「緊急取調室 2」第1話

テレビ朝日の新ドラマ「緊急取調室2」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

2014年に連続ドラマとして放送された作品の第2弾です。2015年にはスペシャルドラマが放送されていました。私はシーズン1の物語を毎回ちゃんと見ていたというほどではないのですが、昨夜のシーズン2の第1話を見てみることにしました。(私はシーズン2ということで「緊急取調室2」と書いたのですが、昨夜から始まったシーズン2のドラマのタイトルには「2」は付いておらず、「緊急取調室」のままです。)

宅配便の車の中から28歳の配達員の小牧修介(石田卓也さん)の遺体が発見され、毒物のヒ素を飲んだことによる中毒死と判断されたのですが、遺体の上にはなぜか傘が差してありました。そのような中、遺体発見現場で捜査中の警察官の前に77歳の白河民子(三田佳子さん)が現れ、私が殺しましたと自首をしました。しかし、民子さんは被害者に飲ませたお茶の種類を答えることができず、被害者の遺体のそばにあったボトルからは民子さんの指紋が検出されませんでした。ボトルの指紋は、被害者のものと、マンションの部屋に一人暮らしの民子さんの上の階の部屋に暮らす子供とその母親の綾野文香(馬渕英俚可さん)のものでした。

誤認逮捕の報道を恐れた刑事部長の磐城和久(大倉孝二さん)は民子さんを釈放したのですが、警視庁刑事部捜査第一課の緊急事案対応取調班(通称・キントリ)の真壁有希子(天海祐希さん)は釈放するべきではなかったと考え、マンションの近隣住民から疎まれている民子さんの現在の生活や夫と子供を喪った過去を調べ始めるのでした。

脚本は井上由美子さん、音楽は林ゆうきさん、演出は常廣丈太さんでした。エンディングに流れていた主題歌は、AIさんの「最後は必ず正義が勝つ」という曲でした。

民子さんの部屋を訪れた真壁さんは「花を育て料理を作って慎ましく暮らしている女性の家」に一人で暮らしている未亡人の民子さんから過去の話を聞いていたのですが、劇団の女優として生きていた民子さんは、30歳になると親が選んだ年の離れた男性と結婚し、売れない画家だった夫をパリで亡くしたという人でした。

そうして未亡人として孤独に暮らしていた民子さんは、ある日、玄関先に飾っていた「傘を指す妻」の絵を見た、昔に亡くなった息子くらいの歳の宅配の配達員の小牧さんに、きれいですねと言われ、小牧さんに人生で初めての恋をしたということでした。しかし、ある夜、民子さんは、小牧さんが上の部屋の主婦と不倫をしているということを目撃しました。そのことを小牧さんに注意すると、民子さんは、秘密にしていた小牧さんへ恋心を小牧さんに暴かれた上にバカにされ、お金まで要求されるという侮辱を受け、後日、小牧さんに毒入りの飲み物を渡して殺害し、その罪を上の階の主婦に着せようとしたようでした。小牧さんの遺体の上の傘は、死ぬ直前の小牧さんが犯人を指すために遺したメッセージでした。

このドラマは真壁さんたち緊急取調室の刑事と事件の真相を知る被疑者との攻防が見せ場のドラマなのだということを途中で思い出したのですが、最後の取調室に上品な老婦人の姿で現れた、三田佳子さんの演じる民子さんが良かったです。画家だったという亡き夫の緑色の絵の具の毒性を含め、雨の日に小牧さんが傘を貸してくれたという民子さんの思い出や、若い頃は女優だったという民子さんの人生が最後まで活かされていたように思えたところも良かったのだと思います。

「雨は上がったかしら。」と訊いて取調室の窓を見た民子さんは、「まだ土砂降りです。」と真壁さんが答えると、「しばらく花に水をあげることができないから、良かったわ。」と言ったのですが、その辺りの会話も良かったです。

小牧さんを毒殺した民子さんの動機が民子さんの告白した通りなのか、そうではないのか、それを証明することはできないようにも思うのですが、最後、民子さんの取り調べを終えたキントリのメンバーが資料に付ける事件名を考えていて、真壁さんは「ミセスレインの初恋」と名付けていました。殺された被害者の側から考えると、そのようなおしゃれな名前を付けられるような事件ではないような気もするのですが、「ミセスレインの初恋」と名付けられたことで、物語が最後にきれいにまとまったように思えました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム