「嘘の戦争」第9話

フジテレビのドラマ「嘘の戦争」の第9話を見ました。

第9話は、30年前に仁科グループの会長の仁科興三(市村正親さん)の陰謀によって家族を殺された詐欺師の一ノ瀬浩一(草なぎ剛さん、なぎの文字は弓偏に剪です)が、無実の父親(迫田孝也さん)を助けなかった父親の医大時代の親友であり浩一さんにとっては30年来の恩人でもある児童養護施設の三瓶守(大杉漣さん)への復讐を画策する話でした。

浩一さんは、三瓶さんと絶縁状態で暮らしている一人娘の由美子(国仲涼子さん)が官僚一家の息子と近く結婚する予定だということを三瓶さんへの復讐に利用しようと考え、弁護士の振りをして不動産会社で働く由美子さんに会いにいくと、娘に会いたがっている父親が振り込め詐欺の被害に遭ってしまった、ショックを受けているから詐欺被害のことには触れずに連絡を取ってあげてほしいと頼みました。

小さい頃に別れた由美子さんからの突然の連絡に喜ぶ三瓶さんは、浩一さんに昔のアルバムを見せたのですが、そこには父親と自分と弟と一緒に小さい由美子さんも写っていました。医大時代の父親と後輩の三瓶さんが二人で写っている写真もありました。写真を見た浩一さんは、少し迷いつつも、復讐の計画を進めていきました。

娘と娘の婚約者とその両親に会うことになった三瓶さんのスーツを一緒に選んだ浩一さんは、試着室で撮った三瓶さんの写真のデータを詐欺仲間の八尋カズキ(菊池風磨さん)に渡し、女性と会っている五十嵐さんの写真の顔と入れ替えるという合成写真の作成を頼みました。浩一さんは、その写真を婚約者の家族の前でばら撒いて、娘の婚約を台無しにしようとしていました。

三瓶さんへの復讐への協力を断った十倉ハルカ(水原希子さん)は、病院で勤務中の仁科楓(山本美月さん)に会いに行き、自分は浩一さんの詐欺の相棒で彼女ではないと明かした上で、復讐のために過去に囚われている今の浩一のことは嫌い、楓さんから浩一を説得してほしいと頼んでいました。

その夜、浩一さんを呼び出した楓さんは、大人たちに負けて嘘をついた9歳の千葉陽一君を許してあげてほしいと言い、あの時嘘をつかなかったなら彼は殺されていただろう、彼は嘘に救われたのだという五十嵐さんの言葉を伝えて、私も短い時間だったけれど浩一さんに嘘に救われたと話しました。

三瓶さんが娘とその婚約者家族とホテルで会う当日、浩一さんは、児童養護施設の三瓶さんのアルバムを見返し、自分と弟と父親と小さい由美子さんが写っている写真の裏を見て、はっとしていました。そして、ホテルのロビーから三瓶さんの幸せそうな様子を見ていた浩一さんは、コラージュ写真を入れた封筒を強く握って、ホテルを後にしました。

浩一さんが去って行くのを見かけた三瓶さんは、娘の婚約者の家族に断って、浩一さんを追いかけました。写真を見せ、ばら撒いて二度と娘に会えなくしてやろうと思ったと言う浩一さんに、三瓶さんが、どうして思い止まったのと訊くと、浩一さんは、いつも誕生日を祝ってくれたからと答えました。

アルバムの写真の裏を見て浩一さんがはっとしたのは、そこに書かれていた由美子さんの誕生日の3月15日が、自分の誕生日と同じだったからでした。浩一さんは、三瓶さんが自分の誕生日を忘れずに祝ってくれていたのは、自分が亡くなった親友の息子であるということもあるけれど、生き別れになった娘の誕生日を祝いたいという気持ちがあったからだと気付いたようでした。

浩一さんは、父親を追って来た由美子さんにそのことを話し、三瓶さんは本当は帰りたい家があったのに僕に嘘をついていた、今までお父さんを貸してくれてありがとうと由美子さんに頭を下げていました。そして、心配する三瓶さんに、もう大丈夫ですと言って、笑顔を見せて別れていました。陰で見守っていたらしいハルカさんも嬉しそうでした。浩一さんは、復讐は仁科興三で終わりにするとハルカさんに話し、次男の隆(藤木直人さん)に会いに行くと、12時間以内に会長に謝罪会見をさせなければ音声データを公表すると伝えました。

隆さんは、30年前の罪を償うことはもうできないのかとぼんやりと過ごしていた長男の晃(安田顕さん)に、詐欺師の一ノ瀬浩一を告発するため2千万円を奪われたことを警察に証言してほしいと頼み、迷っていた晃さんは、妹の楓さんを傷つけた浩一さんの詐欺罪を警察に話すことにしました。

浩一さんは、音声データをすぐにアップロードできるよう準備をしながら、記者会見を待っていたのですが、仁科興三が開いた記者会見は、自分の社長時代に粉飾決算をしたことを白状するというものでした。興三さんは、このことで詐欺師に脅されているのだと話し、さらに自社の新開発品の宣伝までしていました。

インターネットの中継で会見を見ていた浩一さんは、興三さんが殺人を自供している音声データを公表するためファイルを開こうとしたのですが、浩一さんのパソコンは遠隔操作されていて、データは消去されていました。スマートフォン内のデータも消えていて、浩一さんは、カズキさんと百田ユウジ(マギーさん)の仕業だと思い至りました。

その頃、音源テープを持ち出して隆さんに返したユウジさんは、隆さんと社長室で会見の様子を見ていました。隆さんは、あと1時間待って音声データが公表されなければお金を支払うとユウジさんに約束しました。先に帰っていいと言われたカズキさんは、トイレに行くと言って、浩一さんの事務所から持ち出した晃さんのIDカードを研究室の入り口にかざしました。カードはまだ使用できる状態になっていたため、カズキさんは研究室の中に入ることができました。

ユウジさんとカズキさんに騙されたことに気付いた浩一さんは、バーの倉庫に隠れているところを刑事たちに見つかって逃走し、その後ろを六車(神保悟志さん)が車でつけていました。

脚本は後藤法子さん、演出は三宅喜重さんでした。

今回は、15分拡大版で、浩一さんが恩人の三瓶さんに復讐をしようとする話だったのですが、三輪刑事(六平直政さん)の回以上の、良い話でした。

ハルカさんが楓さんに浩一さんの説得を頼む場面も良かったですし、楓さんが浩一さんを「嘘」への罪悪感から救おうとしていた場面も良かったです。

コラージュ写真をばら撒いていたのが浩一さんの想像だったというところも、今回の場合は、ほっとする展開でした。三瓶さんと話す時の、草なぎ剛さんの演じる浩一さんの表情なども、複雑な感情が出ているように思えて、とても良かったのだと思います。三瓶さんへの復讐を思い止まってくれて良かったです。

良い嘘も悪い嘘も合わせて「嘘」が飛び交っている感じが、「嘘の戦争」らしくなっていたように思いました。

15分拡大版でしたが、無駄に思えるような場面もなく、最後まで面白かったです。予告によると、次回が最終回で、15分拡大版で放送されるそうです。どのような最終回になるのか、楽しみにしていようと思います。
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