「この声をきみに」第2回

NHKの「ドラマ10」の「この声をきみに」の第2回「友達はカエルくん」を見ました。

朗読をする江崎京子(麻生久美子さん)の声が忘れられず、朗読教室「灯火親」の前をうろうろしていた大学の数学科の准教授の穂波孝(竹野内豊さん)は、同じように朗読教室の前にいた声優志望の稲葉実鈴(大原櫻子さん)を、現実を見ろとバカにして追い返すと、穂波さんが来たことに気付いた朗読教室の主催者の佐久良先生(柴田恭兵さん)に声をかけられ、金曜日のグループ朗読会の体験の生徒として温かく迎え入れられました。

朗読したい本を持ってくるよう言う京子さんに、一週間あなたの声を忘れることができなかったが今日のあなたの声は不安定だ、思い違いをしていたのかと、余計なことを言って苛立たせていたのですが、金曜日、福島邦夫(杉本哲太さん)や柏原喜巳子(堀内敬子さん)、磯崎泰代(片桐はいりさん)、河合雄一(戸塚祥太さん)、熊川絵里(趣里さん)の自己紹介を必要ないと遮って、朗読したい本として一応持って行った数学の本は却下され、多数決で決まった、福島さんが持って来た絵本『ふたりはともだち』(作と絵はアーノルド・ローベルさん、訳は三木卓さん)を朗読することになりました。

大人が童話を読むなんて、と文句を言う穂波さんは、京子さんの指示で、福島さんの朗読を黙って聞くことになったのですが、絵本の朗読が始まると、手紙が届くのを寂しく待っているがまくんと、がまくんに手紙を書いた親友のかえるくんの物語の世界に入り込み、かえるくんが大事な手紙の配達をかたつむりくんに頼んだところに差し掛かると、なぜだと怒り出し、朗読を止めていました。穂波さんは、妻の奈緒(ミムラさん)が連れて出て行った、算数よりも国語が好きな7歳の息子からの手紙が届くのを待っている自分と、絵本のがまくんを重ねていました。

福島さんの『ふたりはともだち』の朗読はさらに、声優になる覚悟をするために家出をしてきたという実鈴さんの訪問によって遮られ、その日はそのまま解散することになってしまい、絵本の続きを知りたい穂波さんは、本屋さんの絵本コーナーにまで出かけるのですが、金曜の夜、朗読教室に行くと、文字で読んでも物語が頭に入って来ないと、福島さんに朗読を頼み、京子さんに今度は一緒に読むようにと言われて、福島さんと一緒に『ふたりはともだち』の続きを読み始めました。

竹野内豊さんの穂波さんのがまくんと、杉本哲太さんの福島さんのかえるくんと、片桐はいりさんの磯崎さんのかたつむりくんのいる絵本の演出が楽しかったです。しかし、手紙を待つ寂しい時が幸せな時に変わったがまくんとかえるくんの話を真剣に朗読し終えた穂波さんは、こんなことはあるはずないと怒り、絵本の物語の世界を全否定しようとして、京子さんに、それでも人生は良いものだと信じたいのです、大人にこそ絵本は必要なものなのかもしれませんと言われて、はっとしていました。

反省したらしい穂波さんは、妻に本の朗読のテープを送るという船乗りの福島さんやボランティアで読み聞かせをしているという柏原さんたちの自己紹介を受け入れ、自身も、数学者です、と自己紹介をしていました。

その後、穂波さんは、友人の数学教授の東原正規(松岡充さん)に紹介された軽い雰囲気の弁護士の力で、妻や子供たちと面会できることになったのですが、担当弁護士と一緒に現れたのは奈緒さんだけで、子供たちの姿はありませんでした。

作(脚本)は大森美香さん、演出は笠浦友愛さんでした。

第2話も面白かったです。協調性のない偏屈な穂波さんの感じが第1話よりも増していたような気がしますし、絵本の朗読をしている人がその絵本の世界に入り込んでいる演出も楽しく思えました。

『ふたりはともだち』の他には、北原白秋の詩「五十音」(発声や滑舌の練習などでよく使われています)、萩原朔太郎の詩「旅上」、『はだかの王さま』(作はハンス・クリスチャン・アンデルセン、絵は吉岡紗希さん)が朗読されていました。

穂波さんは、人の気持ちが分からない、という理由で妻の奈緒さんに家を出て行かれたようでした。京子さんの朗読を聴いて、人生を変えたいと思い始めた数学者の穂波さんは、確かに協調性がなさそうですし、コミュニケーションが得意というわけでもなさそうですし、空気を読んで行動するという人というわけでもなさそうでし、絵本や童話の世界を非科学的として退けようともしているのですが、位相幾何学や理論物理学について話す時はとても楽しそうですし、実は物語の世界に入り込むことができるほどの想像力の豊かな人ということなのかもしれないなと思いました。

次回予告の後のJUJUさんの「いいわけ」の流れるエンディングも楽しい感じがしますし、次回も楽しみにしていようと思います。
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Author:カンナ
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