「正解するカド KADO: The Right Answer」第4話から第8話

東京MXテレビやBSフジで放送されている「正解するカド KADO: The Right Answer」という東映制作のアニメ作品の、第4話から第8話までを見ました。

外務省の総合外交政策局国連政策課の首席事務官であり交渉官(ネゴシエーター)であった真道幸路朗(声・三浦祥朗さん)は、一旦辞職をし、政府から自由な立場となって、異方存在のヤハクィザシュニナ(声・寺島拓篤さん)との交渉を続けています。

科学者(理論物理学者)の品輪彼方(声・釘宮理恵さん)は、電力を無尽蔵に供給することのできる「ワム」の構造を理解すると、それを折り紙で作り、内閣総理大臣の犬束構造(声・中博史さん)の記者会見の場で国内外の人々にその作り方を教えました。

しかし、品輪さんの考案した「ワム」の作り方は、他人にはなかなか作ることができなかったようでした。品輪さん以外で作ることができたのは折り紙が得意だった真道さんだけでした。

ヤハクィザシュニナによって人類に贈られた「ワム」の件が国際問題としては中途半端な状態になりました。そのような中、「カド」は羽田空港の敷地内から移転することになりました。移動するには「カド」の一部がこの世界の大地に接していなければなりませんでした。「カド」に触れた生物は神経系に異常を来すかもしれないということから、真道さんは、転がして移動させることになった「カド」の面ではなく辺を使うというアイデアを出し、半日ほどかけて埼玉県の狭山湖上へ移動させました。

そして日の沈んだ頃、真道さんは、ヤハクィザシュニナから、「サンサ」という脳の形に似た楕円形の物体を見せられました。真道さんは、ヤハクィザシュニナに会った時に異方の感覚を身につけていたのですが、「サンサ」を見て、眠らなくても平気な体質に変わりました。

公共放送NNKのディレクターの言野匠(声・桐本拓哉さん)は、「カド」の取材の最先端から置き去りにされていると感じていたある日、アメリカの大手インターネット会社「SETTEN」のCEOのアダム・ワード(声・堀川仁さん)から、「カド」のヤハクィザシュニナを取材してほしいと頼まれました。「カド」を最初に報道・発信したことが評価され、ヘッドハンティングされた言野さんは、NNKを辞め、ついてきた仲間たちと共にアメリカの会社のヘリコプターで湖の上の「カド」に接近し、ヤハクィザシュニナから取材を許可されました。

ヤハクィザシュニナと真道さんの案内で「カド」の内部に入った言野さんたちは、ヤハクィザシュニナから、異方物質の入った箱を示され、その中に収められていた「サンサ」を見ました。「サンサ」を見た直後、吐きそうになっていた言野さんたちは、多数次元の中に自分の存在を感じ取る異方の感覚を身につけ、眠らなくてもいい体質になりました。ヤハクィザシュニナの説によると、眠らなくてもいいが、これまでのように眠りたかったなら眠ることもできるということでした。

ヤハクィザシュニナは、「サンサ」を撮った映像を人類に公開してほしいと言野さんに話しました。アメリカ人のCEOは、その映像を放送するべきだと主張し、会社内では反対意見もあったものの、言野さんもCEOと同じ考えでした。それが発信するメディアの役割だと考えていました。

犬束総理大臣もそれを認め、「サンサ」の映像は、NNKで生放送され世界同時配信される番組内で公開されることになりました。番組では、冒頭でも放送中も、視聴者への注意喚起を行いました。生放送にはヤハクィザシュニナが出演して「サンサ」の説明を行い、テレビやパソコンやスマートフォンで「サンサ」を見ることにした人々は、一時の吐き気に苦しんでいました。

ヤハクィザシュニナを異方に帰したいと真道さんに相談していた、彫金師の家で育った徭沙羅花(つかいさらか、声・M・A・Oさん)は、ヤハクィザシュニナという異方存在にこの奇跡的に美しい「自然」の世界を壊されたくないと考えていたようでした。

沙羅花さんの訴えに感化された真道さんは、ヤハクィザシュニナと話をしに「カド」へ向かい、ヤハクィザシュニナから話があると言われていました。

脚本は野崎まどさんです(崎の文字は可の上が立のものです)。演出は田辺泰裕さん、りょーちもさん、齋藤昭裕さん、渡辺正樹さんです。

第6話と第7話の間には、第6.5話という総集編がありました。このような物語だった第4話から第8話までも、毎回続きが気になって面白く見ています。ただ、私としては、沙羅花さんの件は、もう少し少なくてもいいような気がします。映画「シン・ゴジラ」の物語の中で石原さとみさんの演じていた人物が少し浮いているように見えたように、いかにもアニメの中の女性という感じのする沙羅花さんは「ヤハクィザシュニナ」という社会的な問題の描かれるこの物語の中では少し浮いているように見えます。「ワム」の件以降は登場していない科学者の品輪さんの方がまだ馴染んでいたように思います。

沙羅花さんは、ヤハクィザシュニナという異方存在が人類にもたらす急速な変化を危惧していて、実際の現実社会でもこの物語で起きているようなことが起きたなら、沙羅花さんのように否定的に捉える人もいるのだろうと思います。

でも、この「正解するカド」のアニメを見ている私としては、ヤハクィザシュニナのもたらすものによって変化していく世界や人類の様子を見てみたいように思うのです。そのため、真道さんと電話で話していた犬束総理大臣が「サンサ」の放送を認める決断をしたことを、自由な立場の真道さんに伝えていた場面を見ていて、少しほっとしました。

このアニメは、全何話の作品なのでしょうか。ヤハクィザシュニナに導かれている人類が何をすることが、ヤハクィザシュニナあるいは人類にとっての「正解」なのかということはまだ示されていませんが、これからも「進歩」(「ワム」の今後、「サンサ」の次の段階)がこの物語の中に描かれていくのを見てみたいように思います。

実際の現実の世界の人類は、「進歩」からはほど遠いような気がします。飛行機の窓から見た海の波が止っているように見えるように、私が気付いていないだけなのかもしれませんし、分かりませんが、もしかしたら、地球の人間の世界は飽和状態になっているのかもしれないなと思います。政治も、経済も、科学も、文化も、今の人間の能力によるものだけでは、頭打ちの状態になっているように思えます(ファッション業界にも疎い私には、洋服のデザインも過去にあったようなものが繰り返されているだけのように見えます。グローバル化によってなのか、みんなが似たような服を着るようになりました)。

都市伝説のような話になってしまうかもしれませんが、このアニメ作品の中で地球の人類の前にヤハクィザシュニナが現れたように、宇宙人の斬新な文明が今の地球に突然分かりやすく入って来たなら、本当の自由がなく窮屈のようにも思える今の人間の世界が、もう少し解放されることになるのかもしれません。もしもそのようなことがあったなら、面白そうに思います。
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