「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASON」第2話

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASON」の第2話を見ました。

第2話は、前回のミステリー小説模倣事件の続きです。3人目の犠牲者のものとして地中から発見された白骨死体は、最近のものではなく、50年前のものだと分かりました。警視庁の杉並中央警察署の生活安全課「なんでも相談室」(通称・ゼロ係)の警視の小早川冬彦(小泉孝太郎さん)は、ベテラン刑事の寺田寅三(松下由樹さん)が落としてしまった小玉スイカを拾っているのを見て、事件を一から考え直すことにしました。そして、サイバー担当の太田文平(戸塚純貴さん)に調べてもらったところ、1件目と同じように2件目も3件目も東京オリンピック用地だと分かりました。

警視庁捜査一課の刑事で警視の伊達春馬(駿河太郎さん)たちは、不動産会社の社員の富田信二(遠山俊也さん)の次の2番目の犠牲者となった小説家の風間輝樹(村杉蝉之介さん)の担当編集者だった、連絡の取れない出版社社員の岡崎聡(忍成修吾さん)を犯人と考えてその行方を追い始めていました。

岡崎さんが6年前の夏の大雨の夜に両親と妹をひき逃げ事件で亡くしていると知った冬彦さんは、岡崎さんが出版社に勤務する前に出版された風間さんの小説『雨の訪問者』の冒頭のひき逃げ事件の場面が岡崎さんの家族のひき逃げ事件とよく似ていると気付きました。冬彦さんは、家族のひき逃げの第一発見者の岡崎さんはこの小説を読んで風間さんが犯人なのではないかと思い、復讐をするために出版社に就職して風間さんに近付いたのではないかと推理しました。

岡崎家の事件を担当したのは、交通課にいた元副署長で現生活安全課課長の谷本敬三(石丸謙二郎さん)だったのですが、谷本さんはひき逃げの犯人を捕まえることができず、未解決事件となっていました。当時のことを寅三さんに追及された谷本さんは、岡崎さんから事件現場の側溝で拾ったライターを調べてほしいと頼まれたけれど無理だと断ったということを思い出しました。

岡崎さんは、冬彦さんたちの予想通り、家族の命日にお墓参りに来て、警察が見張っていることに気付いて逃げようとしました。足が攣った冬彦さんがもたもたしている間に岡崎さんを追いかけた寅三さんは、自分たちが必ず犯人を捕まえるから復讐はやめてほしいと説得しようとしたのですが、警察を信用できなくなっている岡崎さんは、最後の一人に復讐をするために逃走しました。

後日、岡崎さんの実家だった廃工場で、首を吊った岡崎さんの遺体が発見されました。伊達さんたちは、小説と同じように犯人は自殺をしたものと考えていたのですが、伊達さんから連絡を受けた冬彦さんは、岡崎さんは復讐を果たしていないのだから自殺をするはずがないと考え、殺人として捜査をすることにしました。

杉並中央署の新副署長で警視正の氷川小百合(若村麻由美さん)は、寅三さんに、寅美さん宛てのある封筒を渡しました。防犯上中身を検めたと言う氷川副署長から受け取った封筒は岡崎さんから送られていたもので、中には銀色のライターが入っていました。岡崎さんは、ひき逃げ事件の犯人を見つけると言った寅美さんを信じることにしたようでした。ライターにはシリアル番号が刻まれていました。都内のお店を回ってライターについて調べたゼロ係のメンバーは、それがゴルフ学校の記念品として配られたものだと知りました。

冬彦さんと寅三さんは、ひき逃げの事件に近いゴルフ場のキャディーさんに、富田さんと風間さんが6年前に誰とゴルフをしていたのかを尋ねました。キャディーさんは、6年前のことだからと思い出すことができずにいたのですが、雷の鳴る音を聞いて、女性が救急車で運ばれた日があったと思い出しました。風間さんたちは3人でゴルフ場を回っていました。冬彦さんたちがその日のことを調べると、インターネット上で女性が救急車で運ばれている様子を写した写真画像が見つかり、冬彦さんはその写真の奥に小さく映っていた真犯人を見つけました。

岡崎さんの自殺を事件の解決とした警察が開いていた記者会見場に乗り込んだ冬彦さんと寅三さんは、刑事部長の浜野秀一(加藤雅也さん)と管理官の細谷誠一(矢島健一さん)に、岡崎さんは6年前に家族を殺した犯人に復讐をしようとしていたということを言い、ゴルフの帰りに岡崎さんの家族を殺したのは浜野刑事部長だと断言しました。

6年前の夏の雷の日、富田さんの車が壊れたので、富田さんと風間さんはもう一人の友人の車で帰ることになったのですが、その3人目の人物は、偽名でゴルフ場の会員登録をして妻の車で遊びに来ていた浜野刑事部長でした。当時にも刑事部長だったのかは分かりませんが、浜野さんは大雨の道路を運転中、後部座席の二人と話している時に少し脇見をした瞬間に、家族3人を撥ねてしまいました。浜野さんは、警察に連絡しようとする風間さんたちを慌てて制止し、二人を車に戻すと、何かあった時には便宜を図るからと言って、3人でその場から逃走したのでした。ライターは浜野さんが車を降りた時に落としたものでした。

その後すぐに浜野さんは妻の車を処分したということでした。しかし、タイのバンコクまで行っていたらしい刑事の桜庭勇作(木下隆行さん)が、実は解体されずに売り払われていた浜野さんの妻の車を見つけ、車の下から、オリンピックに出るのが夢だったという岡崎さんの妹の血の付いた髪留めのクリップを発見していました。

伊達さんは、冬彦さんが岡崎さんの遺体発見現場の岡崎家の工場内で見つけた防犯カメラから、浜野さんが自分を呼び出した岡崎さんをロープで絞め殺して吊るすまでの一部始終が記録された映像を見つけました。富田さんと風間さんに復讐をした岡崎さんは、自分を犠牲にして、家族を撥ねた車の運転手の浜野さんが捕まるようにしていたのでした。

自分の姿の写るゴルフ場の写真も公開された浜野刑事部長はこれは冤罪だと文句を言いながら伊達さんたちに連行されました。警察がこのような状態で3年後のオリンピックは大丈夫なのかと記者たちがざわついていると、そこへ元総理大臣の沢村和男(小林稔侍さん)が入って来て、大丈夫だと断言しました。元総理のことを知らずに「おじいちゃん」と呼んでいた冬彦さんも大丈夫だと元気良く断言しました。

事件解決後、ゼロ係の刑事たちは、氷川副部長から、「なんでも相談室」はこれからは東京オリンピックの「警備補助班」となったと伝えられました。捜査範囲の地域も杉並区内から広域になったようです。事務職の本条靖子(安達祐実さん)や寅三さんたちは、何か裏があるのではないかと怪しんでいたのですが、冬彦さんは素直に「昇格」を喜んでいました。

最後、冬彦さんは、鑑識課の青山進(六角慎司さん)と野沢友和(足立尭之さん)が用意した、50年前の人骨と向き合っていました。白骨が誰なのかを調べるようです。

脚本は吉本昌弘さん、監督は倉貫健二郎さんでした。

第1話の後編(解決編)の第2話も、面白かったです。前作に引き続き、居酒屋「春吉」の店主の国仲春吉(加藤茶さん)の料理がまずいという定番のコント?のような場面も面白いです。

副署長の氷川さんは、公安警察時代に、沢村元総理の暗殺未遂事件(氷川さんが沢村さんを庇ったことで沢村さんの後ろにいた別の政治家が撃たれていました)の現場にいて、後に沢村元総理を撃った犯人のライフル銃による自殺体を発見したようでした。冬彦さんはその事件についてまとめた「Zレポート」を提出していたらしく、氷川さんはその件で冬彦さんを見張っているようです。

自由な冬彦さんや冬彦さんに振り回される寅三さんたちのテンポの良いやり取りも、ミステリーとしての刑事事件の部分も、バランス良く描かれているように思います。冬彦さんには、走ると足が攣るという新たな個性?も出て来たのでしょうか。ゼロ係に新しく入った戸塚純貴さんの演じる太田文平さんのキャラクター(話し方?)も面白く思いました。

両親と妹を車で撥ねて殺して逃げた犯人に復讐をしていた岡崎さんの悔しい気持ちに、人情派刑事の寅美さんが理解を示すというところも良かったですし、それを氷川副署長が冷静に注意するというところも良かったと思います。

それにしても、いるのかいないのか分からない杉並中央警察署の署長は、今作でも最後まで登場しないのでしょうか。

現実の世界でも3年後の2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定になっていますが、今作の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASON」にはその「東京オリンピック」の要素が盛り込まれているようです。その点では、以前の「金曜8時のドラマ」の「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~」に築地市場の豊洲市場移転の要素が盛り込まれていたのと少し似ているようにも思います。築地市場と豊洲新市場の問題もよく分からないことになっているように思えるのですが、新国立競技場の建設現場も過酷な状況になっているそうですし、東京オリンピック関連の新しい施設などもやはり“負の遺産”になるのではないかなと思ってしまいます。

安倍政権が共謀罪を含む改正組織的犯罪処罰法を成立させるために答弁の中で何度も東京オリンピックとテロを絡めていたこともあり、東京オリンピックでは何らかのテロ事件が起きるということが前提のようになってしまっている印象でもあります。一昨日のNHKのニュースでは、神奈川県の横浜市で暮らしていて日本人男性に殺された中国人の姉妹の陳宝蘭さんと宝珍さんの両親が来日したということが報道されていて、姉妹のお父さまが、日本がこんなに危険な国だとは思わなかった、と話しているのを聞いて、日本は昔とはまた違う風に、危険な国になってきているのかもしれないと思いました。イギリス人のリンゼイ・アン・ホーカーさんが市橋達也受刑者に殺害された事件の時などにも思ったことなのですが、日本で日本人に外国人が殺される事件の報道を聞くと、一国民として何か辛い気持ちになります。報道によると、北海道では今旅行中の中国人女性の方が行方不明になっているそうなのですが、何事もなく無事に見つかってほしいです。

あと、昨日のNHKの「時論公論」の「自衛隊日報問題 なお残る政治責任」が終わった深夜の0時12分頃、何気なく点けていた「NEWS ZERO」のテレビの画面にニュース速報が出て、北朝鮮が飛翔体を発射したもよう、と流れました。海上保安庁からの情報のようでした。ニュース速報(臨時ニュース)の電子音にはいつもはっとします。その後の報道によると、28日の23時42分頃にミサイルが発射され、北海道の西の日本の排他的経済水域に落ちたということでした。北朝鮮にとっての「記念日」だったらしい27日ではなくその翌日の28日で、しかも深夜の奇襲?ではありましたが、南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に従事していた自衛隊員の「日報」を、現地で“戦闘”が起きていたことが記されているという理由で非公表にしたことを巡る隠蔽問題で、防衛省の黒江事務次官と陸上自衛隊の岡部陸上幕僚長と稲田朋美防衛大臣が混乱を生じさせたという理由で引責辞任したばかりの防衛省は、また混乱していたのかもしれません。昨日の報道によると、稲田防衛大臣に代わり、岸田外務大臣がしばらく防衛大臣職を兼務するのだそうです。謎です。ドラマの「警視庁ゼロ係」の冬彦さんは大丈夫だと言っていましたが、日本は本当に大丈夫なのかなと思いました。
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