「フランケンシュタインの恋」第3話

日本テレビの日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」の第3話を見ました。

第3話は、稲庭工務店の社長の稲庭恵治郎(光石研さん)たちに温かく迎えられた深志研(綾野剛さん)が、津軽継実(二階堂ふみさん)の先輩の稲庭聖哉(柳楽優弥さん)に相談して、「フランケンシュタイン」というラジオネームで、ラジオの天草純平(新井浩文さん)の「天草に訊け」のコーナーに「人間を殺すかもしれない怪物は、人間に恋をしてはいけないのでしょうか?」という悩み相談のメッセージを送り、その質問を取り上げた天草さんの、怪物こそ人間の中に入って人間を殺さないようになるために、生かすようにするために恋をするべきだという趣旨の答えに背中を押されるも、室園美琴(川栄李奈さん)を連れ出そうと工務店に現れたストーカーの町田を殺そうとして怪物の姿に変身してしまう、という話でした。

脚本は大森寿美男さん、演出は狩山俊輔さんでした。

今回、祖母の叶枝(木野花さん)から、120年前に謎の半透明のキノコの病に罹って死亡した叶枝さんの祖母のサキさんの話を聞いた津軽さんは、森の奥の小屋に残されている医学博士・深志研太郎(斎藤工さん)の研究資料を調べていました。

それによると、津軽さんの通う国立富嶽大学には、120年前の一時期、感染症や伝染病の研究所があり、深志博士も在籍していました。深志博士は、世界中から集めた様々な菌類を研究して培養し、細胞を永久に活性化させるというような新種の菌を作り、その菌を息子(本当の名前も死因も不明です)の遺体に注入して、電気ショックを与えました。普通の電気では弱いと考えた深志博士は、雷の電力を利用して息子の遺体に衝撃を与え、息子の遺体に人間としての意識を取り戻させました。

朝、稲葉工務店の女性従業員の玉名瑠以(大西礼芳さん)が深志研の布団に大量のキノコが生えているのを見つけて叫ぶ、という前回から引き続いての場面は、面白くもあるのですが、キノコの描写には、何となく、まだ、やはり若干ぞっとしてまうところがあります。

津軽さんを教えている生命科学研究室の教授の鶴丸十四文(柄本明さん)は、深志研に納豆を食べさせるという稲葉さんの人体実験?によって得た納豆菌のついたナメコを調べていたのですが、「怪物」という現象はないとも話していました。

ストーカーの町田を殺しそうになったことに落ち込む深志研に、稲葉さんは、誰かを好きになるということは誰かを嫌いになるということでもある、人間らしくなったということだと話していました。そして最後、津軽さんは、深志研から出てくるキノコについて、汚らわしいなどとは思わない、きれいだと思う、このキノコがあなたの心であるなら、あなたは恋をしても良いと思うと言い、一緒に生きてみませんか、私と一緒に人間の世界で生きてみましょうと提案していました。

「妖怪人間ベム」のドラマに似ていますが、今のところはまだ、深志研は、ベムたちよりは人間社会に受け入れられているという感じでもあります。それに、深志研には、ベムたちと違って、助けた人間たちから激しく拒絶されたというような過去の記憶もないのです。あるのは、「シザーハンズ」という映画(私はその内容を少ししか知らないのですが)の主人公の人のような、自分は近付いた相手を傷つけてしまうのではないかと不安に思う優しさや誠実さなのかなと思います。

それに、あまり描かれなくなっていますが、そもそも津軽さんはキノコマニアの女性だったように思うので、そのような津軽さんにとっても、深志研はある種の“運命の人”ということなのかもしれません。

第3話には、これまでよりももう少しはっきりと(タイトルにもある)「恋」の要素が出てきていましたが、それは「ストーカー」の中にも含まれていたのでしょうか。“怪物”を見て逃走した町田さんは、もう来なくなるのでしょうか。

生き物紹介番組(例えばNHKの「ダーウィンが来た」のような番組)などの中で、生き物(人間以外の生物)の「繁殖期」のことが「恋の季節」と呼ばれていることにも、何となく、私には少し違和感や抵抗感のようなものがあるのですが、そもそも「恋」というものに肯定感を持つ方というのは一般的には多いのだろうと思いますし、その方たちに「恋をしてはいけないのでしょうか?」と訊いたなら、大体の場合は「恋をしてもいい」、「恋をすべきだ」というような答えになるのだろうと思います。

「天草に訊け」の天草さんは、ラジオに届いた「フランケンシュタイン」からの質問に答えるため、ラジオスタジオのDJの十勝みのる(山内圭哉さん)を直撃していました。天草さんの直撃に苛立つ十勝さんが、「人間を殺すかもしれない怪物は、人間に恋をしてはいけないのでしょうか?」という質問に、人を殺しそうな奴は家から一歩も出るな!まずお前が先に死ね!と答えていたのも、少し面白く思えました。面白いというか、山内圭哉さんの演じる十勝さんの話し方が自然に思えたからかもしれないのですが、リアルな答えであるような気がしました。天草さんは、十勝さんからクビを言い渡されて、それを受け入れていたのですが、少しさっぱりとしていたようでもありました。ラジオの場面も面白いので、続くといいなと思います。
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