「小さな巨人」第5話

TBSの「日曜劇場」のドラマ「小さな巨人」の第5話を見ました。

第5話は、大手IT企業・ゴーンバンク社の社長の中田和正(桂文枝さん)とその息子の隆一(加藤晴彦さん)との内通者が警視庁の小野田捜査一課長(香川照之さん)ではなく芝警察署の三笠署長(春風亭昇太さん)がだと分かり、小野田捜査一課長に謝罪した刑事の香坂真一郎(長谷川博己さん)と本庁の刑事の山田春彦(岡田将生さん)が、待機命令中に芝署の渡部久志(安田顕さん)たちと見直した資料に、自首した山本アリサ(佐々木希さん)が隆一から預かっていた風見京子(富永沙織さん)の持ち物と思われるお守り付きの角の壊れたUSBメモリーがあることを知り、京子さんがナカタエレクトロニクスのビルの屋上から転落した際に一緒に地面に落ちたUSBの破片は鑑識が到着する前に三笠署長が持ち去ったのではないかと推理して、三笠署長の嫌疑を完全なものにするために、三笠署長が署内に隠し持っているはずの証拠のUSBの欠片を芝署の刑事たちや、小野田捜査一課長の命を受けて応援に来た捜査一課の係長の藤倉良一(駿河太郎さん)やその部下の刑事たちと捜し出そうとする話でした。

脚本は丑尾健太郎さん、脚本協力は八津弘幸さんと成瀬活雄さん、演出は田中健太さんでした。

署長室が捜索されたことに気付いた三笠署長は、証拠の品を証拠保管室に隠し、それを知った香坂さんたちは、朝8時の飛行機で海外へ高飛びする予定になっている隆一の逮捕令状を取るため、3時間前の朝5時までに、約5千あるという証拠の中からリストに掲載されていない「証拠」を捜し出さなくてはいけなくなりました。

対立していた所轄の刑事たちと本庁の刑事たちが立場の違いを超えて、犯罪者の隠匿に加担している芝署の三笠署長を警察の恥だとして、一緒にその罪の証拠を見つけようとする熱血の雰囲気が良かったです。刑事たちが積極的に仕事をしている様子を見ていた渡部さんは、香坂さんが芝署に来てくれたおかげだという風に香坂さんに感謝していて、香坂さんも、芝署に来て自分の中の何かが変わった気がすると渡部さんに話していました。

期限の午前5時を少し過ぎた時、山田さんが隠されていた証拠の品を発見し、隆一さんは逮捕されました。証拠はあるのかと強気でいた隆一さんは、三笠署長が隠し持っていた証拠を出されて言い返すことができなくなり、隆一さんの逮捕の知らせに慌てて取調室の隣の部屋に駆け込み、小野田捜査一課長の隣で香坂さんの取り調べをやめさせるように言いながら、不安そうに事態を見守っていた三笠署長は、鏡の向こうの香坂さんから、あなたはもう警察官ではない!犯罪者だ!と指摘されて言葉を失っていました。

その後、山本アリサはインサイダー取引を認めて逮捕され、父親に見放された中田隆一も殺人の罪で逮捕されたようでした。

三笠署長は、しかし、逮捕されませんでした。芝署とは別の所轄の署長として異動になっただけでした。驚く香坂さんと山田さんに、小野田捜査一課長は、前捜査一課長の三笠署長が警察官の天下り先を斡旋していたことを話し、三笠署長の逮捕よりも、国民からの警察への信頼を失墜させないために、歴代の「捜査一課長」という地位と「警察組織」を守ることを優先したのだということを説明していました。

警察を舞台にしたドラマを見ていると、「警察組織」を守るために警察官の犯した罪が矮小化されたり隠蔽されたりしているということがよくあるように思いますが、実際にはどのくらいの頻度でそのような事態が起きているのでしょうか。今回の「小さな巨人」の香坂さんや渡部さんたちのように、例えば、報道されている事件では、東京の警視庁田園調布署の警部補の方が同じトイレの中で相次いで拳銃自殺を遂げたという事件や、広島の中央署内で約8000万円の現金が盗まれたという事件について、所轄内の警察官の方たちだけで捜査をしているということもあるのでしょうか。

香坂さんは、悔しく思いながら、自分の正義を貫きますと断言していたのですが、廊下を歩いてきた三笠署長からは、出世のために仲間を平気で裏切ることのできる小野田捜査一課長を信用するなと念を押されていました。一警察官や一社員や一政治家や一役人や一教師や一生徒が、「内部告発」を行うこと、俗悪な?組織的集団の中で「正義を貫く」ということ、その組織の在り方を良い方向に変えるということは、なかなか大変なことなのだろうと思います。

新聞記者に捜査情報をリークしたことを警務部監察官の柳沢肇(手塚とおるさん)に告白して謝罪した香坂さんは、芝署から豊洲署へ異動になることが決まりました。香坂さんの妻の美沙(市川実日子さん)と母親の真由美(三田佳子さん)は、豊洲なら家からも近いし、異動は都内観光のようなものだと楽しそうにしていました。

今回は、「芝署編」の完結編ということでしたが、次回からは「豊洲署編」になるようです。前編の芝署編にほとんど登場していなかった人事課職員の三島祐里(芳根京子さん)は、尊敬する人と現場で働きたいと上司に異動願を提出していて、後編の豊洲署編から本格的に?登場することになるようでした。

和田アキ子さんや梅沢富美男さんが演じる人物が登場するらしい次回からの話がどのような話になるのか分かりませんが、「小さな巨人」の後半の物語も楽しみにしていようと思います。
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