「フランケンシュタインの恋」第2話

日本テレビの日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」の第2話を見ました。

第2話は、津軽継実(二階堂ふみさん)の姉の晴果(田島ゆみかさん)に触れてしまったことで晴果さんの意識を失わせてしまった深志研(綾野剛さん)が、津軽さんにあなたは何者なのかとの質問に答えることができず、津軽さんの先輩の稲庭聖哉(柳楽優弥さん)の実家の稲葉工務店を出て、僕のことはもう見つけないでくださいと、一人で再び森の奥の家へ帰ってしまう、という話でした。

脚本は大森寿美男さん、演出は狩山俊輔さんでした。

第2話も、とても良かったです。見ていて少し辛いような気持ちになる部分も多いのですが、初回に引き続き、今回も面白かったです。

森の家に戻った深志研は、医学博士だった父親の深志研太郎の白骨死体を見つめながら、自分が人間ではないらしいと気付いた時のことを思い出していました。髪の長い深志研太郎さんを演じているのが誰なのか、ドラマを見ている時には全く気付かなかったのですが、エンドクレジットには斎藤工さんの名前があったので(友情出演となっていました)、斎藤工さんだったのかもしれません。

生前の深志研太郎さんは、息子の死体から作った“怪物”が自分には生きていた時の記憶も死んだ時の記憶もないと苦しむ姿を見て、人間だけが生命の在り方だと思うな、この森の木は人間がいなくても生きている、お前は考える植物だ、お前は生きているのだと訴えていたのですが、その深志研太郎さんの言葉も良かったです。

稲葉さんは、稲葉工務店の女性従業員の玉名瑠以(大西礼芳さん)が社長の稲庭恵治郎(光石研さん)や室園美琴(川栄李奈さん)に出したしめじ料理のしめじが深志研の布団に生えていたものだと知り、それを大学の農学部の生命科学研究室の教授の鶴丸十四文(柄本明さん)に見せ、鶴丸教授がそのキノコから抽出したエキスで作った特効薬を、姉の病室にいた津軽さんに渡しました。津軽さんが姉に飲ませてみると、少しずつ姉の病は回復し、顔に生えていた半透明の白いキノコも取れました。深志研を新種のキノコのような存在だと考えた鶴丸教授は、そのキノコを調べることにしました。

晴果さんの入院する病院には津軽さんの祖母の日立叶枝(木野花さん)も心配して来ていて、頭痛になる妹の継実さんのことも心配していたのですが、津軽さんの祖母の祖母かその姉妹が、120年前の深志研がキノコの呪いで死なせてしまった女性(二階堂ふみさん)だったようでした。

森の奥の家に戻った深志研は、午後3時のおやつの時間になるとラジオを点けて、いつもの「天草に訊け」を聴き始めました。天草純平(新井浩文さん)は、謝ったら友達に許してもらえるかというリスナーからの質問に答えるため、ヤクザの家に向かい、出てきたヤクザの人にわざと酷いインタビューをして怒らせていました。そして、ヤクザの人たちに殴られながら、謝っても許してもらえない、という結論をラジオの向こうで聴いているリスナーに伝えていたのですが、その時の天草さんの、謝るということは許してもらうことを前提にするのではなく罰を受けることを前提にすることだ、自分のしたことから逃げてはいけないという言葉も、良かったです。

天草さんの言葉を聴いた深志研は、山を下り、津軽継実の居場所を道行く人に訊ねながら、商店街へ来ました。キノコの研究をしているのなら大学生かと気付いた親切な男性に大学への道を教えてもらった深志研は、そのまま行こうとして、男性に蟻が問うくらい言うものだと教えられて、ありがとうございますとお礼を言って別れていました。そして、しめじを買った八百屋さんの前に来て、津軽さんのことを思い出して首から赤いキノコを生やしていたのを子供に見つかって騒がれて逃げていたのですが、電信柱に稲葉工務店の看板を見つけて、稲葉工務店に戻ってきました。

工務店の人たちは、最初は勝手に出て行った深志研のことを少し怒っていたのですが、罰を受けることを前提に津軽さんに謝りたいと言う深志研を受け入れることにしました。働くという字は人が動くと書くと武田鉄矢さんの金八先生のようなことを言って、一緒に働こうと温かく迎えていました。

津軽さんは、深志研の手作りのキノコの生えた「津軽継実」と刻まれた木を見ながら、深志研のことを考えていたのですが、稲葉さんから深志研が戻ってきたという連絡を受けて、稲葉工務店へ向かいました。津軽さんに謝った深志研は、罰をくださいと言ったのですが、どのようなことが罰になるのかを知りませんでした。津軽さんは、深志研を山から外へ連れ出したことを深志研に謝り、罰をください、姉にしたのと同じことをしてくださいと言いました。

深志研が咄嗟に手を隠すと、津軽さんは、触れたのなら私にも触れてくださいと言い、私は死を恐れていないと、脳の血管がいつ破れてもおかしくない難病を患っているということを打ち明けました。稲葉さんは、深志研のことは自分が見張っておくと言って、津軽さんを帰しました。そして、来ないでくださいと言って工務店の奥に隠れた深志研の様子を見に行くと、深志研が座る周囲の材木には光る半透明の白いキノコが生えていました。

稲葉さんは、一緒に帰ろうと深志研に話し、迷って拒む深志研を、誰かと一緒に生きることは人間の罰みたいなものだから、と説得していました。その言葉を聞いた深志研が稲葉さんと一緒にその場を離れると、白いキノコからは光が消えていました。

どうしてこのような台詞を書くことができるのだろうと思うほど、台詞が良いドラマであるようにも思えます。上手く伝えることができないのですが、切実で、何か心に刺さるような感じがします。

ラジオの天草さんも、自分の居場所(存在価値)を探している人のようでした。深志研の秘密を一部知る津軽さんは、今のところはまだ(フランケンシュタインの怪物というよりはキノコ人間のような)深志研を人として扱っているのですが、稲葉さんはそうでもない様子でした。

深志研の生命活動の基盤となっている物質は何かということを鶴丸教授は考えていたのですが、自分は何に生かされているのか、というような意味のことなのかなとも思いました。

エンディングに流れる主題歌のRADWIMPSの「棒人間」という曲も良いです。「人間らしさ」というものが何なのか、私にはまだはっきりとは分かりませんが、社会の中における人間らしさというものが例えば今回のドラマの中で言われていたように、みんなと一緒に生きて働く、というようなことにあるのなら、やはりそのような場所から逸脱した人間は、逸脱していない人間たちから非人間的な人間(人非人)だと思われて疎まれるようになるということなのかなということも、少し思いました。

タイトルには「恋」とありますが、(今のところ)恋愛の要素が薄く儚いようなところも、私としては見やすく思えます。少し哲学的な雰囲気のあるファンタジードラマとして、次回の「フランケンシュタインの恋」の物語も楽しみにしたいと思います。
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