「真昼の悪魔」第6話

フジテレビの「オトナの土ドラ」のドラマ「真昼の悪魔」の第6話「復讐」を見ました。

第6話は、関東女子医大付属第三病院の精神病棟からの脱出に成功した小説家志望の青年・難波聖人(中村蒼さん)が、葉子さんへの復讐を決意する話でした。

末期の病の診察に訪れた大塚陽一(団時朗さん)がホテルグループの専務の大塚光(大倉孝二さん)の父親で社長だということをすぐに見抜いた外科医の大河内葉子(田中麗奈さん)は、外科部長の吉田誠(鈴木省吾さん)と外科医の渡来倫子(福田ゆみさん)に向けられる疑惑の視線を跳ね返しながら、病で先の短い社長の遺産を婚約者の大塚さんに受け継がせようと、大塚さんに父親の殺害を認めさせていくのでした。

脚本は香坂隆史さん、演出は千葉行利さんでした。

初めのほうで葉子さんは突然吐血して倒れていました。そして緊急手術が行われることになり、吉田外科部長と渡来さんによる手術を受けた葉子さんは、病室のベッドに固定され、そこに現れた聖人さんに、あなたにとって最大の罰は心の痛みを感じることだと言われながら、首に何かの注射を打たれそうになっていたのですが、それは夢でした。しかし、吐血をしていたのは事実でした。

精神病棟からの脱出に成功し、葉子さんへの復讐の計画を立て始めた聖人さんは、自分を裏切った吉田外科部長を殴り、大学の先輩の吉田部長と渡来さんから葉子さんの殺人の事実を聞き出しました。

葉子さんを信奉する清掃員の芳賀明善(篠原篤さん)と再会した聖人さんは、芳賀さんから、仲良くなった患者が葉子さんに殺されていくのを見るのが楽しかったと打ち明けられ、今までに行った一番の“悪”は何かと訊かれました。少し考えた聖人さんは、子供の頃に近所の老人の家の窓ガラスをボールで割ったことだと答えました。その老人には窓ガラスを直すお金がなく、老人は寒さに耐えて暮らしていたがその後どうなったのか分からないということでした。

芳賀さんが葉子さんのために自分に毒を盛ろうとしているということに気付いた聖人さんは、一時友人だった芳賀さんとの付き合いをやめました。聖人さんは、公衆電話から医局の葉子さんに電話をかけ、芳賀さんがあなたを殺しに行くだろうと教えました。

電話を切った葉子さんの前には白衣を着た芳賀さんが現れ、どうして自分ではダメなのかと迫っていたのですが、葉子さんに刺してもらうために手を出す芳賀さんを、葉子さんは、だからダメなのだと突き放していました。そのような芳賀さんが次にしたことは、葉子さんに父親の死期を少し早めてもいいかと言われて驚いて、病室で父親を見守ることにした大塚さんを外へ誘い出すことでした。大塚さんは、息子のことを一族の恥だとか、専務にしてやったのに何の役にも立っていないとか罵倒する父親に激怒し、くたばっちまえとまで言っていたのですが、葉子さんに殺されるかもしれないと知ると、父親を守ろうとしていました。

そのような夜、不審な物音に誘われるように病室を出て、薄暗い階下の調理場へ向かった大塚さんは、そこで拾い上げたハンマーが血塗れであることに驚いたのですが、ふと見るとそこに頭から血を流した芳賀さんがいました。芳賀さんは、大塚さんを犯罪者にするため、自ら階段を転げ落ちていきました。

治療を施された芳賀さんに蘇生用の電気ショックを与え、意識不明の状態にした葉子さんは、病院の裏でどうしてこんなことになったのかと震えている大塚さんに話しかけました。芳賀さんが生きていては自分は犯罪者にされてしまうかもしれないと怯える大塚さんは、芳賀さんを殺してほしいと葉子さんに頼みました。大塚さんの成長を喜んだ葉子さんが、芳賀さんを殺すからその代わりにお父さんを殺してもいいですかと大塚さんに訊くと、大塚さんは無言で頷きました。

葉子さんは、息子が父親を殺せと言ったことを陽一さんに話しました。息子を試すテストだと思っていた陽一さんは、これからは自分の帝王学を息子に教える、もうしばらく生き続けると喜んでいたのですが、葉子さんは、一年も待てませんと、注射の針を陽一さんに見せました。翌朝、遺体となった陽一さんが病室から運び出されていました。

大塚さんは、自分が死んでも遺産は譲らない、遺言書を書き換えたと言った父親の言葉を信じて激怒していたのですが、弁護士からそのような事実がなかったことを聞いたようでした。呆然とする大塚さんに、葉子さんは、私は全てを支配したい、あなたは私のものです、子供でも作りましょうかと言い、大塚さんは地面に座り込んで苦しそうに笑っていました。

公園で葉子さんを待っていた聖人さんは、あなたは病院でしか人を殺したことがない、あなたは病院の中で弱者を殺すことしかできない、あなたは神に挑戦する器ではないと言い、あなたを地獄へ突き落す復讐のシナリオを書くと伝えたのですが、楽しみにしていますと言いながらすれ違う葉子さんから助けてという声を聞いて、去って行く葉子さんのほうを振り向いていました。

第6話も面白かったです。今回には、欲望を抑えきれなくなった芳賀さんが自滅するという展開もあってサスペンス色も強かったように思うのですが、殺人行為に対して否定的だったはずの大塚さんと聖人さんの中の悪意も描かれていました。吉田さんと渡来さんの場面は葉子さんの夢でしたが、不倫関係にあったらしいその二人の中にも悪意はあるということだったのかもしれません。

聖人さんは、罪悪感があるのは普通だと考えていたのですが、それを聞いた芳賀さんは、世の中には普通じゃない人もいると、自分や葉子さんのことを想定して話していました。

でも、その葉子さんの夢によると、葉子さんは自分が患者という弱い立場になって同じ目に遭わされることには抵抗感があるようで、葉子さんは怯えていました。殺されることに怯えていたのか、心の痛みを感じるようになることに怯えていたのかは、まだ分かりません。

次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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