「貴族探偵」第1話

フジテレビの「月9」枠の新ドラマ「貴族探偵」の第1話を見ました。初回は30分拡大版で放送されていました。

「月9」の30周年記念作品でもあるそうです。嵐の相葉雅紀さん主演のミステリードラマということもあるのですが、フジテレビが気合を入れて作ったドラマらしいということで、見るのを楽しみにしていました。初回は、その前の放送時間の「ネプリーグ」というクイズ番組と連動するような形で放送されていました。

第1話は、ある日、探偵事務所のクライアントである玉村家の令嬢の依子(木南晴夏さん)の招待でパーティーの開かれる玉村家の別荘を訪れた探偵の高徳愛香(武井咲さん)が、依子さんに案内された別荘の地下室の床に無数の血の足跡を見つけた直後、死体を投げ込むと消えるという噂のある「鬼隠しの井戸」と呼ばれる古井戸の脇に倒れていたパーティーの参加者の一人の男性の撲殺体を発見し、神奈川県警の警部補の鼻形雷雨(生瀬勝久さん)とその部下の常見慎吾(岡山天音さん)の聴取を受けている時に現れた山本と名乗る執事風の人物(松重豊さん)に案内されて向かった別荘の庭に張られていた豪華なテントの中で、「ようこそ、わが家へ」と悠然と挨拶をする、使用人の山本と佐藤(滝藤賢一さん)と田中(中山美穂さん)から「御前」と呼ばれている謎の男性(相葉雅紀さん)と対面し、探偵の師匠の喜多見切子(井川遥さん)を負かしたその“貴族探偵”に殺人事件の推理の勝負を挑む、というような話でした。

原作は、麻耶雄嵩さんの推理小説『貴族探偵』と『貴族探偵対女探偵』だそうです。私は未読です。脚本は黒岩勉さん、演出は中江功さんでした。

確かに、相葉さんの演じる貴族探偵が自身ではほとんど推理しない探偵ドラマでした。その点では昔のテレビ朝日のドラマ「富豪刑事」や、昨年のTBSのドラマ「IQ246」とは異なります。ただ、何というか、昨夜の第1話は、私には見ていて眠いような気持ちになってしまうところの多いドラマでした。初回ということで、登場人物の紹介などを兼ねていたためかもしれないのですが、展開が遅いようにも思えましたし、「30分延長」の必要があったのかどうか分からないようにも思えてしまいました。

中山美穂さんの演じるメイドの田中さんが事件の概要をホワイトボードにまとめるのが上手だったという件は何だか面白く思えたのですが、コメディー要素がところどころ中途半端というか(生瀬勝久さんの演じる鼻形さんも面白かったのですが、台詞の字幕は必要ないような気もしました)、いろいろ唐突であるような感じもしましたし、細かいことは気にしないで見たほうが良いドラマなのかもしれないなと思いました。あるいは、次回以降も見ていくうちにはもしかしたらこのドラマの雰囲気を楽しむことができるようになっていくのかもしれません。

喜多見さんがかけたレコードから主題歌の嵐の「I'll be there」が流れるようにつながっていたエンディングの映像の場面は楽しい感じがしました。もしかしたら次回以降にはオープニングで使われる映像なのかなと思います。

ドラマの本編の最後には、ファンタジー作品なので適度にツッコミながらお楽しみください、というような注意書き(言い訳風の字幕)が出ていたのですが、相葉さんがいまいち貴族的な人物には見えないという部分も、ツッコミながらお楽しみください、に含まれている部分なのかもしれないなと思いました。

「貴族探偵」のドラマの主人公は相葉さんの演じる貴族探偵ということのようなのですが、昨夜の第1話を見た印象では、武井咲さんの演じる「女探偵」の愛香さんであるように見えました。物語が愛香さんからの視点で進んでいるように見えたためかもしれません。それとも、実は「ダブル主演」のドラマなのでしょうか。

仲間由紀恵さんがどこに出演しているのか分からなかったのですが、エンドクレジットによると、愛香さんのスマートフォンの音声アシストの「ギリ」の声?だったようでした。ドラマを見ている間には、全く気付きませんでした。

「貴族探偵」というは、相葉さんの演じる御前と呼ばれる男性のことだけを指すのではなく、御前と3人の使用人たちのユニット名(グループ名)なのかなとも思えたのですが、次回以降も、どこからともなく難事件の起きた現場に豪華なテントが現れ、事件を解決して去って行くのでしょうか。

このドラマが面白いのかどうか、第1話を見た限りでは私にはまだよく分からないようにも思えたのですが、少しだけ拡大するという次回の放送も見てみようかなと思います。


ところで、昨夜の報道番組で、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」を進める規制改革担当大臣も務めている山本幸三地方創生大臣が、観光や訪日外国人による地方創生に関する質疑の中で、京都の二条城を例に挙げて、文化財の観光振興を妨げている存在として、「一番のがんは文化学芸員だ」、「観光マインドが全く無い」、「連中を一掃しなければならない」と答えていたということが伝えられていたのですが、大臣のその教養の低い感じに、少しぞっとしました。失言というよりは、間違った知識に基づいた暴言ではないかと思いますし、政治家の、しかも閣僚の発言としては、発言者が撤回します、反省しますと言ったことを受けてそれで済ませてしまってはいけない性質のものであるようにも思うのですが、安倍内閣の政治家の暴言はほとんどメディアに追及されないので、この大臣も任命責任者の安倍首相に守られてまだしばらくは平然と大臣を続けていくことになるのだろうなと思いました。

政府が2014年に成立させた特定秘密保護法が施行されてから初めて、特定秘密に指定した文書の破棄を進めているという報道もありましたが、特定秘密文書は数年間は秘密指定にしていてもその後はアメリカのように一般に公開されるというものだったと思うので、後の時代に検証されるべき歴史的資料となる公文書を順次破棄するとか、戦争に負けた直後の当時の日本政府も文書や名簿を焼却処分させるなどしていたそうなのですが、その頃のように政府にとって都合の悪い証拠を次々と廃棄するようになっていくのだとするなら、それもまた怖いことであるように思います。国には国立公文書館の新館を作る予定があるそうですが、国会の議事録さえ改竄されるという現在、どのような公文書が公文書として未来の人々のために残されていくことになるかなと(今でもすでにかなり怪しいことになっている可能性はありますが)、少し心配に思います。

また、報道によると、記者クラブに所属する朝日新聞の番記者の取材姿勢を嫌った今井尚哉さんという安倍首相の秘書官の方がその記者を無視するようになり、今井秘書官の取材をしたい他者の記者たちが今井秘書官に無視されている記者の味方をせずに、今井秘書官に嫌がらせをされているその記者の人にもう来ないでほしいと言って記者クラブから追い出したというような出来事があったそうなのですが、首相秘書官が普通に取材をしている一記者に対して嫌がらせをするということのほうが卑劣であるように思うので、記者の方たちには、首相秘書官の今井さんの思い通りに動くような記者になるのではなく、その卑劣さを市民のために冷静に公表するような記者になってほしいように思いました。

数週間前の、今村復興担当大臣がフリージャーナリストの方の質問に激怒して「出て行きなさい」と怒鳴った出来事も、この今井秘書官の一記者への嫌がらせに他の記者たちが屈してしまったことと何かつながっているようにも思えるのですが、大手のテレビ局などの報道番組は、どうしてこのような権力者による酷い出来事をちゃんと報道しないのだろうということも、少し不思議に思います。戦前や戦中のメディアが政府の圧力に屈して戦争の遂行に賛成し続け、その結果多くの死傷者を出したという過去の出来事を、戦後にしか生きていない私は歴史の話の中でしか聞いたことはないのですが、それでもそのようなことがあったことを忘れてはいけないように思います。
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