「ブランケット・キャッツ」第6話

NHKの「ドラマ10」の「ブランケット・キャッツ」の第6話「助手席のブランケット・キャット」を見ました。

第6話は、2番目の夫と離婚した後に治療したはずの癌を再発し、「死ぬまでにしたい10のこと」として挙げたパーマをかけることやネイルアートをすることなどを一つずつ実行に移していた永島文具店の経理担当の事務員の桜井たえ子(富田靖子さん)が、さくら食堂の店主の佐伯奈緒子(美保純さん)にお見合い手として紹介された椎名家具製作所の椎名秀亮(西島秀俊さん)が猫を譲ろうとしていると知って、会社を休んで椎名家具製作所を訪ね、秀亮さんから黒猫のクロを借り、始めてみたSNSにクロと写る自身の写真を載せて「旅に出ます」と書き込み、レンタカーの外国車の助手席に敷いたブランケットの上にクロを乗せて、クロと二人で旅に出る話でした。

脚本は江頭美智留さん、演出は大谷太郎さんでした。

永島文具店に30年間勤めるたえ子さんは、月給20万円だけれど、社長の永島吾郎(井上肇さん)も妻の良子(朝加真由美さん)も、従業員たちもみんな良い人たちで、働きやすい職場だと考えていました。たえ子さんの最初の夫は借金のある人で、二番目の夫は暴力を振るう人でした。DVの不倫夫が外で子供ができたとたえ子さんに告げたため、たえ子さんはそのまま離婚を受け入れたということでした。たえ子さんは、たえ子は名前の通り耐える子なのだと言いながら、助手席のクロに自分のこれまでの人生を話して聞かせていました。

そうしてクロと話しながら到着したサービスエリアで、少し苦しそうなたえ子さんは、鞄を開けて薬を入れた巾着袋を探したのですが、見つかりませんでした。たえ子さんは巾着袋を椎名家具製作所に落としたことに気付いていませんでした。車を降りてクロとベンチで休んでいた時、兄と一緒にいた小さい女の子が黒猫に気付いて話しかけてきました。女の子は兄に言われてその場を離れたのですが、しばらくしてたえ子さんは、二人がトラックの荷台から下ろされて怒られているのを見かけました。

兄妹に声をかけたたえ子さんは、小宮山サトル(大西利空さん)とエミ(古川凛さん)が父親に黙って離れて暮らす母親に会いに行こうとしていると知り、母親が暮らしているという千葉県に二人を送っていくと約束しました。そして、今日はもう遅いからと、予約していた高級旅館に二人を連れて行きました。

豪華な食事に喜ぶ二人が温泉に入っている間、たえ子さんは、「死ぬまでにしたい10のこと」を書いた手帳を開き、実現できたことを線で消しました。たえ子さんは、8個までしか思いつかなかった自分のことをつまらない女だと言いながら、8個目の「あいつに文句を言う」を実現するため、2番目の夫に電話をかけ、今頃なんだと怒る相手に、藁人形を作って呪ってやる!と言って電話を切りました。少しすっきりしたらしいたえ子さんは、兄妹に明日お母さんの所へ連れて行くからと改めて約束し、兄妹を寝かしつけた後、手帳の「死ぬまでにしたい10のこと」の9番目のところに、子供たちをお母さんの所へ連れて行くと書きました。そして、たえ子さんは、会社の人たちはみんな良い人なのにどうしてこんなことをしてしまったのだろうと、黒い大きな鞄を開けて中の札束を覗きました。たえ子さんは、なぜか会社のお金を盗んでしまったようでした。

一方、かつて勤務していたインテリア会社の片岡保(小市慢太郎さん)からパリの支店に用意する家具のデザインを頼まれた秀亮さんは、動物病院の院長で幼馴染の藤村美咲(吉瀬美智子さん)には引き受けるべきだと勧められていたのですが、迷っていました。美咲さんは、過去に囚われている秀亮さんを、生きているのか死んでいるのか分からないと怒っていました。

妻の陽子(酒井美紀さん)の亡くなる前、秀亮さんは、コンペ用のデザインを考えることに夢中になっていました。クロが熱を出したようだと心配する陽子さんから、病院まで車を出してほしいと頼まれた秀亮さんは、その仕事を理由に断り、陽子さんは一人でクロを動物病院へ連れて行きました。その夜クロを預けて帰ってきた陽子さんは、翌日の夜、クロを引き取りに行く途中の道で、車に撥ねられて亡くなってしまったようでした。秀亮さんは、デザインの仕事を優先したことを後悔していました。

椎名家具製作所に置かれている棚の下で猫が遊んでいた巾着袋を見つけ、薬が入っているのを見た秀亮さんは、書類を見て、たえ子さんに何度も連絡をしたのですが、秀亮さんの連絡先を登録していなかったたえ子さんは、知らない番号からかかってくる電話に出るのを躊躇っていました。

たえ子さんと連絡が取れないことを心配した秀亮さんは、たえ子さんのアパートへ向かいました。するとそこに、永島文具の社長夫妻も来ました。社長夫妻も、最近たえ子さんの様子がおかしかったと、連絡がつかないたえ子さんのことを心配していました。椎名家具製作所に戻った秀亮さんは、ごみを捨てに来た美咲さんを見かけると、ケンカ中の美咲さんに思い切って、クロがいなくなった、と声をかけました。

今回は、「前編」でした。物語は第7話に続くので、まだ途中なのですが、今回も良かったです。

椎名家の黒猫のクロとの出会い、母親の誕生日を祝いたいと父親に黙って家を出た兄妹との出会いが、たえ子さんの人生をどのように変えていくのでしょうか。

お鍋でササミを茹でた汁を作っている秀亮さんの足元に猫たちが集まっている冒頭の場面もかわいかったのですが、どの猫にも平等に接している秀亮さんにとって、黒猫のクロは、妻の陽子さんが仕事を優先した自分のせいで事故死したという過去を思い出させる存在でもあるのかなと思いました。クロはただそこにクロとして居るだけなのですが。

全7話のドラマなので、次回が最終回なのだと思います。たえ子さんや秀亮さんがどのように自分自身と向き合うことになるのか、次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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