自衛隊のPKO活動の特集と、猫

NHKで放送された「NHKスペシャル」の「変貌するPKO 現場からの報告」を見ました。録画をしておいたものです。

先日の土曜日の報道によると、国連のPKO活動のためにアフリカ大陸の南スーダンに最小限度の武器の使用や武力の行使を伴う「駆け付け警護」の任務を付与されて派遣されていた陸上自衛隊の施設部隊の最後の40人の方々が、無事に帰国したそうです。特集は、昨年の7月の南スーダンで活動中の自衛隊の『日報』に書かれていた「戦闘行為」があったとの言葉を稲田防衛大臣が否定したという出来事を踏まえて、自衛隊の海外派遣や世界各国のPKO活動について考えるものでした。

日本の自衛隊は、海外からは日本の軍隊だと思われているそうです。番組で証言をしていた自衛隊の方々は、匿名ではあったのですが、安倍首相の軍事的な面での「積極的平和主義」や「国際貢献」の方針の中で、とても悩んでいるようでした。南スーダンまで自衛隊を派遣するのは自衛権の範囲を超えているのではないかと考えている方もいましたし、犠牲者が増えて人材不足に陥りつつある外国の要求に沿ったほうがいいのではないかと考えている方もいました。砲撃のあった南スーダンでの活動中に書いた家族宛の遺書を今も大切に持っているという方もいました。

オランダ軍は、日本の自衛隊の場合とは異なり、軍の活動の情報を積極的に国民に公開したり公表したりして、その上で、海外派兵を続けるべきか帰国させるべきかの国民の判断を仰ぐということをしているのだそうです。日本政府は、戦闘はないとか安全だとか言って、自衛隊の活動の実情を国民に隠し続けますが、派遣されている自衛隊の方やその家族や一般市民の安全のためにも、自衛隊の運営のためにも、戦闘があったならそのことを認めて、どのような状態なのかという情報を公開して、国民が広く話し合うことのできるようにしたほうが良いのではないかと思います。国民に本当のことを隠すという手法は、約70年以上前の戦前や戦中の「大日本帝国」の時代からもあまり変わっていないのかもしれないなと、何となく思いました。

番組に出演していたオランダ軍の大佐が、PKOは「平和維持活動」だが維持する平和がない、と話していたのも印象的でした。

昨夜の7時半から放送されていた「プロフェッショナル 仕事の流儀」のスペシャル「猫を知れば、世界が変わる」は、BSプレミアムの「世界ネコ歩き」の撮影をしている動物写真家の岩合光昭さんの特集だったのですが、その中で岩合さんが話していたことによると、猫は、争いの起きているところからはすっといなくなり、平和の風が吹くところにふいに現れるのだそうです。今日本では空前の猫ブームが起きていると、番組の冒頭で言われていたのですが、それは、これから少しずつ失われていくかもしれない自由や平和を求めているということでもあるのかもしれないなと思いました。
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