「過保護のカホコ」第2話と、「ガッテン!」での「寄せ目」という言葉

日本テレビの水曜ドラマ「過保護のカホコ」の第2話を見ました。

第2話は、自分に合った仕事を見つけるために身内の職場見学を始めた大学生の21歳の根本加穂子(カホコ、高畑充希さん)が、練習中に右手首を痛めチェロのコンクールで失敗してしまったいとこの富田糸(久保田紗友さん)を励まそうと、同じ大学の画家志望の麦野初(竹内涼真さん)にも協力を頼んで作ってもらった千羽鶴を持って入院中の糸さんのお見舞いに行ったところ、何の取柄もないくせに上から目線で慰めようとするなと本音をぶつけられ、ムンクの「叫び」のように耳を塞ぎたいほどのショックを受ける、という話でした。

糸さんを元気付ける方法をインターネットで調べていたカホコさんは、本当に大事なことはネットには書いていないと言う麦野さんから自分にできることは何かと問われて、折り紙で千羽鶴を折ることならできると思い付き、向こうがこっちを必要としてくれるまで待とうともアドバイスする忙しい麦野さんに、アルバイト代を払って鶴を折ってもらいました。

そうして完成した千羽鶴を持ってお見舞いへ行ったカホコさんは、最初は何と声をかけていいのか分からずにすぐに帰ろうとしたのですが、もう帰ってしまうのかと言う糸さんにチェロ以外の楽器を勧めてみたり、糸ちゃんなら大丈夫だと元気付けようとしたりして、プロのチェリストになることを目指している糸さんを怒らせてしまいました。

糸さんから、何かというとすぐに集まろうとするうちの親戚が大嫌いだがその中でもあなたが一番嫌いだった、何の取柄もないくせに上から目線で慰めようとするなと怒鳴られたカホコさんはパニックになりました。しかし、カホコさんは、自分がショックを受けた理由を、いつものように父親の根本正高(時任三郎さん)や母親の泉(黒木瞳さん)に打ち明けることができませんでした。

もやもやしているカホコさんが部屋の窓ガラスに何かが当たる音に気付いて外を見ると、そこには麦野さんがいました。麦野さんは一人で糸さんのお見舞いに行ったカホコさんを少し心配していたようでした。近所の神社で会った麦野さんに糸さんに言われたことを話したカホコさんは、事情を理解してくれた麦野さんから、今は泣けばいい、これから“ママ”に相談できないことがあったらいつでも聞いてやると言われて号泣していました。

そして、泣き疲れて眠ってしまったカホコさんを背負ってマンションへ送っていった麦野さんがカホコさんの両親と鉢合わせになってしまうというところで終わっていました。

脚本は遊川和彦さん、演出は南雲聖一さんでした。

昨日にはここに感想を書くことができなかったのですが、私も放送時間にこのドラマを見ていました。

あまり進まないカホコさんの職探しの部分はともかくとして、傷付いたことを親に話すのを躊躇うとか、麦野さんを頼りにするとか、少しずつ精神的に家族から離れていくという感じの、カホコさんが自立へ向かう様子は、ちゃんと描かれていたような気がします。

高畑充希さんの演じるカホコさんのキャラクターが独特であるように思えるのですが、デフォルメされているのだろうとも思います。そのため、何というか、カホコさんはアニメのキャラクターの実写版のようというか、もしもこのドラマがアニメだったなら、カホコさんの個性はあまり気にならない(非現実的に見えない)のかもしれないなと思いました。

まだ2話しか見ていませんが、このドラマは、優しいんだねとカホコさんから言われていた、竹内涼真さんの演じる「普通の人」の麦野さんの存在に救われているところが大きいようにも思いました。

あと、やはりカホコさんは本を読まない人だったようでした。カホコさんが村上龍さんの『13歳のハローワーク』を読んでいるのを見た母親は、カホコが自分で本を買って読むなんて珍しいというようなことを言っていました。カホコさんが大学生だということは、高校生までの勉強の基本的なところはできる人なのだろうと思いますし、仮に本をほとんど読まない人だとしても特に問題はないのかもしれませんが、もしもカホコさんが本を読む人だったなら、過保護に育つ中でも何か今のカホコさんとは違う風に成長したのかもしれないなと思います。

オープニングの「取扱注意」の札の貼られたウェディングドレス姿のカホコさんは、今回は0歳児のような姿になっていましたが、少しずつ成長していくのでしょうか。リアルさとファンタジーが混ざっているホームドラマ?で、親戚の場面は少し散漫としてしまうような印象でもあるので、物語がすごく面白いかどうかはまだよく分からないのですが、悪くはないです。カホコさんがどのように精神的に成長していくのか、次回も見てみようかなと思います。


ところで、これはドラマとは全く関係のないことなのですが、このドラマが放送されていた一昨日のNHKの「ガッテン(ためしてガッテン)」という情報番組(長らくレギュラーだった山瀬まみさんが“卒業”してリニューアルされてからはこの番組をあまり見なくなってしまいました)では、疲れ目の原因を解明するという特集が組まれていました。私も目が疲れるように思うことが多いので、何か新しい解決策があるのかなと、録画をしておいたものを後で見てみたのですが、紹介されていたのは、1分間目を閉じて休ませるとか、スマートフォンの画面を近くで見続けると急性内斜視になるかもしれないから30cm以上離して見るようにしたほうがいいとか、そのようなことでした。

番組では、「寄せ目」をすることができる人の方ができない人よりも目が疲れにくい、というようなことも言われていたのですが、気になったのは、「寄せ目」という言葉でした。私は、両目を動かしてその黒目を顔の内側に合わせることを「寄り目」と言うと思っていたので、今回の「ガッテン」で「寄せ目」と言われていたことが、とても気になってしまいました。昔はNHKで使われている言葉が日本語としての基準となる正しい日本語(共通語・標準語)だと思っていたのですが、今はNHKのアナウンサーも民放のアナウンサーのように言葉使いの指導が厳しくなくなっているようですし、NHKで使われている言葉が正しい日本語だと無条件で思うことができなくなっているので、今回の番組で繰り返されていた「寄せ目」(この場合は編み物用語ではありません)が共通語としての正しい日本語なのか、従来の「寄り目」のほうが正しい日本語なのか、どちらが本当なのかよく分からないように思いました。私の持っている国語辞典には、「寄り目」はあっても「寄せ目」はありませんでした。辞書に載っていない「寄せ目」という言い方が番組スタッフの方の造語ではないとするのなら、それはもしかしたら国内のどこかの地域では昔から使われている言葉ということでもあるのかもしれませんが、「寄り目」のことを「寄せ目」と呼ぶのを私は初めて聞いたので、番組を見ていてかなり違和感がありました。
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