「ウチの夫は仕事ができない」最終回

日本テレビの土曜ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」の最終話(第10話)を見ました。最終話は、バレーボールの試合の延長のため、夜10時25分からの放送でした。

前回(第9話)は、「仕事ができる」ようになった大手イベント企画に勤める会社員の夫の小林司(錦戸亮さん)が家庭よりも仕事を優先するようになったことに妊婦の妻の小林沙也加(松岡茉優さん)が不満を感じる話でしたが、最終話の今回は、3月に長男の歩が生まれ、いわゆる「イクメン」の父親になった夫の司さんが仕事よりも家庭を優先するようになったことに母親になった沙也加さんが本当は仕事に集中したいのに無理をしているのではないかと不安を感じる話になっていたように思います。

脚本は渡辺千穂さん、演出は佐藤東弥さんでした。

育児と仕事の両立を目指したい父親たちへ向けた「男ってつらいよ」という講演会を企画した司さんは、そこに妻の沙也加さんを招待し、飛行機のトラブルによって講演に来ることができなくなった教授に代わって、教授が言おうとしていた内容を参加者に伝えるために演説を始め、仕事よりも家庭を大切にする人のことを社会が「仕事ができない」と言うのなら、僕は仕事ができません、と断言していました。

妻の沙也加さんは、夫の司さんのことを「愛している」のだということは分かるのですが、司さんが沙也加さんを「愛している場」合よりも、夫の司さんに少し依存している感じでもあるのかなと思いました。沙也加さんは、司さんを「仕事ができる」人だと思い込んだり、「仕事ができない」人なのではないかと悩んだり、夫が「仕事ができない」ことを大らかに受け止めたかと思えば、夫が「仕事ができる」ようになったことで不安になったりしていて、家庭と仕事の両立やそのバランスの在り方をドラマは描いていたのかもしれないとも思うのですが、妊婦の方だからという以上に、少し情緒不安定の妻でもあるという印象でした。

最後は、司さんの姉の小林みどり(江口のりこさん)と司さんの会社の後輩の田所陽介(薮宏太さん)の結婚式の場面(謎のミュージカル調の要素も含む)でした。子供に接したり、結婚式に参加したりした独身の男女が、自分も子供を生みたい、結婚したいと思うようになるという流れも、何というか、少し古いような感じがしてしまいました。

会社員の夫の司さんと主婦の妻の沙也加さんの仲が良いということは、このドラマの全10話の物語に一貫していたことだと思うのですが、「ウチの夫は仕事ができない」というタイトルを考えた時には、(結局は「仕事ができない夫」は「仕事よりも家庭を優先する夫」という意味だったようなのですが)最後まで少し散漫的だったような気がします。

司さんの講演会での独演の場面が、私には少し長いようにも思えてしまったのですが、でも、このことがドラマを通して伝えたかったことであるなら、司さんがこの結論に至るまでの様子をもっと集中的に描いたほうが良かったのではないかなと思います。

それでも、ともかく、錦戸亮さんの演じる夫の小林司さんの穏やかで優しい感じも良かったですし、松岡茉優さんの演じる少し夫に依存気味でもあったしっかり者の妻の沙也加さんの(「ぶりっ子」になるかならないかのギリギリの)雰囲気もかわいらしかったように思いますし、気軽な気持ちで見ることのできたドラマでした。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム