「下剋上受験」最終回

TBSの金曜ドラマ「下剋上受験」の最終話(第10話)を見ました。

偏差値72の私立の名門・桜葉学園の合格発表の掲示板に、小学6年生の桜井佳織(山田美紅羽さん)の受験番号「277」はありませんでした。佳織さんの父親の桜井信一(阿部サダヲさん)は自宅で待っている母親の香夏子(深田恭子さん)に不合格だったことを伝え、落ち込んでいたのですが、帰宅した佳織さんは、「俺塾」で持ち帰ったテストをやり直し、どこが分からなかったのかがよく分かったと祖父の一夫(小林薫さん)に話して前向きに捉えていました。その日の夕食時、香夏子さんが一つの封筒を佳織さんに見せたのですが、それは佳織さんが桜葉学園以外に受験したいと言っていた、過去問の成績が良かった星の宮女学院の学校案内と受験票でした。香夏子さんが密かに申し込んでいたのでした。

受験日は3日後ということだったので、受けるのは星の宮女学院の2次だったのかなと思ったのですが、佳織さんと信一さんは「俺塾」で再び受験勉強を始め、星の宮女学院の試験当日を迎えました。

信一さんに頑張れと言われた佳織さんは、受験勉強楽しかったと父親に伝えて試験会場へ向かいました。面接会場では、塾へ通わせずに「俺塾」で勉強を教えていたということについて訊かれた信一さんが、受験勉強を経験したかったと答え、経験してどうでしたかと訊かれると、楽しかったですと答えていました。

翌日、佳織さんと信一さんと香夏子さんと一夫さんは、居酒屋「ちゅうぼう」の店主の松尾さん(若旦那さん)と理容師の竹井さん(皆川猿時さん)と酒屋の梅本(岡田浩暉さん)と大工の一夫さんの弟子の杉山さん(川村陽介さん)と一緒に、楢崎哲也(風間俊介さん)の持ってきたパソコンで星の宮女学院の合格発表を見ることになりました。みんなが緊張してなかなか見ようとしないので、佳織さんが開くと、受験番号の「423」がありました。佳織さんは、桜葉学園の次に偏差値が高いという、星の宮女学院に合格したのでした。

一夫さんと信一さんは二人で神社へお礼参りに行きました。そして、3月24日、大江戸小学校の卒業式の日になりました。佳織さんは友達から、星の宮女学院に合格したことをすごいと言われていました。卒業証書を受け取った佳織さんは、もう一人の受験生の大森健太郎(藤村真優さん)さんにどこを受けたのか訊いたのですが、健太郎さんは中学受験なんてしていないと答えました。

健太郎さんは羽柴進学塾の全国模試を佳織さんと同じように度々受けていたので、受験組の一人かと思っていたのですが、家庭の事情で中学受験をすることはできなかったということでした。健太郎さんは、自分は天才だから公立の中学へ行っても大丈夫、高校受験をして大学へ行って医者になる、もしお前が病気になったら見てやるよとさばさばと話していて、佳織さんはありがとうと笑っていました。

建設会社トクガワ開発社長を辞任すると発表した徳川直康(要潤さん)の一人娘の麻里亜(篠川桃音さん)は、母親の母校の桜葉学園に合格したことで、家を出ていた母親(野々すみ花さん)に会えたようで、合格したのは佳織ちゃんがいたからだと佳織さんに感謝していました。佳織さんも、麻里亜ちゃんがいたから頑張れたと感謝していました。そして麻里亜さんと佳織さんは、同じ大学へ行こう、東大を目指そうと話していました。

最終回のドラマの前半は、卒業のお祝いをしようと桜井家の3人が小学校を出たところで終わっていて、後半は、「偏差値41」から約1年半の勉強で中学受験に合格することができた桜井家の後日談でした。

中学受験の体験記を書くことにした信一さんは、楢崎さんの勧めでブログを始め、寛永出版から『下剋上受験』の本を出版することになり、その出版記念イベントの会場に集まった親子に、私立・星の宮女学院の中学1年生になった佳織さんのメッセージを伝えました。テープに音声を吹き込んだ佳織さんは、私立の学校にはお金持ちの子が多いからうちは学校で一番貧乏だと思います、でも今のところそれで困ったことはないです、勉強をすると世界が変わります、私は今幸せです、と両親に感謝しながら、これから中学受験をするかもしれない小学生を応援していました。

桜葉学園の中等部の1年生になった麻里亜さんの家には、母親が戻ってきていました。不動産会社の楢崎さんは課長に昇格し、桜井家の妻の香夏子さんは、長谷川部長(手塚とおるさん)から課長補佐になってほしいと頼まれていました。大工の仕事がなくなっていた一夫さんは、神社へ通っていたことの縁なのか、各地の神社仏閣の修繕の仕事に携わることになったようでした。

最後は、信一さんが受験アドバイザーとして講演を行うようになった桜井家に佳織さんの弟か妹が生まれるかもしれないということを家族が喜び、朝、団地の家から3人で一緒に出かける場面で終わっていました。

脚本は両沢和幸さん、演出は福田亮介さんでした。

佳織さんの父親の桜井信一さんが『下剋上受験』の本を出版するという後半は、このドラマが実話を基にしたドラマだったということを思い出させる展開でもあったように思います。

桜葉学園に不合格だったという冒頭の展開には少し驚いたのですが、そうして二校目に合格するというところは、リアルであるようにも思えました。信一さんは、第一希望の桜葉学園だけに賭けようとしていたのですが、やはり一校しか受験しないというのは危ないように思えますし、母親の香夏子さんが準備をしておいてくれて良かったです。このようなところにも中学受験に挑戦した家族の成長の感じが出ていたように思いました。

それに、学校にはそれぞれ「カラー(校風)」があるので、偏差値という人気度を示すような一定の基準があるとしても、受験生は偏差値をそれほど気にせずに、好きな学校を受けたほうが良いように思います。ドラマの佳織さんが桜葉学園に不合格で次の星の宮女学院に合格したのは、偏差値がどうというよりは、きっと星の宮女学院の校風が佳織さんに合っていたからなのだろうと思います。

卒業式の日に担任の小山みどり(小芝風花さん)が佳織さんの母親の香夏子さんに、良い勉強になったと話していた場面も良かったです。

中学の入学式の場面はありませんでしたが、佳織さんの髪が整っているという外見で佳織さんが中学生になったことを表していた演出も、良かったように思います。

エンディングに流れていた主題歌の、斉藤和義さんの「遺伝」という曲もドラマに合っていたように思うのですが、あと、脚本家の方が一人だったというところも、良かったのだと思います。複数人の脚本家が交代で脚本を作るリレー式の場合よりも、一貫性が出るような気がします。

周囲の応援に支えられながら中学受験に挑戦した家族の、朗らかでさわやかなホームドラマでした。私も最後まで楽しく見ることができて良かったです。
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