「母になる」最終回

日本テレビの水曜ドラマ「母になる」の最終回(第10話)を見ました。

第10話は、前半は、仕事と子育ての両立が上手くできないことに悩む西原莉沙子(板谷由夏さん)と仕事に生きがいを感じる母親を母親らしいと認める娘の繭(藤澤遥さん)の話で、後半は、山乃結衣(沢尻エリカさん)が、女子高校生の桃(清原清果さん)に大学生の交際相手がいることを知ってショックを受ける中学1年生の息子の広(道枝駿佑さん)の中学校のマラソン大会を応援するために、富山の?旅館で仲居さんの仕事を始めていた門倉麻子(小池栄子さん)に、広を育ててくれたことへの感謝の気持ちを込めてマラソン大会のお知らせを送る、というような話でした。

脚本は水橋文美江さん、演出は中島悟さんでした。

最後、広と児童養護施設時代の先輩の田中今偉(なうい、望月歩さん)は、児童福祉司の木野愁平(中島裕翔さん)と3人で自動販売機のオレンジジュースを買う時、木野さんがお守りのように持っている昔の亡くなった友人からもらった形見のような110円と自分たちの小銭を混ぜてジュースを買っていたのですが、その場面が何だか良かったです。

そして、3人でジュースを飲みながら、ナウ先輩と広はそれぞれ、自分を捨てた母親と自分を3歳の時に誘拐して勝手に死んだ男に「復讐」をするのだと木野さんに誓っていたのですが、その「復讐」とは「生きる」という意味だと木野さんに伝えて笑っていました。

過去の事件の噂を知った同僚たちに疎まれて旅館を辞めることになった麻子さんは、広のマラソン大会を見に来た後、そのことを話さないまま、9年間広を育ててくれてありがとうと感謝する結衣さんと別れていたのですが、麻子さんはその後どうなったのでしょうか。

結衣さんは、広が誘拐された後離婚した、広の父親の柏崎陽一(藤木直人さん)との再婚を決めて、書類を作っていました。陽一さんの母親の里恵(風吹ジュンさん)もそのことを喜んでいました。

麻子さんのことを考えると、最後は完全な大団円とはなっていないようにも思います。「母になる」というタイトルとドラマや映画になっていた「八日目の蝉」のような誘拐事件が起きていた最初の頃の印象からすると、物語の後半の展開は少し散漫としたものになっていたようにも思いますし、このような親子は本当にいるのだろうかと思えてしまうような、家族全員が少し現実離れした雰囲気の柏崎家の親子の話が中心になっていたので、少しファンタジー風でもあり、リアリティーには欠けていたような気もするのですが、「親子(母子)の絆」や「家族の再生」をテーマにした“良い話”ではあったように思います。

タイトルになっている「母になる」ということがどのようなことなのかということが、子供の虐待の話も盛り込まれつつ、率直に描かれていそうでありながら、私にはいまいち分かり辛かったようにも思います。ただ、ドラマに登場していた母親たちは、様々な事情から母親になった人たちでした。麻子さんは、自分は「母親」ではなかったと、誘拐した子供を自分の子供として育てたことを反省していましたが、子供に母親や父親だと認められることが母親や父親になるための重要な点だとするのなら、広が麻子さんのことも母親だと認めている以上は、母親なのではないかなと思いました。
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