「カルテット」第9話

TBSの火曜ドラマ「カルテット」の第9話を見ました。

最終章の前編の第9話は、本当は「ヤマモトアキコ」だった早乙女真紀(松たか子さん)が富山県警の大菅警部補(大倉孝二さん)に任意同行されるという事情を知った「カルテット・ドーナツホール」の世吹すずめ(満島ひかりさん)と別府司(松田龍平さん)と家森諭高(高橋一生さん)が、出来る限りのこれまで通りの幸福な日常の中で真紀さんを見送ろうとする話でした。

脚本は坂元裕二さん、演出は坪井敏雄さんです。

株で大損をしたことからシェフの谷村大二郎(富澤たけしさん)を誘惑しようとして失敗したライブレストラン「ノクターン」のアルバイト店員の来杉有朱(吉岡里帆さん)の違和感や不穏感は最後までありましたが、そのようなところも含めた不自然さが、このドラマらしさなのかもしれないなとも思いました。

そして、来杉さんがお店を辞めさせられたことで、家森さんがそのレストランのホールのアルバイトに入ることになったようでした。

ヤマモトアキコさんは、母親の再婚相手からの虐待に耐えかねて家出をし、早乙女真紀さんから戸籍を買って成り済ましていたようでした。義父は妻に自転車をぶつけて怪我をさせた中学生の少年の家族から慰謝料を取り続けていたようなのですが、14年前にアキコさんが家を出ていく直前に心不全で死亡したということでした。

すずめさんは、過去なんかどうでもいい、私は今の真紀さんが好き、真紀さんは私たちを好きだった、好きが溢れていたから分かる、信じてほしくないか信じてほしいかだけ答えて、と真紀さんに言い、真紀さんが信じてほしいと言うと、真紀さんを抱きしめていました。

家族から別荘を売りたいと言われている別府さんも3人を甘やかしたいと言っていましたが、ドーナツホールの4人が4人でいることを本当に幸せに思っているという感じが出ていて、良かったです。

真紀さんの元夫の巻幹生(宮藤官九郎さん)は、大菅警部補から真紀さんの過去を聞いて、巻真紀という名前がほしかった真紀さんは“普通の人”になりたかったのだと気付いていました。

「ノクターン」でモルダウを演奏した4人は、楽屋で真紀さんと話し、真紀さんはすずめさんにヴァイオリンを預かってもらうと、お手洗いに行ってくる、と言って楽屋を出て、レストランの外で待っていた富山県警の車両に乗りました。真紀さんは、思い出したい音楽がたくさんあるからと、車の中のラジオを切ってもらいました。

今回は、先週に引き続き、WBCの日本とキューバの試合のため、夜10時50分からの放送でした。今回では、「本当の名前」ではなかった真紀さんの過去のことが急に出て来たのですが、大菅警部補によると、真紀さんには、他人の戸籍を買って成り済ましたという容疑さけではなく、義父殺しの容疑もかかっているようでした。

出会えたことを運命だったと喜ぶ4人は、もしも「人生やり直しスイッチ」があっても押さないという話をしていたのですが、ドラマを見ながら、私も押さないかもしれないなと思いました。ただ私がそう思うのは「ドーナツホール」の4人のような前向きな思いからではなく、今の性格のままやり直すことになったとしても結局同じものを選んでしまうのではないかというような後ろ向きな?思いからです。

予告では、「ドラゴンクエスト」風に、次回が一年後の物語になっていることが伝えられていました。「最終章の後編」となる次週の最終回も、楽しみにしていようと思います。


ところで、このドラマの後の「NEWS23」では、関西学院大学での授業中に外国人講師から出身地を聞かれ、福島県と答えたら教室の電気を消されて「放射能を浴びているから光ると思った」と謎のことを言われたという「原発いじめ」の被害者の大学生の方がインタビューに応じた様子が放送されていました。講師の無知と無神経さが改めて酷く思えたのですが、大学生の方は、それでも、冗談で言ったのだろうと思うと話していました。怒るよりも悲しいということなのかもしれないと思うのですが、本当に大変だなと思いました。

その後には、宮城県仙台市の港の辺りに関西電力と四国電力が石炭火力発電所を建設しようとしていて、住民たちが反対しているということが伝えられていました。電力を主に供給する先は首都圏なのだそうです。建設途中に1回だけ?開かれた「住民説明会」の主催者の側は、被災地の経済を活性化できるというようなことを話していたのですが、地元の方は、被災地だからこそやめてほしいと訴えていました。私はよく知らなかったのですが、東日本大震災の原発事故のためか、その後日本は世界的にも珍しく?石炭火力発電所を各地に次々と新設していて、特に被災した東北地方の土地が安いという理由から、東北地方への新設計画が相次いでいるのだそうです。

石炭火力発電所は環境省の管轄ということで、最初は反対していたそうなのですが、安倍内閣のインフラ輸出戦略の下、2015年頃から経済産業省が深く関わってくるようになると、建設計画が進んだのだそうです。報道によると、10日には、環境省が、地球温暖化対策の観点から、千葉市で進む「蘇我火力発電所」という石炭火力発電所の新設計画について事業の見直しも視野に入れるよう求める意見書を、経済産業省に提出したそうです。

私には、石炭火力発電所は、二酸化炭素の放出量が増えて地球温暖化が進みそう、PM2.5のような物質の放出量が増えて空気が悪くなりそうというような、漠然とした印象があって、それが正しいのか正しくないのかもはっきりとは分からないのですが、少なくとも、地元の方たちに説明もなく建設を進め、地元の方たちが反対しても強行するという手法は、怖いなと思いました。
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