「愛してたって、秘密はある。」最終回

日本テレビの日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」の最終話(第10話)を見ました。

父親の奥森皓介(堀部圭亮さん)を11年前に殺したのは警察に自首した母親の晶子(鈴木保奈美さん)ではなく自分だと、婚約者の立花爽(川口春奈さん)に伝えた司法修習生の奥森黎(福士蒼汰さん)は、拒絶するような反応を見せた爽さんから離れ、一人で自宅へ帰りました。その後、黎さんは、訪ねて来た刑事の一ノ瀬義男(矢柴俊博さん)から、爽さんに遺骨と凶器を郵送した人物の映像を見せられたのですが、映っていたのは母親の晶子さんでした。

母親が一人で庭から遺骨を掘り返したのだろうかと考えていた黎さんが、翌朝リビングへ下りると、そこには父親に日記のコピーを破った紙が散乱していました。置かれていたDVDを見ようとした時、黎さんはリビングにビデオカメラ設置されていることに気付いたのですが、DVDを再生したテレビ画面に現れたのは、日記を破りながら不気味に笑う黎さん自身の姿でした。

弁護士事務所の香坂いずみ(山本未來さん)に黎とはもう会わないと思うと話していた爽さんでしたが、自首をするといっていた黎さんが警察署へ行っていないということを知って、奥森家へ向かいました。しかし、そこにいたのは黎さんの別人格でした。もう一人の黎さんは、お前のこともお前の言うきれいごとも嫌いだ、偽善者だと言って、爽さんを追い返しました。

晶子さんと接見する香坂さんに付いて行くことにした爽さんは、そこに来た黎さんが、昨夜に自分と会ったことを憶えていない様子でいることを不思議に思っていました。そのまま3人は晶子さんに接見したのですが、黎さんは、爽さんだけではなく香坂さんにも、父親を殺したのは自分だと打ち明けたようでした。

黎さんが父親の日記のことを話すのを聞いた母親の晶子さんは、思い出したのかと驚いていたのですが、そうではないことを知って、事実を話し始めました。晶子さんは、黎さんが二重人格になっていることに気付いていました。

黎さんは、大学生の頃、母親が隠し持っていた父親の日記を読み、母親に日常的に暴力を振るう殺されて当然の人間だと思っていた父親には検事正の立花弘晃(遠藤憲一さん)の不当な取り調べに苦しんでいた側面があったということを知って、殺人行為を正当化しようとしていた自分の精神のバランスを崩し、殺人を正当化する部分を背負わせる別人格の「朔」を作り出したということでした。

朔から、言う通りにしなければ黎を殺すと脅された晶子さんは、黎が立花検事正の娘の爽と幸せになろうとするのを妨害したい朔の指示通りに、遺骨を掘り返したり、黎に脅迫メールを送ったり、崖の下の車のことを通報したり、爽さんの簪を盗んだり、それ一緒に遺骨と凶器を爽さんに送ったり、家に立ち入り禁止のテープを貼ったり、港北医科大学附属病院の消化器内科の准教授の風見忠行(鈴木浩介さん)の部屋に頭蓋骨を置いたりしたようでした。別人格の朔自身が基本人格の黎を脅すために行ったこともあったようです。友人の司法修習生の安達虎太郎(白洲迅爽さん)に結婚指輪を送ったり、高校生の浦西果凛(吉川愛さん)に戸籍謄本を送ったりしたのは、朔だったようです。黎の部屋に盗聴器を仕掛けたのは母親で、それは頻繁に出るようになった朔の行動を知るためだったということでした。

爽さんは、虎太郎さんから、黎さんの結婚指輪を返され、百の嘘も一つの真実には叶わないと香坂先生が言っていたと言われ、黎に会いに行くことにしました。爽さんを出迎えたのは、黎さんではなく、朔でした。朔は、父親を殺したことは間違っていないのだから自首する必要はないと開き直っていました。爽さんは、交際相手に暴力を振るわれていると警察に電話をかけ、やって来た警察が黎さんを逮捕するように仕向けました。朔の黎さんは警察に抵抗していたのですが、「償うんでしょ!暗いところから抜け出したいんでしょ、黎!」と言われると、黎さんに戻った黎さんは、ありがとう、と爽さんに伝えました。

風見さんは立花検事への殺人未遂罪で逮捕されていたのですが、その後、代議士の前園(東国原英夫さん)と病院長も、不正献金の罪で逮捕されていました。週刊誌に記事を寄せていたのは、爽さんの兄のジャーナリストの暁人(賀来賢人さん)でした。果凛さんは、黎さんの逮捕のニュースを虎太郎さんと街頭の大きなテレビで見ながら、黎ちゃんと会えて良かったと、さっぱりとした感じで、新しい生き方に向かって進んでいました。

爽さんは、退院する父親に、罪を償った人たちの居場所になりたいから検事ではなく弁護士になると伝えました。罪を犯した人間に未来はないと言う父親に、爽さんは、お父さんの罪もいつか許されると思うと話していました。

晶子さんと接見した香坂さんは、私にも離れて暮らす息子がいて、誕生日プレゼントを贈ったけれど送り返されたのだと、腕時計を見せていました。香坂さんの男性ものの腕時計は、一連の事件とは無関係でした。香坂さんは、母親として頑張っていたと晶子さんを励まし、晶子さんは、息子の黎と朔をよろしくお願いしますと香坂さんに頭を下げていました。

黎さんは、担当弁護士として現れた爽さんに驚いていたのですが、黎さんからの結婚指輪をネックレスにして身に着けていた爽さんから、指輪の「ずっと、ふたりで」と刻まれた言葉を見せられ、罪を償ったらあのチャペルで結婚式を挙げようと言われました。爽さんは、いいよ、朔がいても、黎は黎だから、黎のこと全部好き、と黎さんに言いました。黎さんは、ずっと二人で、俺と一緒に生きてください、と言い、爽さんと指切りの真似をして約束しました。

しかし、その後、拘置所の廊下を歩いていた黎さんは、「バラの香りがする」と、朔と入れ替わっていました。

脚本は桑村さや香さん、演出は河合勇人さんでした。

黎が父親を殺してから11年後に起きた父親の死に関する脅迫事件は、黎が「ジキルとハイド」のような二重人格(解離性人格障害)になっていたことから起きていたという展開の最終回でした。

ただ、前回を見た後に思っていたよりも、最終回の黎さんの二重人格の展開をそれなりに面白く見ることができたような気がします。

黎さんは、父親を殺した罪を抱える自分の現実逃避の思いから生まれた朔さんの存在を知らないまま、父親を不当な取り調べで追い詰めていた立花検事の娘だった爽さんと幸せになろうとしている自分を、無自覚の自作自演で追い込んでいたのですが、その流れの中には、逮捕されてちゃんと罪を償ったほうがいいのではないかというような黎さんの意識もあったのかもしれないなと思いました。

晶子さんは、黎さんに朔の存在を隠していたということなのですが、私としては、早めに伝えたほうが良かったのではないかとも思えました。晶子さんが朔さんと一緒になって積極的に(驚く演技までして)黎さんを騙す理由が、いまいちよく分からないようにも思えてしまいました。

このドラマでは、最近には面白い人や優しい人や涙脆い人を演じることが多くなっていた遠藤憲一さんの演じる立花さんが、ずっと厳しそうな、怖そうな雰囲気だったというところも、良かったのかもしれないと思います。

それでも、このドラマの物語が最終回までに全10話あったというのは、長過ぎたようにも思えます。「謎」を引き延ばす部分が多かったのかもしれませんが、全10話だとしても、例えば各話が30分のドラマだったなら、もっと面白く気軽に見ることができたかもしれません。

ドラマの本編の直後には、動画配信サービスの「Hulu」で配信されるというこのドラマの続き?の予告編が放送されていました。黎さんとその別人格の朔の対決を描く物語のようでした。「Hulu」の会員の方は見ることができるそうです。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、今朝の報道で、安倍首相が28日に召集される臨時国会で衆議院を解散し、10月に総選挙を行おうとしているということを知りました。内閣支持率が回復しかけていること(本当でしょうか)や、民進党の混乱などで、今解散総選挙を行うことが安倍政権にとって好都合だと判断したのだそうです。

安倍首相は自ら「脅威」だと主張している北朝鮮情勢をそれほど重く見ていないということなのかなとも思うのですが、今衆議院を解散して総選挙で自民党(と公明党)が勝ったなら、PKOの日報隠蔽問題や学校法人・森友学園や加計学園との癒着問題などに関する国会での野党からの追及も、安倍首相の思惑通りに?避けることができるのかもしれません。私には、安倍内閣の支持率というものが回復しているのかどうかは全く分かりませんが、小池百合子東京都知事の「都民ファーストの会」から派生した国政政党の「日本ファーストの会」の「一院制」導入の提案もおかしいように思いますし、政府が北朝鮮情勢(韓国軍も米軍も先日の北朝鮮の弾道ミサイルの発射情報を前日に掴んでいたそうですから、日本が米韓から仲間外れにされているとかでなければ、安倍首相もミサイル発射の情報を前日に教えられていたのだろうと思います。でも、もしもそうであるなら、なぜ「Jアラート」の警報をミサイル発射から数分後に出すようにしているのでしょうか)を利用して『日本国憲法』を変える流れを作ろうとするようなことにはならないといいなと思います。

あと、報道で見た、昨夜の台風18号の大雨による大分県の大洪水の被害にも驚きました。私のいるところは、夜中に風と雷と雨があったくらいで済んだのですが、台風の長く留まっていた沿岸部や日本海側は大変だったと知りました。先日のフジテレビの「にほんのれきし」の中でも歴史学者の磯田道史さんが話していたように、今はもう地球の時代が自然災害の頻発する時代に入っているということなのかもしれません。人間のような生き物が大きな自然災害を避けることはできないのだとしても、その被害を少ない状態に抑えることができ、生活環境をすぐに元に戻すことができるようになるといいのかもしれないなと思います。
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