「黒革の手帖」第3話

テレビ朝日の木曜ドラマ「黒革の手帖」の第3話を見ました。

銀座の高級クラブ「カルネ」のママの原口元子(武井咲さん)にクラブの経営計画を潰された山田波子(仲里依紗さん)は、東林銀行の世田谷北支店時代の元上司の村井亨(滝藤賢一さん)を訪ねました。村井さんは、元子さんが銀行を辞めた後、東林銀行の系列の消費者金融会社に異動になっていたようでした。波子さんは、元子さんが銀座でクラブの経営をしていることを村井さんに教え、村井さんから元子さんが銀行で何をしたのかを聞き出そうとしていたのですが、村井さんは波子さんには教えませんでした。そして、一人で銀座のクラブ「カルネ」を訪ねました。

衆議院議員の秘書の安島富夫(江口洋介さん)と話していた元子さんは、村井さんの来訪に少し動揺していました。安島さんは元子さんを脅すような横柄な態度の村井さんと元子さんとの関係性を心配しながらお店を出ました。

村井さんによると、藤岡支店長は左遷された後病気になったということでした。取引先の会社の娘の不祥事を隠すためにその罪を契約行員の元子さんと波子さんに着せようとしていた村井さんは、元子さんの横領事件の後に左遷された自分や支店長の境遇を、全て元子さんのせいにしようとしていました。元子さんは、左遷されたといっても普通の会社員よりはお給料をもらっているのだろうと村井さんに話していたのですが、村井さんはお金を貸せと元子さんに迫っていました。

一方、エステ会社の経営に迷っていた元楢林クリニックの看護師長の中岡市子(高畑淳子さん)は、院長の楢林謙治(奥田瑛二さん)に会いに行ってしまいました。楢林院長は、市子さんが裏帳簿を持ち出したことを責めて嘆いていました。後悔したらしい市子さんは、元子さんの部屋を訪ね、元子さんが楢林院長に出させた市子さんの退職金を元子さんに渡し、裏帳簿と一緒に楢林院長に返してほしいということを元子さんに頼みました。楢林院長に尽くしてきた市子さんは、あなたは幸せなのかと元子さんに訊き、お金では得ることのできない「女の幸せ」というものを、元子さんに説こうとしていました。

藤岡元支店長が亡くなったということを村井さんから電話で教えられた元子さんは、葬儀への参列を拒否して電話を切ったのですが、クラブの閉店後に一人で売り上げの計算をしていた元子さんの前に、村井さんが現れました。村井さんは、お金は貸せないと言う元子さんから、その代わりに私を殴ってくださいと言われて、思い切り平手打ちをしました。それでも気が済まない村井さんは、お金を貸せと言いながら、ネクタイで元子さんの首を絞めようとしていたのですが、その時、安島さんが元子さんを助けに来ました。

安島さんが警察を呼んだので、村井さんは慌ててクラブを出ました。元子さんは、やめてくださいと安島さんの電話を切りました。警察に通報されると困ることでもあるのかと訊く安島さんに、元子さんは、村井さんの妻子が困るからと答えた後、その場の雰囲気を変えるように、どこかへ連れて行ってほしいと頼みました。

安島さんが案内したのはビルの屋上でした。東京タワーの見える夜景を前に、こんなところがあったのかと気分を変えた元子さんは、安島さんにお見合いの結果を訊きました。亡くなった若槻議員の妻の貴子(長野里美さん)の出馬を応援するかどうかに迷っていた安島さんは、自身の選挙の票集めのために建設会社の社長令嬢の堂林京子(江口のりこさん)と結婚しようとしていました。元子さんは、私は恋愛にも結婚にも興味がない、銀座で一番のクラブを経営したいと言い、両親はお金に負けたから、私はお金に勝ちたいのだと話した後、映画の台詞で聞いたのかもしれないとごまかして、今度一緒に映画を見に行こうと言う安島さんと笑い合っていました。

後日、美容室の店長の牧野さん(和田正人さん)に髪をセットしてもらっていた元子さんは、銀座で一番のクラブ「ルダン」が売りに出されるという情報を得ると、それについて調べてほしいと牧野さんに頼んでいました。そして、黒革の手帖を開き、医大志望者向けの大手予備校「上星ゼミナール」の理事長の橋田常雄(高嶋政伸さん)を次の標的に選んでいました。橋田理事長は、裏口入学させた塾生の両親からお礼として渡された大金を借名口座に預金しているようでした。

脚本は羽原大介さん、監督は片山修さんでした。

今回は拡大版ではなく、通常の放送時間でした。福山雅治さんの主題歌がこのドラマに合っているかどうかはまだ分からなかったのですが、元子さんが横領の過去と財界人の借名口座の存在を知る銀行員時代の上司の村井元次長と対決する第3話も面白かったです。

元上司からの理不尽な脅しにも屈しない、武井咲さんの演じる“悪女”の元子さんの強さが良いです。

私は松本清張の原作の小説『黒革の手帖』を未読なので、それと比較をすることはできないのですが、今回が村井さんの回になったのは、元子さんが過去の犯罪に追い詰められる要素を描くためだったのでしょうか。

今回の元子さんは、前回の楢林さんの時のようには相手を倒していませんし、相手からお金を引き出してもいませんが、自分のお金への執着心を安島さんに打ち明けるということはしていました。安島さんは、元子さんの野心の良き理解者のようです。

次回の物語もそれなりに楽しみにしていようと思います。

それにしても、政治家が大きな会社や団体などと仲良くすることが選挙の際の「票集め」につながるという、いわゆる「組織票」と呼ばれるもののことが、私にはいまいちよく分かりません。幹部がある政治家を応援している会社の会社員たちや団体の職員たちは、この政治家に投票しなさいと幹部や上司の人から言われて、その命令通りに投票行動をするものなのでしょうか。誰がどの候補者に投票するかは自由なのですし、しかも匿名なので誰に投票したのかが公表されることはないのですし、そのような中で「組織票」が成立する理由が、私には分かりません。会社や団体の各個人が実際にその候補者を応援して投票しているというのなら分かりますが、この人に投票するように、と“目上の立場の人”に命令されたからという理由で命令通りにその候補者に投票するということなら、それは何だか奇妙なことに思えます。
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