「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASON」第3話

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ SECOND SEASON」の第3話を見ました。

第3話は、3年後に開催予定の東京オリンピックの警備補助班となった警視庁杉並中央警察署の生活安全課「なんでも相談室」(通称・ゼロ係)の刑事の小早川冬彦(小泉孝太郎さん)と寺田寅三(松下由樹さん)が、テレビ局での着ぐるみの仕事を終えた後、スマイリー福本(ダンディ坂野さん)が司会を務める低予算の生放送の情報番組「ゲッツDEワンダフル」の、ドラマの番宣ゲストの女優の菅野留美子(財前直見さん)と19歳のアイドルの坂巻奈々(増田有華さん)のグルメレポート対決を見学している最中、カルボナーラとアラビアータの料理が並ぶテーブルからアラビアータを選んで食べた奈々さんが突然苦しみ出してそのまま死亡してしまうという現場に遭遇する、という話でした。

子供の頃から留美子さんのファンだった冬彦さんは、留美子さんにサインをもらったりもしていたのですが、その後、奈々さんにはナッツアレルギーの症状があり、香辛料の強いアラビアータに使われたオリーブオイルにはナッツオイルが混ぜられていたことが分かりました。楽屋の奈々さんがスタッフの用意したシュークリームを食べたくないと叩き落としていたとスタッフが話しているのを聞いた冬彦さんは、犯人は体形を気にしていた奈々さんがアラビアータをその場で自ら選ぶように仕向けたのではないかと推理しました。冬彦さんは、犯人によるマジシャンズセレクトを気にしていました。

留美子さんと奈々さんが料理のお皿を選ぶ時、番組アシスタントのアナウンサーが料理のカロリーを二人に伝えていたのですが、それは番組プロデューサーの植松浩二(岡田浩暉さん)の指示によるものでした。奈々さんと妻子のある植松プロデューサーは、不倫関係にありました。取り調べを受けた植松プロデューサーは、事件当日、コンビニエンスストアでナッツオイルを買ったことを認めたのですが、殺すつもりはなかったと、殺害については否定し続けていました。

その頃、ゼロ係には、妻に毒を盛られて殺されると訴える区民の麻生恵一(木本武宏さん)が相談に来て、桜庭勇作(木下隆行さん)が対応することになりました。麻生さんは、最近体調が悪いのは妻が自分の食事に毒を盛っているからなのではと不安になっていました。

冬彦さんは、アイドルだった留美子さんが女優に転身したきっかけは、植松プロデューサーとの不倫だったということを思い出しました。殺された時の奈々さんの口紅の色が用意されていたものではなかったと知った冬彦さんと寅三さんは、奈々さんを殺したのは留美子さんだと考えました。

寅三さんと一緒にドラマの撮影中の留美子さんに会いに行った冬彦さんは、奈々さんを殺したのはあなたですねと率直に言いました。そして、奈々さんは生放送中のナッツオイルのアナフィラキシーショックで死亡したのではという留美子さんに、奈々さんの本当の死因はナッツオイルではなく、トリカブトの毒だと伝えました。冬彦さんと寅三さんは、トリカブトの毒を混ぜた口紅を留美子さんが奈々さんに使わせたと考えていました。寅美さんは、そのことを否定する留美子さんに口紅を見せて、この口紅に毒が入っていないというのなら使ってみてほしいと迫りました。近付いてくる口紅に動揺した留美子さんは、奈々さんの殺害を自供しました。

かつてアイドルだった女優の留美子さんは、かわいがっていた後輩のアイドルの奈々さんが植松プロデューサーと不倫をし、植松さんと結婚したいと言い出したのを止めるために説得しようとして、芸能界に固執するつもりはないと言う奈々さんから、その年で芸能界にしがみついているなんてと、長年の芸能人生、女優人生を全否定されたことに腹を立てて、奈々さんの殺害を計画したようでした。

留美子さんは、奈々さんに、植松さんと結婚したいなら不倫のことを生放送で告白すると追い詰めればいいと提案し、奈々さんからそう言われたことを楽屋に相談に来た元交際相手の植松さんには、奈々さんが言えなくなるようにすればいいと、奈々さんがナッツアレルギーであることを示唆し、植松さんが料理にナッツオイルを混ぜ、それを体形を気にしている奈々さんに選ばせるように仕向けました。しかし、ナッツオイルは、植松さんに罪を着せるためのものでした。留美子さんは、自身で用意したトリカブトの毒入りの口紅をメイク中の奈々さんのそばに置き、別の口紅を塗り終えた奈々さんに、その口紅の色は私が昔植松プロデューサーからもらった色と同じだと言って、奈々さんが自ら毒入りの口紅を使って塗り直すように仕向けたのでした。そうして、生放送番組でパスタを食べた奈々さんは、ナッツオイルのアレルギーと口紅の毒で死亡しました。

留美子さんが生放送番組で奈々さんを殺すことにしたのは、自分の女優としての演技を視聴者に見てもらうためだったようでした。留美子さんは、捨てたはずの口紅を寅三さんが持っていることを意外に思っていたのですが、寅三さんが本物ではないと教えると、女優の自分を騙すなんてすごいという風に少し笑って、連行しに来た警察と共に去って行きました。

体調不良で倒れた区民の麻生さんは、結局、ラーメンの食べ過ぎでした。若いアイドルにこれまでの人生を全否定された留美子さんの気持ちが同じ女性として分かると話していた寅三さんは、桜庭さんや事務職の本条靖子(安達祐実さん)や太田文平(戸塚純貴さん)に女優の留美子さんと自分を比べていると笑われていました。

なんでも相談室で留美子さんの昔のレコードの写真を見ていた冬彦さんは、副署長の氷川小百合(若村麻由美さん)に呼び出され、係長の亀山良夫(大杉漣さん)が胃腸を痛めていました。副署長室を訪れた冬彦さんは、留美子さんを逮捕する際に違法すれすれのことをしたと氷川副署長に怒られたのですが、そして副署長室を出ようとした時、氷川副署長が10年前の首相暗殺未遂事件の際に首相を守ってスターになった公安の参事官だったということを思い出しました。冬彦さんは、レポートにも書いたがと言った上で、自殺した狙撃犯とされた人物にはアルコール中毒の症状があり、そのような人物が遠くのビルの屋上から首相を狙撃したとは考えにくい、10年前の事件は冤罪だと氷川副署長に言いました。氷川さんが杉並警察署へ来たのは自分がそのレポートを提出したからなのかと考えた冬彦さんは、意味のない想像だと言う氷川さんに、根拠のある推測ですと答えていました。

最後は、前回と同様、冬彦さんが50年前の白骨を調べる場面でした。冬彦さんは、あなたは誰ですかと骨に話しかけながら、骨に付いている傷が、後から付けられた傷であることを確認していました。

脚本は高山直也さん、監督は竹村謙太郎さんでした。

第3話も、面白かったです。冒頭では、冬彦さんがなんでも相談室で寅三さんたちにトランプの手品を披露していたのですが、その「マジシャンズセレクト」が活かされていたミステリーでした。

口紅に毒が仕込まれている、というトリックは、以前にも何かのミステリー作品で見たことがあるように思うのですが、何の作品だったのかを今思い出すことができません。ただ、今回のドラマを見ていた私は、口紅に毒が仕込まれているのかもしれないというところには全く気付きませんでした。留美子さんと奈々さんが一緒にメイク室にいる場面はあったので、唐突な展開というわけでもなかったように思います。

マジシャンズセレクトという言葉を私はこれまで聞いたことがなかったように思うのですが、マジシャンズセレクトというのは、手品師がそれとなくお客さんの意識を誘導してお客さん自身が選んでいるかのように手品師にとって都合が良いものを選ばせる手法のことのようです。

私はほとんど手品に参加したことがないので、手品の場合のことは分からないのですが、例えば、普段の買い物などの時に、マジシャンズセレクトのような手法でお店のおすすめのものを選ばされているというようなことはあるのかもしれないなと思いました。

もしも奈々さんがパスタを食べる前に毒の口紅をなめてしまっていたならどうしたのだろうというところは少し気になりますが、そうだったとしても、あるいは留美子さんが植松さんと奈々さんを誘導するところから、この犯罪は、プロバビリティーの犯罪だったと言うこともできるものだったのかもしれません。

冬彦さんや寅三さんたちなんでも相談室のメンバーとの会話の場面も、テンポが良くて、それとなく自然でもあって面白いですし、それがメリハリとなって、ミステリーとのバランスを崩さないというところも、すごいなと思います。

「ナナナ」のいるテレビ東京の雰囲気を活かした感じも良かったですし、留美子さんの財前直見さんと寅三さんの松下由樹さんの“女優対決”も良かったです。

氷川副署長がどのような人物なのかということを冬彦さんが気付いたという進展もありましたし、再来週の放送になるという、次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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