「精霊の守人II 悲しき破壊神」第9回(最終回)

NHKの大河ファンタジー「精霊の守人II 悲しき破壊神」の第9回(最終回)を見ました。

タルシュ帝国のヨゴ人のヒュウゴ(鈴木亮平さん)と一緒にいた用心棒のバルサ(綾瀬はるかさん)はタルシュ帝国の放った武装集団に襲われ、ツーラムの港町を脱出し、ボートで川を下りました。バルサは右足を負傷したヒュウゴと別れ、矢を放ってきた緑色の服の人々がカシャル(呪術師)だと気付くと、名を名乗ってあえて拘束され、森の奥のカシャルの村の長のアハル(中島唱子さん)に会い、タルシュの密偵も自分も新ヨゴ国の皇太子を捜しているということを正直に話しました。

その頃、ロタ王国の南部大領主のスーアン(品川徹さん)の屋敷に軟禁状態にされていた新ヨゴ国の皇太子のチャグム(板垣瑞生さん)は、スーアンの孫娘を騙して庭に出ると、屋敷の女中の案内で外へ脱出し、用意されていた馬に乗ってロタ王国の城を目指しました。

アハルは、馬の目を通してチャグムの行き先を見届けた翌朝、バルサにチャグムがスーアンの屋敷を脱出したことを伝え、自分たちがチャグムを導くと話しました。目を覚ましたチャグムは、タルシュの密偵に襲われたのですが、呪術師のシハナ(真木よう子さん)に助けられました。シハナはロタ王との接見を望むチャグムを城へ連れて行きました。

チャグムは、ロタ王国の新王のイーハン(ディーン・フジオカさん)に、タルシュ帝国と戦争になる新ヨゴ国を助けてほしいと頼んだのですが、断られてしまい、新ヨゴ国が先にカンバル王国と同盟を結ぶことができれば次にロタ王国も新ヨゴ国と同盟を結んでくれるかと提案しました。イーハンの了承を得たチャグムは、シハナと共にカンバル王国へ向けて出発しました。

バルサがロタ王の城を訪れた時は、すでにチャグムが城を出た後でした。バルサは、イーハンから、ロタ王国との同盟を断られたチャグムがシハナとカンバル王国へ向かったということを教えられました。

新ヨゴ国の宮殿では、タルシュ帝国との戦争に挑む決意をする帝(藤原竜也さん)に、星読博士のシュガ(林遣都さん)が、古きものが滅びて新しきものが生まれるとの星読みの結果を伝え、戦争回避を進言しました。しかし帝は、珠のように清浄で美しいこの国を汚い国に差し出すわけにはいかないと、その進言を退けました。その後、聖導師(平幹二朗さん)はシュガに、星読みの結果を国民に広めてはどうかと提案しました。シュガは星読みの結果は嘘だと言い、これに同調するものがタルシュ帝国と通じている者だと言いました。タルシュと通じていたのは、聖道師だったのでした。聖道師は、戦争を避けるためには、帝を殺してでもタルシュ帝国に従ったほうがいいと考えていました。

カンバルへ向かう道中、チャグムはシハナからバルサの名を聞いて驚いていたのですが、シハナは、私はバルサに助けられた、神の力に頼ろうとしなくて良かったとチャグムに話していました。そのようなシハナにチャグムが、カンバルとの同盟を結ぼうとしていることはバルサを裏切ることなのだということを話そうとしていると、シハナは猿の目を通して殺戮の光景を目撃し、村へ急ぎました。

しかし、村はタルシュ帝国の密偵たちによる襲撃を受け、全滅した後でした。カシャルたちの死体が倒れていた先には、シハナの父親のスファル(柄本明さん)が吊るされていました。スファルはシハナに逃げろと伝えた直後、敵の矢に射殺されてしまいました。

シハナはカシャルのような緑色の服を着た密偵たちに追われ、戦いながらチャグムを逃がしました。追われるチャグムは、自ら戦うも少しずつ密偵たちに川辺に追い詰められていったのですが、そうして斬り殺されそうになった時、目の前に現れた用心棒のバルサに助けられました。バルサは密偵たちの刃に斬られながらもチャグムと共に立ち向かい、ついに敵を殲滅しました。バルサは、再会したチャグムに、大きくなったなと嬉しそうに声をかけていました。

シハナは黄色の花を紡いだ飾りを川の流れに浮かべて、死者の弔いをしていました。バルサはシハナにありがとうと伝えました。チャグムは自分のせいでシハナの仲間や家族が殺されたことを謝り、シハナにお礼を言って別れました。

バルサは、チャグムの敵が私の敵であり、チャグムの願いが叶うことが私の願いだとチャグムに言い、チャグムと二人でカンバル王国へ向けて旅立ちました。

脚本は大森寿美男さん、演出は中島由貴さんでした。原作は、私は未読なのですが、上橋菜穂子さんの小説『天と地の守り人』です。

第9回も、とても面白かったです。いつもと同じく1時間の放送だったのですが、あっという間だったように思いました。戦う場面も多く、展開も早かったという印象です。

タルシュ帝国のスパイが聖道師だったことには少し驚きました。一体いつから聖道師はタルシュ帝国と通じていたということなのでしょうか。チャグムの性格を考えるなら、タルシュ帝国(国王は登場していません)のラウル王子(高良健吾さん)は、息子のチャグムにではなく、側近の聖道士に帝の暗殺を依頼したほうが早かったのではないかなとも思いました。

病死した兄に代わってロタ王国の新しい王となったイーハンは、国を治めるということについては、あまり活躍していませんでした。王になったばかりだからということもあるかもしれませんが、兄のヨーサム王のほうが、国を治める姿勢にも考え方にもゆとりがあったようです。

ドラマの中の地図によると、新ヨゴ国は小さな国で、同じ大陸の地続きのカンバル王国とロタ王国の二国は、同じくらいの大きさの国のようなのですが、カンバル王のログサム(中村獅童さん)は、新ヨゴ国の帝には会っても、ロタ王には会っていないのでしょうか。

第9回は、アスラ編とチャグム編が時に並行して描かれていた「II(シーズン2)」の最終回だと思うのですが、特に「最終回」とは書かれていませんでした。用心棒のバルサと新ヨゴ国の皇太子のチャグムの再会と新たな旅立ちが描かれていた物語そのものも、「III(シーズン3)」へ続く、という形で終わっていました。次週にそのまま続いていても良さそうに思えるほどでした。

「III」は、私は来年に放送されるのかと思い込んでいたのですが、そうではなく、今年の11月に放送されるそうです。詳しいことは私にはまだ分からないのですが、第9回を見た印象としては、次作は、新ヨゴ国の皇太子のチャグムが、タルシュ帝国による侵略を阻止するため、新ヨゴ国とロタ王国とカンバル王国との三国同盟の締結を目指す話になるのかなと思いました。11月からの「精霊の守り人」の物語もまた楽しみにしていようと思います。
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