退位「特例法」成立、加計学園問題の再調査、被曝事故の続報のことなど

昨日には、天皇の退位を実現するための「特例法」が参議院の自由党以外の党による全会一致で可決・成立したそうです。譲位の条件を崩御によるものとすると決めたのは明治政府なので、崩御によらない天皇の代替わりは、江戸時代の1817年の光格天皇以来のこととなるそうです。「天皇」は、退位(政府は今回の譲位を譲位とは呼ばないことにしたのだそうです)の後には、「上皇」(太上天皇を略した言葉です)となり、「皇后」は「上皇后」となるそうです。

参議院の採決にも参加しなかったという自由党は、今上天皇陛下の退位は「『皇室典範』の改正」によるべきだという意見を貫くために参加しなかったのだろうと思いますし、民進党や共産党は、天皇陛下の退位のご意志を早く実現可能にするために、自民党などの案に折れてしまったのだろうと思いますが、一国民の私としては、安倍政権が皇室典範を改正せずに、「皇室典範と一体を成す」という風にごまかした「特例法」で天皇の退位の問題を解決しようとしたことは、天皇陛下の昨年の8月8日のお言葉(ビデオメッセージ)の、象徴天皇として務められてきた現在のご自身のことだけではなく未来の皇室や未来の国民ことをも気遣っていた内容に反することであるように思えます。

安倍首相やその仲間の方たちは、女性宮家の創設にも、過去にはいた女性天皇の登場にも否定的ということなので、「皇室典範改正」ではなく「特例法」と決まった後のこれからは、メディアでは、3年以内という退位はいつのことになるのか、元号は何になるのか、というような話題に移行していくのかなとも思いました。

一昨日の夜の報道によると(少しだけ生中継されていました)、アメリカでは、トランプ大統領によって突然解任された前FBI長官のジェームズ・コミーさん(とても背の高い方です)が「ロシア・ゲート」(トランプ大統領やその周辺がロシアとつながっているのではないかという疑惑)に関して、米上院情報特別委員会の公聴会で証言をして、今後は司法省に政権から独立した立場の特別検察官として任命されたロバート・モラー元FBI長官が疑惑の調査を行うとのことでしたが、昨日の報道では、今年の1月まで前川喜平さんが事務次官を務めていた日本の文部科学省も、菅官房長官が「怪文書」だと言っている、学校法人・加計学園が愛媛県今治市の無償譲渡されたという市有地に建設中の岡山理科大学の校舎に来年の4月に獣医学部を新設することになった経緯を巡る文書を再調査して、今国会の会期中に結果を公表することに決めたそうです。松野文科大臣がなぜか安倍首相に伺いを立てに行き、安倍首相の指示で松野文科大臣が文科省内の再調査を行う決定したというような形になっているようです。ただ、それは権力から独立した第三者による調査ではなく、民進党などの野党が求めている前川喜平前文科事務次官の国会への証人喚問などは与党側が拒否しているそうですし、内閣府の調査も行わないということのようでした。

文科省が「再調査」を行って公表するということ自体は良いことだと思うのですが、昨日のそのニュースを聴いて、自民党(と公明党?)が今治市の土地を加計学園に譲渡し、来年4月に開校しようとしている大学での獣医学部の創設を推し進め、その学園に協力しているということが今でも続いているのなら(学校法人・森友学園の時には、最初は絶賛していた籠池前理事長のことを安倍首相を含む自民党の議員たちは突然悪く言って否定するようになった結果、安倍昭恵内閣総理大臣夫人が名誉校長に就任していた安倍晋三記念小学校あるいは瑞穂の國記念小學院という日本初の?神道の小学校の建設と開校計画は頓挫しました)、もしかしたらですが、再調査をしても、その結果見つかったものによって、京都産業大学を外して加計学園に決めたことに違法性や行政が歪められた痕跡は「なかった」、安倍首相の関与は「なかった」ということにされるのかもしれないなとも思いました(省内のパソコンを入れ替えることで全てのデータを消去したという財務省は、森友学園関連の交渉記録や国有地の売却などの文書の再調査を行わないのでしょうか。それとも、今回の松野文科大臣のように、麻生太郎財務大臣が安倍首相に伺いを立てたなら?首相から森友問題への再調査の指示が出るのでしょうか)。

森友学園事件の時とは異なり、「日本会議」系の?戦前・戦中的な思想が登場するような、思想事件にまではなっていない加計学園の獣医学部新設の問題(自民党とその総裁の安倍首相の親友の方の経営する学校法人との癒着や便宜供与のように見える出来事)を報道番組などが扱う時、今の日本に獣医学部の新設が必要なのかどうかというような話にすると、“ペット動物”の獣医さんにしても“産業動物”の獣医さんにしても(どちらの動物の呼び方も何だか少し哀しい感じがしますが、“野生動物”はどちらの獣医さんも獣医さんとして診ることができるのでしょうか)獣医の世界をほとんど知らない私のような人には、おそらくどちらが正しいのか分からないという感じになってしまうのではないかと思うので、巨額の税金の使われ方として正しいのかどうかという点についても、もう少し報道がなされるといいのかなと思います。自民党の若手議員さんたちは、教育無償化の財源の確保のためとして、国民からお金を保険料という名目で強制徴収し、徴収した後の使い道が判然としない「こども保険」なるものを首相に提案するより、税金や保険料として国民から徴収しているお金を政府や公的機関が無駄に使ったり不正に使ったりしているかもしれない状況をなくすということのほうを、もっと考えてほしいように思いました。

それから、ソフトバンクがグーグルの持ち株会社からアメリカのボストン・ダイナミクスとシャフトというロボット会社二社を買収したということが報道されていましたが、映像で紹介されていた、人に蹴られてもすぐに体勢を立て直す4足歩行のロボットや2足歩行のロボットは、数年前にテレビで見て、何だか気持ち悪いな、と思えていたロボットでした。技術的にはきっとすごいのだろうと思うのですが、私には、見ていると何となく不安な気持ちになるロボットです。

あと、昨夜には長崎県の諫早市で震度4の地震があったそうで、テレビで地震速報の音を聴いた時には、はっとしました。何事もなかったでしょうか。東日本大震災以降は特に、ということなのかもしれませんが、臨時速報の音には、私はまだ少し驚いてしまいます。

昨日の日本経済新聞(だったように思います)には、日本政府が原子力発電所を新設する計画を立てているというようなことが書かれていましたが、日本国内の土地に建設するにしても、海外の土地に建設するにしても、やめてほしく思いました。東日本大震災の後、全国の原発の稼働が止まり、原発推進派の「安全」の考えがただの「安全神話」だったことが明らかになったことから、日本は「原発ゼロ」の未来型の国になっていくのかなと、最初の頃は思っていたのですが、安倍政権には原発産業を切り離すことができそうにないので、「脱原発」のスローガンはこのまま消されてしまうかなと思います。

先日の6日に日本原子力研究開発機構の茨城県大洗のセンターで5人の作業員の方が26年間開けられていなかったという金属製の容器の中のビニール袋の破裂によって飛び散った放射性物質の粉を吸い込んで被曝してしまったという事故について、50歳代の男性の方の肺からは2万2千ベクレルのプルトニウム239が検出され国内最悪の内部被曝事故となったと報じられていましたが、今朝の日本テレビや読売新聞の報道では、一転して、別の病院で検査をした結果5人共に肺からプルトニウムは検出されなかった、肺の測定で過大に見積もられた可能性があるという風に報じていました。まだ精密検査中のようですし、健康被害を否定したり内部被曝をしていないとまでは言ったりしていないようなのですが、最初の報道と、今日(昨夜)の報道と、一体どちらが正しくて、どちらが間違っているのでしょうか。日本の原子力関連施設のずさんさや雑さが改めて分かる事件であるようにも思いますが、他のテレビ局や新聞社も、5人の方たちからはプルトニウムは検出されなかった、と報道するようになるのでしょうか。政府が今お金をかけて変えたほうがいいものは、共謀罪(テロ等準備罪)の創設でもなく、多くの国民の間で自由に話し合われていないような『日本国憲法』の条文でもないのだろうと思います。

東京都も、都議会議員選挙の「争点」を「築地市場の豊洲移転問題」にはしないほうがいいのではないかなと思います。築地市場をどうするかということを、それだけがテーマになっているわけではない都議会議員選挙の結果で決めるというのは、間違っているような気がします。その選挙で、築地市場の方たちの思いが反映されるというのならそれでも良いのかもしれませんが、そうなるような気がしません。市場の方たちと東京都の職員が話し合って決めるのでなければ、市場の方たちの間にわだかまりが残るのではないかなと思いますし、後になって豊洲移転あるいは築地再開発の決定が、(不特定多数の)都民の有権者が選挙で決めたことだ、という風にならないように、都知事が都知事として責任を持って決めたほうがいいことなのではないかなと思います。

築地市場とその周辺の再開発のために市場を豊洲に“一時的”に移転する、という案も、いまいちよく分からないように思えます。それだと結局、豊洲に移転するのとほぼ同じことであるように思いますし、築地市場を豊洲に移して空き地となった築地に複合施設を作って再開発しようという当初の都議会自民党の案?と同じようなことになるのではないかと思います(自民党に離党届を提出したという小池百合子都知事は、築地市場について、選挙の前に結論を出すとしているそうですし、築地問題と東京オリンピック関連の問題での報道の多い小池都知事が悪いということではないのだろうと思いますが、小池都知事の言う「都民ファースト」の都民とは、どのような都民のことを指しているのでしょうか。ある特定の都民のことのみを指しているのでしょうか)。以前のテレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~」では、築地市場の豊洲移転の問題も、薄暗いものとしてではなく、比較的明るい雰囲気に描かれていたように思うのですが、そのドラマの中で、築地が移転した先の豊洲の市場には、ヤッさんのような自由な人や猫や鳥は自由に出入りすることができなくなるということが言われていたということを、築地市場の豊洲移転の話を報道番組などで聞く度にいつも、何となく思い出します。
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