「フランケンシュタインの恋」第7話

日本テレビの日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」の第7話を見ました。

第7話は、「フランケンシュタイン」のラジオ企画を「虚しい」とか「必要ない」と罵倒するラジオパーソナリティーの十勝みのる(山内圭哉さん)に怒りを感じ、黒い菌を撒き散らして十勝さんに謎のキノコの奇病を発病させてしまったことについて、生命科学の鶴丸十四文教授(柄本明さん)から、これからも人間と一緒に生活することで様々な感情を学ぶなら様々な菌を放出することになるだろうと教えられた深志研(綾野剛さん)が、責任を感じて、難病の津軽継実(二階堂ふみさん)を守るために始めたラジオの仕事を辞めようと考えていたある日、十勝さんの入院中にメインパーソナリティーとしてラジオ番組の司会を任された天草純平(新井浩文さん)から公開生放送への出演を頼まれ、津軽さんや稲庭先輩に心配されながらもラジオが好きなら出てみてはどうかと背中を押されて出演したスタジオで、十勝さんが突然倒れた理由を知りたいアシスタントの大宮リリエ(水沢エレナさん)から、十勝さんを倒したのはフランケンシュタインか、十勝さんに一体何をしたのかとの質問攻めに遭い、観客や記者たちの視線にも追い詰められて動揺し、大勢の前で菌を放出したまま逃走してしまう、という話でした。

脚本は大森寿美男さん、演出は守下敏行さんでした。

十勝さんの顔に生えたキノコの奇病の描写がまた少しぞっとするものではありましたが、第7話も良かったです。何でも津軽さんへの「恋」につなげる深志研の話に、稲庭工務店の室園美琴(川栄李奈さん)が「また恋バナかよ」と返す場面も面白く思いました。

天草さんは、十勝さんに生えたキノコから治療薬を作る鶴丸教授と稲庭先輩と津軽さんから、深志研がラジオで話した自己紹介は本当だと言われて、最初は疑いながらも何となく信じていたのですが、その時の天草さんが、深志研を森から連れ出した津軽さんに、自分たちがそばにいれば深志研を守ることができると思っているとしたらそれは傲慢だという風に言っていたのも、良かったように思います。

鶴丸教授から深志研を「見世物」にしないよう言われていた天草さんは迷いながらも深志研に公開生放送への出演を頼んでいたのですが、そこには、十勝さんに代わってメインパーソナリティーを任された自分のラジオの仕事を成功させたいという欲のようなものもあったのかもしれません。

公開生放送で菌を撒き散らす姿を晒してしまい、人間たちから逃げて街の片隅に隠れていたところを捜しに来た津軽さんと稲庭先輩に発見されて車で稲庭工務店に帰った深志研は、自室で目を覚ました夜、部屋の隅に津軽さんが座ったまま眠っているのを見て、津軽さんにまた辛い思いをさせたことを後悔していました。そして、工務店の作業机の上に置かれていた、玉名瑠以(大西礼芳さん)が深志研の布団に撒いてキノコの生えるのを防いでいた除菌スプレーの容器の中の殺菌剤を飲もうとしたところを、稲庭先輩に止められていました。津軽さんも騒ぎを聞いて起きて来ました。

稲庭先輩は、ラジオに出演して取り乱して菌を撒き散らしてしまったことに苦しんで追い詰められ、殺菌剤を飲んで自分の菌を殺そうと考えていた深志研に、ラジオに研さんを出したのは自分で、それは津軽さんを研さんから引き離すためだった、こうなれば津軽さんも冷静になるのではないかと思ってこうなることを望んでいたと打ち明けました。研さん、人間じゃないのは俺なんだよ、と深志研に告げた最後の稲庭先輩も、良かったです。人間らしさとは一体何なのだろうと思いました。

このドラマの津軽さんは頭の血管がいつ切れるか分からない難病を抱えているということなのですが、今回のドラマを見ていて、120年前に死体から特殊な菌の力で蘇ることになった深志研さんも、生活の中で取り込んだ菌を感情の働きによって放出して周囲の人にキノコの奇病を発病させてしまうという点では、ある種の感染性の難病の患者であるということなのかなとも思いました。現実にもしも深志研さんのような人がいることが公に分かったなら、鶴丸教授や研究者の卵の稲庭先輩や学生の津軽さんが大丈夫だと事情を説明をしても、感染を心配する人々によって、病院や研究室などの遠い施設に隔離されてしまうのかもしれません。

深志研を連れてきた、二階堂ふみさんの演じる津軽さんが、常に悲しそうな表情をしているというところも(津軽さんがキノコマニアであるという描写が最近は減ってきているというところも)少し気になるのですが、予告によると次回には、津軽さんは深志研に一緒に森に逃げようと提案するようでした。深志研さんはどのような生き方を選ぶのでしょうか。次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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