「真昼の悪魔」第5話

フジテレビの「オトナの土ドラ」のドラマ「真昼の悪魔」の第5話「挑発」を見ました。

第5話は、関東女子医大付属第三病院に人間ドックの申し込みに来た教会の神父(伊武雅刀さん)に父親殺しのことを聞かれ、殺すことはできなかったと打ち明けた外科医の大河内葉子(田中麗奈さん)が、父親の愛を説く神父に強い反発心を憶え、後輩の外科医の浅川純(瑛蓮さん)による手術後に死亡したのは医療ミスが原因だと病院に訴える患者の妻が熱心に教会に通い神父と顔見知りの人だったと知ると、婚約者の大塚光(大倉孝二さん)から300万円を借りてその女性に示談を持ちかけて断られ、愛をお金で量るのは間違いだと自分を諭そうとする神父への苛立ちを隠せなくなっていく、という話でした。

脚本は香坂隆史さん、演出は伊藤大輔さんでした。

葉子さんは、精神病棟の病室で大人しくなっていた小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼さん)に自分の人生を語り、娘に殺される直前に自ら毒を飲んで亡くなった父親の徳広(村井國夫さん)が最後に言いたかったことの意味を聖人さんに分析してもらおうと考えていました。そして、葉子さんの半生を題材に小説を書いた聖人さんは、悪魔にしてはまだ甘いと言った葉子さんの父親は、葉子さんに悪の継続と神さまへの挑戦を求めていたのではないかと話し、それを聞いた葉子さんは感激し、あなたに相談して良かったと聖人さんを褒めたのですが、そうして聖人さんを車椅子に乗せて病室の外へ連れ出すと、このことは早く忘れるようにと、聖人さんを階段の上から突き落としていました。

愛を説く神父に反発する葉子さんは神父を挑発し、神父さまは、あなたのような娘を育てた罰として父親の地獄行きが決まるだろうと葉子さんを挑発しました。父親が地獄に落ちると言われて神父さまを睨みつけた葉子さんは、大型トラックに撥ねられるという交通事故に遭って入院中の神父と顔見知りの女性を、脳死判定したようでした。

医療ミスを訴えていた女性を道路に突き飛ばしたのは葉子さんを信奉する病院の清掃員の芳賀明善(篠原篤さん)でした。芳賀さんは、葉子さんのためなら何でもすると大塚さんに話していました。葉子さんは、その女性のお見舞いに来て誰もいない病室に戸惑っていた神父さまに、女性は脳死判定され、生前の意思により臓器提供がなされたと告げました。

浅川さんは、葉子さんが自分の医療ミスに気付いていると思っていたようでした。そして、葉子さんに、医療ミスのことを謝ろうと思っていたけれど、女性が亡くなったことで償うチャンスを奪われてしまったと話し、神様は残酷だと嘆いていました。それを聞いた葉子さんは、浅川さんの顔を平手打ちし、神様なんかに頼ってはいけない、償う必要などないと言い、あなたのことは私が守ってあげると、泣く浅川さんを慰めていました。

葉子さんの婚約者となった大塚さんは、匿名で送られてきた「大河内葉子は殺人鬼だ」とのメールを読み、悩んでいました。外科医の渡来倫子(福田ゆみさん)は、葉子さんが本当に患者を殺しているのかもしれないと疑い始めていて、葉子さんに弱みを握られている外科部長の吉田誠(鈴木省吾さん)は葉子さんの言動に怯えていました。

階段から突き落とされて大怪我を負った聖人さんは、暴れたと思われて、再び精神病棟の病室に監禁されていたのですが、ある夜、何者かが病室を訪ねて来たことで、その病室を脱走していました。

第5話も、面白かったです。

今回は、葉子さんの感情の揺らぎのようなものを描く部分の演出が印象的だったような気がします。これまでは、葉子さんはもう少し淡々としていたように思うのですが、今回のサブタイトルの「挑発」は、葉子さんが神父さまへ向けたものでもあり、神父さまが葉子さんへ向けたものでもありました。

葉子さんに“罪悪感”がないというのは、その罪をあまり隠そうとしていないというところにも表れているのかなと思います。葉子さんの悪意を知る人は少しずつ増えていて、そうなればいずれは葉子さんは追い詰められていくのではないかと思うのですが、今のところの葉子さんは逮捕を恐れているという風でもありません。周りが見えていないというよりは、葉子さん自身が神父さまに話していたように、自分らしく生きる、ということに専念しているという感じでしょうか。

病院の中では患者の生死を握る医者は神様なのだと、医者自身が思っているなら無防備な患者の側からすると怖いことだなと思いますが、もしかしたら現実にも、葉子さんのように思っている医者はいるのかもしれません。

病気は何も見つからなかったと人間ドックの結果を明るく神父さまに伝えていた葉子さんは、神父さまに脳腫瘍が見つかったことを隠していたようでした。葉子さんはこれから悪の道を極めていくことになるのでしょうか。それとも、少しずつ追い詰められていくことになるのでしょうか。葉子さんの“神さまへの挑戦”の続きが気になります。
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Author:カンナ
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