「おんな城主 直虎」第19回と、沖縄の本土復帰から45年の日

NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第19回を見ました。

第19回は、今川の目付の近藤康用(橋本じゅんさん)から領内の山の木々を盗んだのは井伊の者ではないかと疑われ、疑いを晴らすために現場を見に行って井伊の領内の木々も盗まれていることを知った井伊直虎(柴咲コウさん)が、龍潭寺の僧の傑山(市原隼人さん)と家臣の中野直之(矢本悠馬さん)が捕まえた盗賊が直虎に人集めの知恵や虎松(寺田心さん)の弱気を直す知恵を授けた旅の男(柳楽優弥さん)だったことに驚き、近藤康用がその場で成敗しようとした旅の男を一先ず引き取って、近藤康用や中野直之や家老の小野但馬守政次(高橋一生さん)の求める処刑以外の方法で、旅の男の盗みの罪に対する処罰の仕方を考えようとする話でした。

作(脚本)は森下佳子さん、演出は渡辺一貴さんでした。

誰かが血を流す解決方法は避けたいと奔走する直虎が、武家として捕らえた盗人は処刑するべきだと考える政次や直之を女性の次郎法師として説得しようとする感じも、領主として守るべきなのは誰なのかと反対に言い負かされそうになる感じも良かったです。

虎松のご学友の一人の、直之の弟の中野直久(山田瑛瑠さん)が中野家で兄と政次が盗人の処遇について話していたことを冷静に直虎に教えていたところも良かったです。でも結局、牢の中で見張りの傑山から直虎が井伊のためだけに生きているということを教えられた旅の男は、傑山と見張り役を交代した家臣の奥山六左衛門(田中美央さん)を吹き矢の毒針?で眠らせている間に、穴を掘ってそこから脱獄したようで、その後仲間たちと合流していました。

殺さない処罰法を考えていた直虎の、盗人の旅の男を井伊で無償で働かせるのはどうかとの案に対して政次が述べていた、労役を科すことが愛情だとも思わないというような意見も良かったです。確かにそうだなと、ドラマを見ていて思いました。何とかその命を助けようと思っていた旅の男の脱獄を知って、情けをかけようと思った自分がバカみたいだと悔しがる直虎の普通の感じというか、おとわ時代とあまり変わっていないような性格もまた楽しく思えました。

瀬戸村の綿花の収穫は無事に終わっていたのですが、商人の瀬戸方久(ムロツヨシさん)から「種子島」を買った今川氏真(尾上松也さん)はその生産が進まないことに苛立っていました。寿桂尼(浅丘ルリ子さん)の病は回復していて、氏真の妹を妻に迎えている嫡男の義信(オレノグラフィティさん)を謀反の罪で幽閉した武田家との交渉を始めていたようなのですが、最後には、北条家と共に三国同盟を結んでいる武田家との縁が切れることを考え、かつて今川を裏切った松平との提携を考えていました。

そして、今回の最後には、龍潭寺に亡くなった井伊家の当主の直親(三浦春馬さん)の娘という女性が訪ねて来ていて、南渓和尚(小林薫さん)と会っていました。娘だという女性は、直親の娘かそうでないかをどのように証明するのでしょうか。それとも、証明の必要性はそれほどないのでしょうか。

本編の後の「直虎紀行」は、嫡男を幽閉した武田信玄の話でしたが、武田信玄もこのドラマに登場するのでしょうか。それとも、登場するのは名前だけでしょうか。少し気になりました。次回の「おんな城主 直虎」の物語も楽しみにしたいと思います。


ところで、これはこの大河ドラマとは関係のないことなのですが、今日は、第二次世界大戦で日本が敗戦したことによってアメリカの統治下となり、アメリカを行政の長とする琉球政府が置かれていた沖縄県が、1972年(昭和47年)の5月15日に「本土復帰」をしてから45年の日だそうです。当時の日本の総理大臣は佐藤栄作元首相だったそうですが、その「沖縄本土復帰」の背後にはアメリカ政府との「密約」があり、「核抜き・本土並み」が嘘だったということは、今ではよく知られていることです(私は数年前に知ったばかりですが)。核兵器も持ち込まれていたそうですし、敗戦後も本土復帰後もアメリカ軍の基地は沖縄県に置かれたままになっています。宜野湾市の普天間基地は数年後には一応完全に日本側に返還される予定にはなっているそうですが、名護市の辺野古の海岸に新基地を建設して移設するというのなら基地の数は変わらないことになりますし、それに返還後の普天間基地の土地というのは、本当に誰も(アメリカ軍だけではなく日本の自衛隊も)軍事施設としては一切使わない土地として、沖縄の地元の一般市民の方々に返されることになるのでしょうか。今の政府の政策の流れからすると、基地そのものや基地負担が減るということにはならないのではないかというような気がします。

日本の各地にはまだ米軍基地が残されていますし、軍備拡大や軍需産業を推進している今の政府(安倍政権)は、その状態を維持しようとしているので、米軍基地を減らすということや日米地位協定を見直すということはまだ行わないのかもしれません。私には政治の細かいことは分からないのですが、それでも、今の日本政府やそれに追従する大手のメディアや、国民の一人一人が、日本政府が沖縄県内に米軍基地を置き続けることを、日本の防衛のためには仕方がないとか、現実的には基地を減らすのは無理だとか思っている間は、戦時中にアメリカ軍に上陸され、日本軍によって民間人も共に「本土防衛」のための盾にされ、戦後約27年間アメリカに統治されていた沖縄県の長年の米軍基地負担というものは減っていかないようにも思えます。世界中に平和な社会が実現して人々の暮らしが安定するためには、世界各地に同時に優秀な人物が現れないといけないのかもしれないなと思います。
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