちに崇められながら石像を登り始めました。アスラが登っていたのはサーダ・タルハマヤが生まれた木でした。石像は少しずつ崩れていき、中央にできた窪みの中に座ったアスラからタルハマヤの光が放たれました。

アスラを止めようと飛び出したバルサをシハナが攻撃し、ロタ人たちの争いの中で二人の戦いが始まりました。娘のシハナを仕留めようとしたスファルを、バルサは、アスラの前で殺させないと止めて、サーダ・タルハマヤに取り込まれようとしているアスラに、殺してはいけないと叫びました。

バルサの声にはっとしたアスラは、しかし、目の前の母親の幻からは殺しているのはロタ人のほうだと言われて迷っていました。それでも光は少しずつ弱まっていき、アスラは、バルサと一緒にいたいと母親に告げ、母親と別れる決心をしました。アスラはサーダ・タルハマヤの木から離れ、落ちていくアスラをバルサが空中で抱き留めました。落ちていく二人を泉が守ったようでした。バルサとアスラが落ちた泉の底は、祭儀場で処刑されてきたタル人たちの遺骨が集められていた場所でした。

しばらくして目を覚ましたバルサは、治療を施していたタンダに頼んでアスラに会いに行きました。小屋の中ではアスラが眠っていて、父親のスファルといたシハナは、アスラは死んだとバルサに言いました。アスラはタルハマヤの神の力を封じるために自分自身の魂を消したということでした。アスラは終わったと考えたシハナは、別の方法でロタ王国の統一を目指すことにしたようでした。

バルサは、意識のないアスラを背負い、タンダとチキサと4人で四路街のマーサ(渡辺えりさん)の衣装店へ向かいました。そこでタンダの作った苦い薬を飲んだアスラは、咳き込んで目を開け、アスラが戻ってきたことを喜ぶマーサに抱きしめられていました。タンダはマーサの息子のトウノ(岩崎う大さん)にアスラとチキサのことを頼み、トウノはそれを快く引き受けたのですが、ここも治安が悪くなってきたと言い、新ヨゴ国の皇太子が殺されたという噂について話しました。

脚本は大森寿美男さん、演出は加藤拓さんでした。

第7回も、面白かったです。建国ノ儀が行われるロタ祭儀場でサーダ・タルハマヤの力に囚われていくアスラをバルサが守り抜く話だったのですが、今回の話でアスラの物語は一応終わったということなのでしょうか。

バルサが見る現実の世界とアスラが見る幻の世界(あるいは神の世界)が重なる演出も良かったですし、バルサとシハナの対決の場面にも迫力があって面白く思えました。

ロタ祭儀場での建国ノ儀の騒動が結局どうなったのかは、よく分かりませんでした。王弟イーハンの王位継承は失敗したのでしょうか。南部と北部の対立はどうなったのでしょうか。アスラというサーダ・タルハマヤの力を失ったタルの民たちは無事なのでしょうか。

予告によると、次回にはバルサとチャグムの話になるようでした。次回の物語も楽しみにしていようと思います。


ところで、このドラマの前の時間に放送されていた「ブラタモリ」は、奄美大島の特集でした。番組自体はいつも通りに良かったのですが、薩摩藩の島津家によって当時の奄美の人々が“黒糖地獄”というサトウキビばかりを作らされる圧政に苦しんでいたということを知って、驚きました。奄美大島でサトウキビが作られているということは知っていましたが、“黒糖地獄”となっていたことは知りませんでした。田んぼも強制的にサトウキビ畑に変えられてしまい、食料としてのお米を作ることも許されなかったために、泥染めにも使われていた蘇鉄(ソテツ)の赤い実の、毒抜きをしてデンプン質だけにしたものを主食にしていたのだそうです。蘇鉄の実は戦時中にも食料として役立ったそうで、奄美大島の方は、蘇鉄は恩人だと話していたのですが、当時の奄美大島は薩摩藩の植民地のようになっていたのかと、番組を見ながら少し苦しいような気持ちになりました。
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