「ブランケット・キャッツ」第2話

NHKの「ドラマ10」の「ブランケット・キャッツ」の第2話「我が家の夢のブランケット・キャット」を見ました。

第2話は、会社を3か月前にリストラされ、仕事を探していた帰り道に椎名家具製作所の「猫譲ります」のチラシを見つけた樋口隆平(マギーさん)が、自宅が売れるまでの間の、小学5年生の息子の陽太(高村佳偉人さん)と中学2年生の娘の美雪(原舞歌さん)と妻の春恵(奥貫薫さん)との思い出作りのために、家具修理職人の椎名秀亮(西島秀俊さん)から猫のむぎを借りる話でした。

脚本は江頭美智留さん、演出は大谷太郎さんでした。

隆平さんが猫を連れて帰ってくると、なかなか仕事が見つからない夫に苛立つ妻の春恵さんは猫を返して来てと突き放し、父親がリストラされて借金返済のために家を売ることになったことで中学校を転校することになった美雪さんは、父親のことを怒っていて猫どころではありませんでした。美雪さんの弟の陽太さんは、父親が連れて来た猫をにゃーすけと名付けてかわいがっていました。

10年前に家を買ったローンが今も残っているという隆平さんは、家を買わなければ良かったのかもしれないと後悔したように秀亮さんに話していたのですが、隆平さんの妻の春恵さんがピンクのバラの鉢植えを育てていたということに亡き妻の陽子(酒井美紀さん)の思い出を重ねていた秀亮さんは、もっと妻を信じてもいいのではないかと隆平さんに伝えていました。

猫は頭が悪いから忘れない、と言い出した陽太さんの、頭が良いと憶えるのも早いけれど忘れるのも早い、お姉ちゃんは家のことは忘れると言っていたけれど僕は忘れない、というような言葉も良かったです。

父親のことを悪く言ったことで、家族でしょうと母親に叱られた美雪さんは、神社に父親と行き、隠していた猫の毛布を取り戻しました。父親は小さい頃には手をつないで歩いていた娘が10年の間に成長したのを感じていたようでした。

秀亮さんは、猫を返しに来た隆平さんに、私も妻に嫌われていると思っていたけれど違ったと言い、春恵さんや陽子さんが育てていたピンクのバラの花言葉が「感謝」だということを伝えていました。秀亮さんは、仕事ばかりしていた自分と離婚しなかった妻の思いを妻の死後に知ったようでした。

今回も、良い話でした。猫をきっかけにして自分や家族と向き合う人の中には、妻の遺した七匹の猫を少し面倒そうにしながらも大切に育てている、主人公の秀亮さんも含まれていました。

猫はそこにいるだけなのですが、人間の家族を静かに見守っているようにも見えます。一話完結の物語なので、仮に全7話の内の一話を見逃したとしても、ついて行くことができるドラマであるように思います。家族の物語ですが、ホームドラマというほどではありません。大人のドラマというか、落ち着いた雰囲気の穏やかなドラマです。今回の猫も椎名家に戻って来ていたので、猫の新しい飼い主は、やはり秀亮さん以外には見つからないのかもしれません。物語がすごく面白いというのは少し違うかもしれないのですが、次回も楽しみにして見てみようと思います。


ところで、今日は香港がイギリスから中国に返還されてから20年の日なのだそうです。香港の選挙制度の民主化を求める「雨傘革命」という大規模なデモ活動を行っていた若い方たちは、中国政府に抑えつけられたことから一時には無力感も広がっていたそうなのですが、政党を立ち上げるなどして、香港の民主化や高度な自治を実現するために頑張っているそうです。1989年の天安門事件(六四天安門事件と呼ぶのが本当だそうです)でも民主化を求める若い人たちが弾圧され、その民主化運動にも参加していたという、2010年にノーベル平和賞を受賞した作家の劉暁波さんは、末期がんのために刑務所から病院へ移送されたそうなのですが、報道によると、治療のための出国も中国政府に認められていないそうです。欧米の病院でなくても、日本の病院でも劉さんの治療を行うことはできるのでしょうか。末期のがんだというのならなおさら、家族との時間を穏やかに過ごすことができるようになるといいなと思いました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム