「おんな城主 直虎」第28回

NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第28回を見ました。

第28回は、亡き今川義元(春風亭昇太さん)の母の寿桂尼(浅丘ルリ子さん)の話でした。

傾きかけた今川家を守るため、寿桂尼は、孫で現当主の今川氏真(尾上松也さん)に代わって、古くからのつながりを活かした甲斐の武田家や相模の北条家との交渉を行いました。

寿桂尼は武田信玄(松平健さん)の元を訪れ、武田義信に嫁いだ氏真の妹の鈴(岸茉莉さん)を駿府に返してほしいと頼み、氏真の妻の春(早川殿、西原亜希さん)の父親の北条氏康を味方につけると、北条早雲の四男の北条幻庵(品川徹さん)の計らいによって鈴さんは戻ってきたようでした。

心臓病で再び倒れた寿桂尼は、祖母のために氏真が開催した宴の雅な音楽を夢の中で聴き、今川家の華やかな時代を思い出して目を覚ましていました。

一方、気賀を治めることを今川家に認められた井伊直虎(柴咲コウさん)は、完成した堀川城の城主の役目を豪商の瀬戸方久(ムロツヨシさん)に任せることにしました。中村屋の中村与太夫(本田博太郎さん)たち気賀の町衆もそれを認めていました。

今川家が武田家に攻め込まれるかもしれないと感じていた、井伊家の家老で今川の目付の小野但馬守政次(高橋一生さん)は、直虎に、戦の準備や今川家を裏切る準備を始めるよう促していました。直虎は、戦にも今川を裏切ることにも気が進まない様子だったのですが、そのようなある日、寿桂尼から呼び出されて駿府へ向かいました。

久しぶりに会った寿桂尼に井伊谷の瀬戸村で作った綿の布を献上した直虎は、昔には今川仮名目録を女性が作ったと知って感動したと寿桂尼の思い出を語り、直親(三浦春馬さん)を斬ったことを謝罪する寿桂尼に、家を守るためにはきれい事だけでは済まないと言って理解を示しました。

しかし後日、直虎の次に寿桂尼と面会をした武将が「粛清」されました。寿桂尼の書いていた帳面のその武将の名前の上には「×」の印があり、それは井伊直虎の名前の上にもありました。直虎のことを気に入っていると思っていたと驚く氏真に、寿桂尼は、井伊直虎が自分と同じ考えの持ち主であるなら直虎は今川を裏切るだろうと予想していました。

作(脚本)は森下佳子さん、演出は村橋直樹さんでした。

サブタイトルの「死の帳面」は、「DETH NOTE(デス・ノート)」だったようです。私は今回の話の後半を見てようやく気付きました。実際の今川家にも、このような出来事があったのでしょうか。

松平健さんの演じていた武田信玄は、特に鬚の形が、長谷川等伯(長谷川信春)の描いた「伝武田信玄像」の鬚の形によく似ていたように思います。

今回の話の中には氏真の正室の春という女性が登場していました。そのためか、先日の「歴史秘話ヒストリア」は、今川氏真と正室の早川殿が残した今川家の特集だったのですが、それもとても面白かったです。

氏真と早川殿はとても仲が良かったそうなのですが、考え方も同じだったようでした。この「おんな城主 直虎」の物語の中の氏真は、物事が思い通りにいかないことから苛立っていることが多い感じの人ですが、その「ヒストリア」(「その時歴史が動いた」の時代と異なり、「歴史秘話ヒストリア」は再現ドラマに重点を置いているようです)の氏真は、雅な公家文化の中で育ったことの影響がはっきりと出ている、平和な時代を先取りしたような、軍事的なことに向かない文化人で、もっと穏やかそうな人でした。今川義元は、白い顔の「麿」の武将というか、弱い武将のように描かれていることが多いように思いますが、大河ドラマ「風林火山」ではしっかりとした賢い人物として描かれています。今川家は大河ドラマの主役にはなったことがないようなのですが、私には今川家は大きいというイメージがあるので、氏真と早川殿が残した新しい今川家が、天皇家や公家と武家との仲介役になって、その後の安土桃山時代や江戸時代や明治時代を生きたという話を聞いて、すごいなと思いました。

今回の最後、三河の徳川家康(阿部サダヲさん)は、井伊直虎からの書状に驚いていました。次回はまた井伊家の物語に戻るようです。
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