「女囚セブン」最終回

テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」の「女囚セブン」の最終回(第8話)を見ました。

最終回は、芸姑の雪乃(寺川里奈さん)を殺しておきながら自衛党の総裁選に立候補し、総理大臣になろうとしている法務大臣の内藤裕次郎(高嶋政伸さん)を失脚させるため、無銭飲食をしたスリの坂本奈津(安達祐実さん)や娘を守るためにDV夫を殺した市川沙羅(トリンドル玲奈さん)、“後妻業の女”の津田桜子(平岩紙さん)、愛人の妻を殺した全身整形の美容整形看護師の矢島千鶴香(橋本マナミさん)、老老介護で夫である弟を殺そうとした夫の姉に代わって夫を殺した平塚うめ(木野花さん)と共に「花園女子刑務所」を脱獄し、先に出所して待っていた、政治家の高見沢楓(中谷さとみ)の秘書の楠瀬司(山口紗弥加さん)の手引きで内藤法務大臣に会いに行き、その罪の重さを認めさせる、という話でした。

脚本は西荻弓絵さんさん、監督は瑠東東一郎さんでした。

毎回の感想を書くことができなかったのですが、第5話以降も見ていました。

第7話の演出も、登場人物たちのスローモーションの映像の場面が多く、少し間延びしているというか、全体が冗長的で、話を引き延ばしているような印象を受けたのですが、最終回の第8話にも少しそのようなところがあったように思います。

脱獄が簡単に成功したり、脱獄した囚人たちがそのままの服装で家族に会いに行って待ち伏せていた警察官たちに捕まったり、大臣のいる建物の警備が雑だったり、日本のドラマだから仕方がないのかなとも思いますが、もう少し丁寧に作られていたほうが良かったようにも思えました。

司さんと置屋の女将の一条涼(梶芽衣子さん)が調べた自分のDNA鑑定の結果を受け取った琴音さんは、母親が亡くなる直前に呟いた「ルパン」の正体が、自分の父親だった内藤法務大臣であることを知りました。内藤法務大臣は、調査結果を見せられると、「娘」の琴音さんに土下座して謝り、これからは親子として協力し合って生きて行こうと提案するのですが、琴音さんに笑われ、あなたの遺伝子が自分の中に入っているのかと思うと虫唾が走ると拒否されていました。

琴音さんの母親と出会った頃の、政治家を志していた若い頃の内藤さんは、弱者に寄り添う考えを持っていた人だったのですが、政治家になり、政治の世界での出世の仕方を教わるうちに、白かったその心は黒く染まってしまったようでした。

琴音さんは、内藤さんのような悪い政治家が大臣になったり総理大臣になったりしている現状について、選挙で国民がそのような政治家を選んだことにも責任があると指摘し、「罪は犯す奴が悪いんやない、犯させる奴が悪いんどす」といつものように言った後、それでも自分の犯した罪の責任くらいは自分で取れと、内藤法務大臣を突き放し、母親は良い母親だったが、今の内藤さんのことを知ったらさぞかし無念だろうと伝えていました。

記者会見場へ向かった内藤法務大臣は、総裁選への立候補を辞退すると宣言し、その理由を、罪を犯したからだと説明していました。

その後、花園刑務所には、いなくなっていた一本松昇(永野宗典さん)が戻って来ていて、恩田健郎(池内万作さん)の上司の刑務所所長になっていました。所長の椅子を取り合う一本松さんと恩田さんと大平仁(田村健太郎さん)の白湯のコント?も面白かったです。

刑務所に入った内藤さんは、他の受刑者たちと一緒に(殴られながら)作業をしていました。元刑務官の百目鬼(宍戸美和公さん)も、受刑者として花園刑務所に入ることになったようでした。

琴音さんの芸姑殺しの冤罪は晴らされていないのか、その辺りのこともよく分からないのですが、再び花園刑務所に戻っていました。もしも百目鬼が同じ共同室(雑居房)に入って来たらどうしようかと話していた沙羅さんたちは新人の「ドベ」へのいじめを、もうしなくてもいいかと言っていたのですが、琴音さんは、「伝統」は守らなければいけないと言って、みんなから一番腹黒い人だと笑われていました。

剛力彩芽さんの演じる琴音さんが腹黒いかどうかは分かりませんが、京都の「どす」言葉?で対峙する相手を追い詰める時の能面のような笑顔の不気味さが、意外と良かったように思います。

一条さんは、内藤さん一人が失脚しても何も変わらないのかもしれないと少し諦めたように話していて、新しい総理大臣(自衛党の総裁)には誰だかよく分からない高齢の人が選ばれていました。

刑務所内での一話完結の事件に、琴音さんが巻き込まれた殺人事件が少しずつ描かれていくというような構成だったので、少し散漫としていたようにも思えるのですが、「女囚セブン」の物語を私も最後までそれなりに楽しく見ることができたような気がします。

以前の「金曜ナイトドラマ」の「民王」の時と同じく、社会派の部分が盛り込まれていたところは良かったと思いますが、これほどまでに現実の社会問題や政治問題の要素を薄めないと、日本の民放の地上波のドラマとしては描くことが難しいのかなという感じもしました。
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