「脳にスマホが埋められた!」第1話と、核兵器禁止条約のこと

日本テレビの深夜の「木曜ドラマ」枠の新ドラマ「脳にスマホが埋められた!」の第1話を見ました。録画をしておいたものです。

有名人のような社長の黒部仁(岸谷五朗さん)が経営するアパレル会社に勤めるサラリーマンの折茂圭太(伊藤淳史さん)は、妻と離婚し子供と離れて暮らしていたのですが、ある日リストラの対象者となり、総務課長の小堀守(戸田昌宏さん)に呼び出され、総務課から誰か一人を退職させなければいけないから希望退職を考えてほしいと迫られていました。落ち込みながらも趣味のジョギングをし、休憩中に自分の腕の一本の長い毛?と話しながら、川のそばを通りかかった林家ぺーさんを見つけて自身の“ガラケー”(二つ折りの携帯電話)で写真を撮ろうとした時、夜空を通過していた流れ星のようなUFOのような光に見つかっていました。

折茂さんがそのままどこかへ連れ去られたのかは不明ですが、4日後だとは知らずに普通に出勤した折茂さんは、“スマホ”(スマートフォン)を使っている周囲の人たちのそのスマホの画面の状態を目の前に見ることができるようになっていました。同じ会社の別の部署に勤める石野柳子(新川優愛さん)は、挙動不審な折茂さんの様子を見張り、折茂さんが「スマホ人間」になっていることに気付いて近付き、スマホの使い方のアドバイスをし始めました。石野さん自身は、都市伝説的にスマホ人間の存在を信じているというだけで、スマホ人間ではありませんでした。石野さんには、社長のことか何かで、スマホ人間を利用したい目的があるようでした。

首の後ろの電源ボタンでスマホ人間の機能のオン・オフができることを知った折茂さんは、ずっとオフのままでいいと考えていたのですが、積極的に利用するべきだと石野さんに勧められてオンにして出社したある日、恩人でもある先輩の竹ノ塚史郎(池田鉄洋さん)がリストラ対象者だった竹ノ塚先輩の代わりに自分をリストラさせようとしていたことを、目の前に浮かんできた「ニャイン」(「LINE」のようなものです)の画面を見て知り、石野さんの協力で、脳内スマホのアプリを使って、竹ノ塚さんの策略を暴くことになりました。

このドラマは、放送作家の鈴木おさむさんの『新企画』という企画を原案としたドラマだそうです。脚本は森ハヤシさん、演出は筧昌也さんでした。主題歌は、三浦大知さんの「U」という曲でした。

伊藤淳史さんの主演のドラマということで、もしかしたら面白いかなというくらいの気持ちで見始めました。「スマホ人間」のことは画面には「電話男」とも書かれていて、伊藤淳史さん主演の昔のフジテレビのドラマ「電車男」にかけているのかなと、何となく思いました。以前の「電車男」で使われていたのはインターネットの掲示板の「2ちゃんねる」?でしたが、今回の「電話男」で使われているのはスマートフォンです。「ポケベル」の時のように、いつかスマートフォンがほとんど使われない時代になったなら、「脳にスマホが埋められた!」というこのドラマのタイトルもまた、分からないようになっていくのかもしれないなとも思いました。

近未来というほどでもない今のSFの作品として面白そうにも思えるのですが、第1話を見た印象では、視野に入る範囲の他人のスマートフォンの画面を「スマホ人間」になった折茂さんだけが目の前に飛び出してきた半透明の大画面で見ることができるという以外には、普通にスマートフォンを手に持って操作しているのと、あまり変わらないような気もしました。充電池式であるためにスマートフォン用の充電器が必要になったりするという普通のスマートフォンのような制限があるために、スマホの機能が埋め込まれたスマホ人間を、例えば「超能力者」とするのとも少し違うような気がします。

スマホ人間になった折茂さんの脳内が他者のスマートフォンと連動しているというわけでもないようでした。あるいは、それはまだ折茂さんが「脳内スマホ」を使いこなせていないためでしょうか。反対に、スマホ人間の折茂さんは、当初の折茂さんのように「ガラケー」と呼ばれているような携帯電話を使っている人や携帯電話自体をそもそも使っていない人の考えていることは、スマホ人間ではなかった頃と同様に分からないのかもしれません。

ドラマの後半、後輩の折茂さんを陥れようとしていた策略が折茂さん自身に暴かれた竹ノ塚さんは、改心して自ら会社を辞める決意をし、退職金でラーメン店を開くためので修業を始めていました。そのような、いわゆる“普通の良い話”の展開の部分が、SFコメディー要素?のテンポの良さのようなものを、少し停滞させていたような気もします。最後には、折茂さんの住んでいるシェアハウスに、同僚の安田部々香(安藤なつさん)に引っ越しの手伝いをしてもらったという、石野さんが来ていました。

ある日突然スマホ人間になった折茂さんが「脳内スマホ」の能力を活かすことができるようになったなら、あるいはスマートフォンの達人のような人が急にスマホ人間になったなら、もっと面白くなるのかもしれないなと思います。


それにしても、インターネット関連の会社がスマートフォンのようなデジタル商品を世の中に広く普及させようとしている感じを、私は時々(都市伝説的になのですが)何となく怖いように思えることがあります。政府は「IoT」(「Internet of Things」の略、意味は「モノのインターネット」だそうです)を社会に普及させようとしているようなのですが、私としては何となく、嫌だなと思います。便利そうというよりは、面倒そうに思えてしまいます。スマートフォンや携帯電話やパソコンは、現代人の必需品だと言われている割には(特に日本では?)電気料金や通信料なども高いままですし、どうしてもっと安くならないのかなということも少し不思議に思うのですが、そもそも別に無くてもいいものなのかもしれません。大して必需品ではないのかもしれません。

最近は見かけないように思いますが、以前の刑事ドラマなどで、バスジャック犯や銀行強盗犯などが、携帯を出せ、と人質にしたお客さんたちに命じている場面を見ていて、携帯電話を本当に持っていない人が出さなかった時犯人たちはそれを信じてくれるのだろうかということを、素朴な疑問として思ったことがあるのですが、もしもまた現代の刑事ドラマなどで、スマホを出せ、と言い出す犯人の場面が描かれているのを見たなら、同じように思うのだろうなと思います。


ところで、報道によると、日本時間の7日の深夜の頃、アメリカのニューヨークの国連本部で、核兵器の非人道性を認め、その開発や実験や保有や使用などを法的に禁止する「核兵器禁止条約」が122か国の賛成で採択されたそうです。国連に加盟している193か国のうち、投票に参加したのは124か国で、オランダは反対し、シンガポールは棄権し、アメリカやイギリスやフランスやロシアや中国などの核保有国や、アメリカによって広島と長崎に原子爆弾を投下され、戦後アメリカの「核の傘」に入っている、唯一の戦争被爆国である日本は「反対」の立場を取り、結局会議にも投票にも参加しなかったということでした。

条文の前文には、「被爆者の容認しがたい苦しみと損害に留意する」という言葉も書かれているそうです。しかし、日本政府は核兵器禁止条約に反発するアメリカなどの核保有国に同調し、国連大使の別所さんという方は、「(条約に)署名をする必要はない」と記者たちに話したそうです。日本政府の態度を残念に思います。署名の手続きは9月20日から始まるそうです。批准する国の数は100か国以上になるということです。50か国に達してから90日後に発効されるそうですが、批准をしない国には条約の効力は及ばないそうです。ノーベル平和賞を早めに受賞したオバマ前アメリカ大統領も、結局核兵器を廃絶することはできませんでしたし、一般市民を巻き込む戦地への空爆を止めることもできませんでしたし、核保有国が核兵器を他国への「抑止力」になると考えている間は、核兵器の廃絶への道程は長いのだろうと思いますが、それでも、核兵器禁止条約が国連で採択されたことは良いことなのだと思います。
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