「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」第9話

フジテレビのドラマ「CRISIS(クライシス) 公安機動捜査隊特捜班」の第9話を見ました。

休日出勤していた大山玲(新木優子さん)と樫井勇輔(野間口徹さん)が将棋を始め、後から来た班長の吉永三成(田中哲司さん)と3人でランチに出かけていた頃、稲見朗(小栗旬さん)は松永芳(野崎萌香さん)と映画館へ出かけていました。そして公安機動捜査隊特捜班の田丸三郎(西島秀俊さん)は、教会で隣に座ってきた男に声をかけられ、あなたの仕えている国家は腐敗していると思わないか、根が腐る前にあなたの力でこの国を変えてみませんか、本当の愛国者になりませんかと誘われ、外国人だと見抜いて断りながらも動揺していました。

翌朝、特捜班の上司である警察庁警備局長の鍛冶大輝(長塚京三さん)は、稲見さんを呼び出し、自衛隊の特殊部隊の結城雅(金子ノブアキさん)について尋ねました。2年前に連絡を取ったきりだと伝えた稲見さんが、何があったのかを訊くと、鍛冶さんは、結城が2週間前から姿を消していると教え、姿を現したらすぐに知らせるようにと言いました。

その夜、稲見さんは、松永さんと待ち合わせをしていたバーの前で結城さんと再会しました。結城さんとバーの前を離れた稲見さんは、この国と国民を守っているつもりだったが国家を守っていただけだった、権力者の尻拭いをしていただけだったと結城さんが話すのを聞いていたのですが、結城さんから、歪みきったこの国を正すつもりだと言われ、テロリストになるつもりなのかと戸惑っていました。結城さんは、俺と組まないかと稲見さんを誘い、通りかかった巡査を捕まえて拳銃を奪うと、今のお前のやり方ではこの国は変わらない、気が変わったら3日後にバーで待っていると稲見さんに伝え、巡査の足を撃って逃走しました。救急車を呼んだ稲見さんは、バーの松永さんに、しばらく会えなくなると連絡しました。

鍛冶さんは、公安総務課長の青沼祐光(飯田基祐さん)にも、今は話すことができないと結城さんのことを黙っていたのですが、逃走中の結城さんを稲見さんに追わせることを決めて、青沼さんにそれを命じていました。

夜のバーには、田丸さんと大山さんと稲見さんがいて、外には吉永さんと樫井さんがいました。稲見さんが外へ出ると、田丸さんと大山さんがその後をついて行き、吉永さんと樫井さんもついて来ました。その様子をビルの上で結城さんが観察していました。結城さんが現れないので、その夜の特捜班は解散しました。

経済的格差が広がっているとは一概には言えないと国会で答弁していた内閣総理大臣の岸部正臣(竜雷太さん)は、自宅で妻の用意した朝食を食べながら、留学先から帰国したがっているという息子のことを不満に思い、もう一人の息子のことを褒めていました。

鍛治さんを訪ねた稲見さんは、結城さんが自衛隊を抜け出した理由とその標的を教えてほしいと頼み、あいつにこれ以上罪を犯してほしくないと言いました。しかし、鍛冶さんは何も教えませんでした。その上で、もしも結城がお前に銃口を向けてきたらお前が先に引き金を引け、国家の秩序を守るために躊躇うことなく結城を殺せと、鍛冶さんは稲見さんに命じました。

その頃、ビルの一室に出勤してきた大山さんは、結城さんに捕まり、仲間を殺すと脅されてドアを開けました。結城さんは、閣僚たちの個人情報にアクセスするよう大山さんに命じ、大山さんは取り出した情報を結城さんの指示通りにUSBメモリーに保存しました。部屋の外では、異変に気付いた吉永さんと樫井さんと田丸さんが待機していて、そこへ稲見さんも駆け付けました。稲見さんがゆっくりと中へ入ると、大山さんを人質にした結城さんが立っていました。結城さんは、携帯電話を机の上に置き、大山さんを盾にしながら、部屋を出てドアを閉め、外の鍵を壊しました。

閉じ込められた特捜班は、結城さんが置いて行った爆弾をどうするべきか考えたのですが、樫井さんにもすぐには解除できないもので、田丸さんが放り投げようと考えた窓の下にはたくさんの通行人の姿が見えました。稲見さんは、爆弾を抱えて部屋の奥へ向かったのですが、その頃、ビルの下に来ていた結城さんがスマートフォンを操作し、爆弾を起動しました。爆音と共にビルの一室から火の手が上がり、壊れた灰色の部屋の中には特捜班の5人が倒れていました。

原案と脚本は金城一紀さんです。演出は鈴木浩介さんでした。

自衛隊から脱柵した結城さんは、独りで閣僚の命を狙っているようでした。

でも、単独の「テロリスト」に、一体何ができるというのでしょうか。結城さんが閣僚の中の誰かを殺したとしても、衆議院の解散が行われない間にはその時の与党はまだしばらく与党であり続け、選挙で一時的に国民の代表として選ばれた政治家(国会議員)からなる首相を含む閣僚たちの代わりはいくらでも作り出されます。

「テロ事件」だと現地の警察によって認定される無差別殺傷事件が海外で相次いでいるようですが、この「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」のドラマは、「テロ」という破壊行動が世界を根本的に変えるのには非力なものであるということを描いているのかもしれません。

現実の日本の世界でも、例えば安倍首相はカリスマ的な存在ではないので、政治の体制が今のままであるのなら、解散以外の何かの事情で安倍首相が退いたとしても、似たような考えを持つ人物に簡単に置き換えられてしまうだけなのかもしれないなと思います。

報道されている学校法人・森友学園や加計学園と安倍政権(安倍首相夫妻?)との癒着疑惑の問題でも(加計学園の加計孝太郎理事長は、政府専用機にも乗ったことのある方だそうです。森友学園の小学校建設時の応援メッセージがホームページ上で名誉校長の安倍昭恵さんのすぐ下に掲載されていた自民党の平沼赳夫議員の場合も不思議に思えたのですが、どうしてマスコミの記者さんたちは、籠池理事長の時のように、その方への突撃取材のようなものをなさらないのでしょうか)、行政を動かすために共有されたメールの文も「公文書」の内に入るのではないかと思いますが、今と未来の国民に説明責任を果たすことができるようにするための国民の公文書は、公文書管理法という法律があったとしても、それを使う側の意識によって簡単に、自分たちに都合の悪いものである場合には「調査はしない」として隠蔽されたり、「出所不明の怪文書」という扱いをされたりして、無かったことにされてしまうということが、今の日本では起きています。政府が内部告発された内容や公文書を出所が不明だという理由で調査せずに無視しようとするということは、政府が内部告発自体を潰そうとしているということになるだけではなく、内部告発は匿名でも行うことができるはずなのに、匿名だとしてもその誰かが不正を正したいと思って通報したものを実名ではないという理由で潰そうとしているということにもなります。

国と国民を守っていると思っていたら国家を守っていただけだった、権力者の尻拭いをしていただけだったとドラマの結城さんは言っていましたが、実際の各省庁や各地の役所や警察や自衛隊のような団体組織の中でそのように思っている公務員の方というのは、どのくらいいるのでしょうか。

先日の報道によると、森友学園に国有地が払い下げられた経緯の文書が残っている可能性のある財務省のパソコンが廃棄されて約52億円かけて新しいパソコンに交換されたということですが、もしかしたら、データのバックアップを取っている方がいるかもしれません。内部告発をした前文部科学省事務次官の前川喜平さんのような方が世の中にたくさんいるとは思いませんが、現役の方たちが、第1次安倍内閣が考え第2次安倍内閣が3年前に設置した内閣人事局という部局を使って今の行政の在り方を歪めているという悪い政治家たちの、理不尽な命令に従い続けるような方ばかりではないといいなと思います。

予告によると、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は次回が最終回だそうです。拡大版で放送されることになるようでした。どのような展開の物語になるのか、最終回も楽しみにしていようと思います。
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