「A LIFE~愛しき人~」最終回

TBSの「日曜劇場」のドラマ「A LIFE~愛しき人~」の最終回(第10話)を見ました。15分拡大版で放送されていました。

壇上記念病院から出ていけと院長の虎之介(柄本明さん)に怒鳴られた副院長の壇上壮大(浅野忠信さん)は、自分のことは誰も必要としていないのだと沖田一光(木村拓哉さん)に言って病院を出て行きました。突然の出来事に戸惑う壮大さんの妻の深冬(竹内結子さん)に、顧問弁護士の榊原実梨(菜々緒さん)は、壁の額を外して穴を見せ、副院長の心にも同じように穴が開いているのだと言いました。

外科医の井川颯太(松山ケンイチさん)から、どうして深冬さんの手術を控えた時期に言ったのかと訊かれた外科部長の羽村圭吾(及川光博さん)は、副院長がおかしくなったのは沖田先生がシアトルから戻ってからだ、これ以上酷くならないように友達として言ったのだという趣旨のことを答えていました。

2週間後、沖田さんやオペナースの柴田由紀(木村文乃さん)によって深冬さんの脳の手術が行われたのですが、奥の腫瘍を残さず取り切ることができず、沖田さんは再手術の方法を考え始めたのですが、その時、深冬さんの叔母が医局を訪ねて来て、壮大さんに渡してほしいと深冬さんのノートを沖田さんに託しました。

実家の寿司屋に帰った沖田さんは、一心(田中泯さん)から猪突猛進的な真っ直ぐな性格を褒められていたのですが、それから自分の部屋へ行って卒業アルバムを見返し、壮大さんの実家の連絡先を調べ、翌日、鈴木内科医院へ向かいました。

沖田さんは、自宅で飲んだくれていた壮大さんに、深冬さんはお前の帰りを待っていると伝え、深冬さんが夫による手術を断ったのは、母親に何かあった時に娘が父親のせいだと思わないようにするためだったと話しました。それを聞いた壮大さんは、深冬さんが自分にではなく沖田さんに話したことを気にして、俺には誰も聞いてくれないと拗ねていて、沖田さんを羨ましがる壮大さんに沖田さんは、子供の頃から頭が良くてコネもある壮大さんが羨ましかった、シアトルへ行ったのは壮大さんに追いつきたかったからだ、院長の娘である深冬さんとの結婚から逃げていたからだということを話し、深冬さんの再手術は3日後だと、深冬さんの手術の成功には壮大さんが必要であるということを伝えました。

そして再手術の日、壮大さんがオペの支度をして沖田さんの前に現れました。脳外科医の壮大さんは沖田さんと二人で深冬さんの脳の残りの腫瘍を取りました。手術を終えた壮大さんは、沖田さんにありがとうと言って手術室を出て行きました。手術を受けた後、病室で目を覚ました深冬さんは、目の前にいた夫の壮大さんに手を伸ばし、壮大さんは少ししてその手を取って一緒に泣いていました。

沖田さんは、心臓の手術を終えたばかりの父親のことを壮大さんに頼み、シアトルへ戻ることにしたようでした。深冬さんに愛されていることを実感することができ、病院に戻った壮大さんは、その後院長に任命されたようで、院長の壮大さんは、患者の命を第一に考える理想の病院を作るために「友達」の羽村さんを副院長にして、当初は粒層をとしていた小児科を壇上記念病院の原点として存続させる決意を発表していました。

実梨さんは、自ら父親(高木渉さん)に会いに行っていました。井川さんはいつか留学をしたいと考えていて、柴田さんは壇上記念病院に残って後輩のオペナースたちの指導をしながら沖田さんが戻って来るのを待つことにしていました。沖田さんは病室の深冬さんに挨拶をして旅立ち、最後は沖田さんがシアトルの病院で手術を始める場面で終わっていました。

脚本は橋部敦子さん、演出は平川雄一朗さんでした。

最終回は、誰にも愛されないと思っていた壮大さんが愛されていたことに気付いて自分自身を認めることができるようになるという、壮大さんが救われる回でもあったように思います。

深冬さんの手術の場面で使われていた専門用語は私には難しく、すごい手術をしているのだろうなくらいにしか分からないかったのですが、沖田さんと壮大さんの二人で深冬さんの手術を行うという展開になったことは良かったと思いますし、壮大さんの実家での沖田さんと壮大さんの場面も良かったです。

沖田さんの幼なじみでありライバルとしての壮大さんの役割が多かったことも含め、沖田さんが主人公の物語ではあるのですが、主な登場人物の個性がしっかりと描かれていたドラマで、全体的には群像劇風でもあったように思います。そのため、展開が少し散漫になりそうなところもあったように思うのですが、最終回は大団円としてきれいにまとまっていました。

主題歌もB'zの「Still Alive」も、ドラマに合っていて良かったです。あと、途中から、タイトルの赤色の「A LIFE」のロゴの「F」には黄色の「V」が重ねられていて、「A LIVE」とも読むことができるようになっていました。はっきりとは分かりませんが、医師の沖田さんたちが患者さんたちの命を生かしていくというような意味なのかなとも思いました。

テレビ朝日の「ドクターX~外科医・大門未知子~」のような華やかさや派手な面白さのある医療ドラマとはまた別のタイプの、患者さんの命をどう助けるかということを医師が真剣に考えているということが誠実に描かれた、良い医療ドラマだったように思います。すっきりとした気持ちで最終回を見終えることができました。
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