「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」第6話

フジテレビのドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の第6話を見ました。

コンビニエンスストアで強盗事件が起きた時の店内の防犯カメラの映像に、多くの一般市民や官僚たちが死亡した11年前の地下鉄爆破テロ事件の犯人で宗教団体「真実の光」の幹部だった里見修一(山口馬木也さん)の姿が映っていました。警察庁警備局長の鍛冶大輝(長塚京三さん)は、警視総監になった乾陽一(嶋田久作さん)から、公安機動捜査隊特捜班を上手く使って穏便に里見を逮捕するよう言われました。

用賀駅付近の防犯カメラに里見が映っているのを見つけた捜査員の大山玲(新木優子さん)は、里見やその仲間たちを動かすための罠を仕掛け、その駅の近くの吉川健康食品という会社のビルに潜伏していることを突き止めました。吉永三成(田中哲司さん)の指示を受けた稲見朗(小栗旬さん)と田丸三郎(西島秀俊さん)は、そのビルを見張り、移動する里見たちの車を尾行し、里見たちが入っていったホームセンターの中にも付いて行ったのですが、その奥で待っていたのは里見を守っていた5人のスーツ姿の信者たちでした。稲見さんと田丸さんは、警棒を振り回す信者たちと格闘している間に、里見に逃げられてしまいました。

大山さんは、吉川健康食品が借りている部屋を探し、南大井のアパートの部屋を見つけました。稲見さんと田丸さんは、その部屋へ向かったのですが、ポストの中にカメラを設置して外を見張っていた里見さんに先を越され、侵入した部屋に閉じ込められている間に再び逃げられてしまいました。

稲見さんは田丸さんが里見について何かを知っているように感じていて、稲見さんに訊かれた田丸さんは、里見は潜入捜査をしていた警察官なのではないか、警察を裏切ってテロリストになったのは、教祖に感化されたか、元の人生に戻るための灯台の光を失ったからなのではないかということを答えました。稲見さんは、里見の足跡を見つけたいと思い始めていました。そして、特捜班の大山さんは、里見さんらしき人物として、鍋島豊という警察官の資料をデータベースの中から捜し出しました。

公安総務課長の青沼祐光(飯田基祐さん)から報告を受け、二度も取り逃がしたのかと笑っていた鍛冶さんは、里見の一番の目的は何かということを特捜班に自ら考えさせようとしていました。稲見さんたちは、テロリストの目的は、シンボルか個人的な動機かを考えていました。そして、上司への恨みではないかと推理した稲見さんたちは、事件から11年経って里見が再び姿を現したのは、当時の公安捜査課長の乾陽一が警視総監に就任したからだと思い至りました。

青沼さんは、乾警視総監の身辺警護の強化を電話で命じながら、飛行機のプラモデル作りを続けていました。自宅マンションから出てきた乾警視総監は、警護を受けながら玄関先で待っていた車に乗ろうとしたのですが、その時、警備員が銃撃されました。

里見は、その次に元上司の乾警視総監を撃とうとしたのですが、引き金を引くのを躊躇していた僅かの間に稲見さんが乾警視総監を庇い、田丸さんに取り押さえられてしまいました。里見の元上司の乾警視総監は、11年ぶりに会った里見の姿を驚いたように見つめながら、車の後部座席に乗って去って行きました。

里見を名乗って宗教団体に潜入捜査に入り、優秀だったために瞬く間に幹部にまで上り詰めたという鍋島さんは、警察を裏切ってテロリストになった理由として、爆破事件の5日前に教祖からテロを命じられ、すぐに仲間に連絡をした、その後怖じ気付いて逃げ出さないために小さな部屋に監禁されてしまい、警察が教団に捜査に来れば自分の任務はそこで終わると思っていたが、仲間たちはなぜか捜査に現れず、結局宗教団体の幹部として地下鉄爆破テロを実行したのだ、ということを特捜班に話しました。

実行しなかったなら自分は教団で集団リンチに遭って殺されていただろうと言う鍋島さんに、稲見さんが、警察官なら自分が殺されても市民の命を守るべきだったと言うと、鍋島さんは、自分と同じ立場になったら分かるだろうと答えました。そして、お前の言っていることが正しいと証明するものは何もないと稲見さんが言うと、鍋島さんは、それがお前たちのいる世界だ、すぐに分かると答えました。その後、里見修一として逮捕された鍋島さんは、留置所で首を吊って死亡していました。稲見さんは、薄暗い部屋で鍋島さんの言ったことを思い出しながら、松永さん(野崎萌香さん)と電話で話して気を紛らわせていました。

原案と脚本は金城一紀さん、演出は白木啓一郎さんでした。

このような感じの第6話だったのですが、今回も良かったです。

今回は、昔のオウム真理教というカルト教団の地下鉄サリン事件を思い起こさせる印象でもあったように思うのですが、稲見さんが暴力団に潜入捜査をして、本当の人生と偽りの人生の間で迷っていた、前回の第5話の続きの話のようでもありました。このドラマには、新興宗教団体「神の光」で潜入捜査を続けている林智史(真島秀和さん)という人物もいるのですが、里見という別人として宗教団体に潜入しその幹部にまでなってテロ事件の実行犯になってしまった鍋島さんは、元の世界に戻って来る意味を見失ってしまった、もう一人の田丸さんや稲見さんだったということなのかもしれません。

両親もすでに亡くなっているということでしたし、里見さんだった鍋島さんは、テトリスとの里見として、警察に真相が隠されたまま葬られることになるのかなと思うのですが、実際にも、一般市民の私が知らないだけで、そのようなことは起きているのかもしれないなと、少し怖いような気持ちになりました。

鍋島さんは、宗教団体がテロを起こすことを通報したにもかかわらず仲間の警察が宗教団体に捜査に来ずにテロが起きるのを待っていた理由について、本当のことは分からないとしながらも、もしかしたらテロを理由に国内の法整備を進めたかったからなのかもしれないとか、電車の中に気に入らない官僚が乗っていたからなのかもしれないとか、稲見さんたちに話していましたが、現実にも、政治家たちに都合の良い国内の法整備を優先するために、あるいは気に入らない官僚を陥れるために?、政治組織や警察組織が、事件が起きていることや事件が起きそうであることを知りながら、わざと事件を止めなかったり事件が起きた後に騒ぐということは、あり得ることであるようにも思いました。

報道によると、与党の自民党と公明党とその仲間の維新の党は、明日にも、自民党などが「テロ等準備罪法案」という名前で呼ぶ、「共謀罪」の創設を含む組織的犯罪処罰法改正案を衆議院で通過させようとしているそうで、集団的自衛権を含む安全保障関連法(憲法学者の9割が違憲と言っていました)の時のようにまた「強行採決」を行うのかなと残念に思うのですが、昨夜のテレビ朝日の「報道ステーション」では、「テロ等準備罪」を作って批准しないと東京オリンピック・パラリンピックを開催することができないといっても過言ではないと安倍首相が言う、TOC条約(国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約、パレルモ条約)について、TOC条約の立法ガイドを執筆したというアメリカのノースイースタン大学のパッサス教授は、TOC条約はマフィアのような犯罪組織が経済的利益や物質的利益を得ることを取り締まるための条約で、テロのような思想に基づく犯罪を取り締まるための条約ではないとはっきりと説明していました。

テロ対策の国際条約には日本はすでに全てに批准しているそうですし、マフィアのような犯罪組織の資金源を断つためのTOC条約には現行法で十分に批准できるそうです。諸外国は、日本は今のままでもTOC条約(パレルモ条約)に批准することができるのにどうしてすぐに批准しないのかと不思議に思っているのだそうです。それに、そもそも、この国際条約は、国内の法を先に作らなければ入ることができないというものではなく、入ってから国内の法整備を考えてもいいものなのだそうです。安倍政権は、「共謀罪」(戦前の治安維持法というほどではないのかもしれませんが)を作るための大義名分のために、TOC条約への批准という「外圧」を利用し、テロ対策を万全にするためにTOC条約に批准しないといけない、テロ等準備罪を作らないとTOC条約に批准できない、TOC条約に批准しないと東京オリンピック・パラリンピックを開催できないと言っても過言ではないという風に国民に嘘をついて、国会での質疑に誠実にもまともにも答えることのできない自民党の金田勝年議員を法務大臣にして、国民を騙そうとしているということなのではないかなと思います。パッサス教授は、TOC条約(パレルモ条約)はテロ対策のための条約ではなくマフィア対策のための条約であり、国内の法整備が整っていなくてもTOC条約に批准することができる、どこの国も国際条約を口実にして、国内の法整備を優先することが可能だが、国内の法整備は公正な手続きを経て行われなければならない、国民の意向を無視したものであってはいけないということを話していました。

一般人は捜査対象にはならないが警察が密かに疑った時点でその一般人は一般人ではなくなるのだと与党議員は説明していますが、組織的犯罪集団による犯罪を、そうして(警察が疑ったことによって)一般人ではなくなった人たちが計画した段階で未然に取り締まるのだという謎の「共謀罪(テロ等準備罪)」には、警察や政治家のような人たちが実行できそうな犯罪、政財界の人たちが実行できそうな犯罪は、除外されているのだそうです。日本の片隅で何とか生きている一般市民の私には、「共謀罪」の成立は、為政者や社会的に強い立場にいる人にさらなる力を与え、弱い立場にいる普通の市民の自由や人権が今よりももっと制限されることにつながるのではないかなと少し不安に思えるのですが、今のままでは、集団的自衛権の行使容認や武器使用範囲の拡大を含む安全保障関連法の時のように、自民党や公明党などの強行採決によって成立してしまうのかもしれません。仮に成立した場合には、いつ誰がその法律で捕まるのかによって、その法律がどのような性格のものなのかが、少しずつ分かっていくことになるのかもしれないなと思います。

「瑞穂の國記念小學院」あるいは「安倍晋三記念小学校」を建設予定だった学校法人・森友学園への大阪府豊中市の国有地払い下げ問題についても、籠池前理事長の弁護士の方と財務省の役人の方と建設会社の方とのメールが新たに見つかったそうで、財務省の方が「内閣総理大臣夫人」の安倍昭恵さんが名誉校長に就任したことを受けて国有地の8億円の値引き方法を考えたというようなことが明らかになりつつあるそうですが、実際に安倍首相の意向を忖度していた?ということなら、財務省や文部科学省の役人の方たちは、国民のためにも、安倍首相夫妻がこの件に深く関わっていると思ったから森友学園や加計学園の話を進めたのだということを、逃げずに早く認めて公表したほうが良いのではないかなと思います。

「国家を信用してはいけない」というこのドラマの台詞は、意外と重いです。いつかの未来の現実社会には当てはまらないものになっているといいなとも思います。「平成維新軍」が登場するらしい次回の「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の物語も楽しみにしたいと思います。


ところで、昨夜の7時頃、秋篠宮家の長女の眞子さまが大学の同級生の小室圭さんという方と御婚約なされたという臨時ニュース(NHKが「独自」のニュースとして伝えていました)に、すごいなと驚きました。秋篠宮さまと紀子さまも大学生の時に出会ったそうです。婚約者の小室さんは神奈川県の横浜の方だそうで、「湘南江の島 海の王子」というコンテスト?があることを私は初めて知ったのですが、そのようなコンテストに参加をする方ということは、よく分からないですが、きっとしっかりとしていて明るくて朗らかな方なのだろうと思います。最近は、官邸が天皇陛下の譲位を一代限りの「特例法」でまとめようとしているということも含めて、比較的暗いニュースが多いということもあり、まだ眞子さまの御婚約が正式に発表されたというわけではないようなのですが、久しぶりの皇室の明るいニュースに少し嬉しい気持ちになりました。
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